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タイ(コロナ非常事態宣言)入国手続きの実態と注意点、所要時間

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テーマ：タイ(3307)

カテゴリ：旅

タイ 新型コロナウイルス(COVID-19) に対する

非常事態宣言 中ですが、経済への大ダメージを

軽減すべく7月末から特定ケースについては

入国を認めています。

現在の入国については日々、申請の方法や枠(人数)が

変わっており、大使館HPやVISA発行元などと連携して

申請書類を準備するしか無いです。

9月に入ってからは 非常に取りやすく なり、

10月以降の チャーター便も増発 しているので、

ずいぶんと楽になったと聞きます。

(その代わり、大使館が飛行機を予約するのではなく、

自分で予約してから行くことになりました)

基本的には大使館の予約を取り付けてCOEと呼ばれる

タイへの入国許可証とVISAを取得すれば、

あとはCOVID-19対応の明記がある保険や

病院で発行するCOVID-19陰性証明、Fit to Fly証明

※Fit to Fly証明は2021/4/1以降不要になりました

大使館の公式情報が全てなので、 大使館HP の案内を

こまめにチェックすることが早期渡航に重要です。

東京タイ大使館HP

ここではタイに 入国してから

待っているのかの実態と大使館HPの記載と違って

いる点などの 注意点 や空港でのトラブルについて

実体験を記載します

出発はタイ航空だったので成田T1です。

空港は信じられないほどにガラガラでした。

しかし、それでいてタイ航空だけは 長蛇の列 ができ、

50人は軽く並んでいました

3月にタイで非常事態宣言が発出され、緊急帰国した

ときのスワンナプーム空港の朝と酷似しています・・。

タイ航空の窓口は12か所がフル稼働していましたが、

窓口に並ぶ前に 「書類チェック」(1回目) があり、

ここでとても時間がかかります。

書類チェックはパスポート、COE、コロナ陰性証明、

Fit to Fly証明、保険、航空券など全てを見られます。

書類はさっと出せるように 準備しておいた方が良い です

その後、平常時と同じようにチェックインを行います。

ここではパスポートと搭乗券くらいしか見ませんが、

不慣れなスタッフだと凄く時間がかかります。

席にリクエストがある場合、 ちゃんと自己主張 しないと

席を聞かれないまま発券されてしまうのでご注意です

保安検査ですが、いつもより ずいぶんと厳しい です。

これまで日本では指摘されたことの無いベルトまで

指摘され、全てのポケットを触診されました。

・・・北米並みの厳しさです

自分の次の人は結局なにも金属を持っていないのに、

探知機にひっかかりまくって狼狽していました・・。

イミグレは従来通り顔認証ゲートが使え、利用者は

圧倒的に少ないため1分で通過できました

結局、列に並んでから イミグレを通過するまで1時間

かかりました

いつもプライオリティ・レーンを使わせてもらって、

チェックインからイミグレ通過まで5分程度で

済んでいたので、かなり辛かったです

しかし混んでいるのは、あくまでごく一部の手続き

のみで、基本的に人はいません

深夜便で早朝に着いたときより人がいません。

機内は基本的に席を ひとつ間隔で空けて座る ように

アサインされていましたが、稀に3人シートに3人が

密で座る ケースもありました

この辺り、徹底していないのはタイ航空だから

でしょうか、それとも大使館からの強い要望で

席確保した人の影響でしょうか・・・

飛行機内で乗務員さんは 防護服 を着て接客し、

2時間に1回検温をします。

酒類の提供は無い ですが、機内食は出ます

タイ航空は滅多に使わないので、この機内食が

平常通りか分かりませんが、普通の卵ガパオライス

でした。

もちろんタイ米です・・。

空路もすいているためか定刻より30分早く

スワンナプームに到着しました。

ボーディングブリッジを下りた瞬間から、

防護服の職員 が大勢待っていて誘導され、

さっそく 「書類チェック」(2回目) です

ソーシャルディスタンスが取られた椅子に

座って職員が来るのを待ちます。

ここで検温をしたのち、 T8.form という健康状態の

申請書類が配られます。

タイ大使館のHPではAOTのアプリをスマホに入れれば、

それで入国時の健康状態が申請ができると書かれて

いますが、 そんなことは一切なく、必ずT8.formに

記載して提出する ことが要求されます

てっきりAOTアプリを到着後に操作するのだと

思っていた人は、ここで慌ててT8を書かねばならず、

面倒くさい思いをしますので ご注意 ください

なお、T8.formには複数種類があります。

自分はタイ航空のリンクを印刷し、手書きしたものを

見せました。

T8.form(タイ航空公式HP)

追加で受けた質問は、

「日本のどこから来たの？」→　成田と回答し、

「タイでの電話番号は？」→　タイSIMの番号を回答

しましたが、タイの電話番号が無ければ無いと言えば

OKです

なお、結局AOTのアプリなんて入れる必要は

全くありませんでした

こういうことはタイでは日常茶飯事なので、

いちいち気にしていると、きりが無いですから

すぐに忘れましょう。

無事に申請書類のチェックが終わると、次はT8.form

のチェックに並びます。

「書類チェック」(3回目) として、各種書類に加えて

T8.formのチェックを受け、改めて症状の有無を

口頭で聞かれます(英語)。

病気の諸症状が書かれた紙を見せられ「症状ある？」

と聞かれるので、無ければ「NO」と答えます。

なお、自分はここで交代したばかりの職員によって

大きなミス をされました

タイあるあるですが、”交代したばかり”の店員、

”交代したばかり”のホテルフロントなど、

交代したばかりのタイ人が行う業務クオリティは

驚くほどに低いです

見るからにやる気も無いですし・・・。

続いて職員に先導され、どこのホテルに宿泊するのか

を聞かれます。

ここで ホテル名と氏名 を答えます

職員は全入国者のリストを持っているので、ここで氏名と

ホテル名の照合を行い、OKが確認取れると 「ASQ***」

という数字の振られた名札を付けられ、以降はこの名札で

識別されます。

ここまでで健康状態やASQホテルの宿泊といった確認が

完了したため、最後に COEのチェック を行います。

職員に先導され、イミグレーションの直前に作った

特設COEチェックブースで 「書類チェック」(4回目)

を受け、ここでCOEとT8.formが回収されます。

ここをパスすると、晴れて入国審査の事前チェック

は終了です

イミグレはいつもよりガラガラで3人ほどしか並んで

いないので気楽な気持ちで並び、やっと終わったなあと

溜息をつきつつ、念のため手元の申請書類をチェックして

おこうと思い、ふと見ると・・・・

全然知らない人のCOEとWP3が混ざってます

これは酷いです

いい加減なタイ人でも、これだけの職員が何度も

チェックしているに関わらず、見ず知らずの人の

申請資料を混ぜこぜにしてくるとは・・・

思い当たるのはT8.formチェックの彼だけです。

それ以外は目の前で書類チェックをするので

何をしているのかこちらも見えていますが、

T8.formチェックカウンターだけは机越しで見えない

状態のなか書類チェックをされるので、そこで混ぜられた

のは確実です

もっと早くセルフチェックすればよかったと激しく後悔を

しました

自分の資料は揃っているのでイミグレを越えられますが、

一度越えてしまうと、そこはもうタイ王国なので、

無国籍地帯のイミグレ前に戻る必要性を説明するのが

難しいですし、イミグレ外の職員はCOEの手続きなど

ほとんど認知していないため、説明しても理解してくれない

恐れがあり、そんな連中にこの全然知らない人のCOEと

WP3を託すわけにはいかないので、急遽イミグレの列を

抜けて 走り戻り ました

(WP3：タイ国での労働許可をあらかじめ取得した

ことを示す用紙で、タイにてWork Permitを取得する際に

必須となるVISAと同等に重要な書類です)

当然、 空港の警官 は突然イミグレの列を抜けて走り戻る

自分を 追いかけてくる ので、追いつかれる前に先ほどの

COEチェックブースまで戻って、仕組みを理解している

職員を捕まえて、その職員と自分を追ってきた警官と

3者で話をして事なきを得ました

実際はその職員さんが警官に説明してくれました。

慌てたため疲労3倍増でした・・・

しかし、今思うと話が通じる職員で助かりました

最後の最後でトラブルに見舞われましたが、後はいつもの

イミグレで入国のスタンプをもらうだけです。

・・・が、ここも いつもより厳しく なっていて、

結局は直前で提示した書類をまた要求され、

「書類チェック」(5回目) です・・

また、入国審査官によっては「宿泊ホテルはどこ？」、

「タイでの仕事はなに？」なども聞かれたようで、

普段無言のイミグレに慣れていると驚かされます。

こうしてなんとかイミグレを越えて、カルーセル前に

ついたときに時計を見たら 2時間と3分 が経過してました

しかし、ここで解放されるわけでは無く、次は 到着階の

一番近い出口(#9) に一列で誘導されます。

ASQ***の名札はここで回収され、ホテルの担当者に

誘導されます。

#9出口を出ますと、ホテルの担当者に車まで

案内してもらいます。

日本の今年の夏を思えば、まだましですが、

やはり外なので暑いです。

防護服着ている人は汗だくで大変そうでした・・。

ここでも配車がうまくいかず、何だかんだで20分ほど

待ちましたが、まあ仕方がないと思います。

その後は感染症対応をした車に乗り込み、ホテルの

専用入り口まで連れて行ってもらいました

ホテルはアソークのソラリアでしたが、降機から

結局 3時間 かかりました

先日、101日ぶりにタイ国内感染者が出たと発表が

ありました。

宿主が無いと生きていられないウイルス感染は

ひとりぼっちではできない為、

実際は国内に感染者がそれなりにいるとみています。

これはどのタイ人に聞いてもみな、同じ意見です。

政府の国内感染者0名を信じるタイ人はいません。

また、日本人が入国後、ASQホテルでCOVID-19陽性

反応が出たケースも発生しており、穏やかじゃないです。

そんななか、この土地で働かなきゃいけないのは

色々としんどいのですが、国のインフラストラクチャに

貢献し、タイの人々やここを訪れる人々の役に立つ

だろうと思い、何とか完了するまでやりぬかないと

なりません。

ソラリアホテルでのASQの様子や食事の全メニュー

はこちらのブログに書きました。

ソラリアASQ滞在の詳細、全メニュー

紫外線量が日本の数倍 にもなるタイの日差しに耐える

には高性能なサングラスが必須です。

レイバンは 色再現性 が非常に高いので目も脳も

疲れませんし、誰がかけても超かっこいいです。