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井上陽水のむかーしのライブCD「もどり道」というのを最近ずっと聴いている。
聴くたびに思う。あと10年早く生まれたかった。私はこのころの「フォーク」が大好きなのだ(以前も書いたが)。自意識が異常に高い陽水のMCまでもが70年代の雰囲気をとてもかもし出している。
一曲目の「夏まつり」という曲には思い出がある。高2の文化祭で、友人とアコギ2台でライブをやったとき、友人がこの曲を歌ったのである。
友人は声が低く、何とこの曲を1オクターブ低く歌った。何とも地味な仕上がりだった。今回私は初めて陽水の歌う「夏まつり」を聴いた。よい。友人の「夏まつり」はお経みたいだった。
何で二十歳のころ、このアルバムを買わなかったんだろう。自分の音楽の志向が変わっていたかもしれない。弾き語りにしても、バンドをつけても、パフィーが歌っても陽水の曲はいい。
「夏まつり」といえば、私が高校生のときは長淵剛が大人気で、文化祭では皆長渕の「夏祭り」という曲をやっていた。私は聴いていなかったのであるが、あんまり皆がやるのでイントロを聞きかじりでコピーしてしまったくらいである。
最近その長渕「夏祭り」が入っているCDを聴いたら、ギターが曲中で走ることこの上ない。あの頃は気がつかなかったがデビュー当時の剛はリズムが甘かったのだ。
ああ懐かしいあの頃。「もどり道」があったらそっと覗いてみたい。もう一回やれといわれたらちょっと嫌だけれど。