ドルフィン・ヒーリング・タイム～私は主婦ヒーラー

9月9日。

ヨッシーの月命日。

小笠原の、あの日からもう一か月。

先日ヨッシーのお姉様と電話でお話する機会をいただけた。
ご葬儀を執り行われ、それを一つの大きな区切りとし、

遺された者は徐々に日常の生活に戻っていかなければいけない。

悲しみはそう簡単に癒えるものではないけれど、
日々の暮らしの中で、
やらなければいけないことがあることが
実は大きな救いになっている。

私の場合は札幌の母が亡くなった時、子供たちがまだ小さくて、
子供たちの世話をしなければいけないことで、

なんとか自分を保っていられたようなものだ。

火事場の馬鹿力・・という言葉があるが、

ギリギリの状況でどういう行動がとれるのか・とるのか。

母は長患いだったし、札幌と埼玉とで物理的に離れており、

いつ何があっても・・と、
最期の時にそばに居られない覚悟はできているつもりだった。が、いざその時になると私の覚悟というのは、
なんとも頼りないモノだったのだろうかと思い知る。

私は輪廻転生を信じている。
意気揚々とこの世界に生まれ、
魂の成長に必要な体験を済ませ、

またもとの世界に戻っていく。
それが自然の流れであり、
何人も止める事の出来ないモノであると知っている。

肉体をもった私という存在は、
輪廻転生の流れの中で、ほんのごくごく一部であり、
ほんの一瞬の存在でしかないと理解しているつもりなのだが、
どうも、この肉体というものにしがみつき、
この世が全てと錯覚をおこしそうになるのである。
悟りの境地には、まだまだ修行が足りないというコトなのだろう。

あくまでも「理解しているつもり」であって、
「理解している」にはどうも程遠い。

まだまだ修行が足りないぞということであり、
やるべきことがまだまだあるぞというコトなのだろう。

今回の事を通して本当に色々考えさせられた。

人生の折り返しを過ぎた今、
どう生きるのかどう死ぬのか。
日々やりきったと言える生き方を模索していかなければと
いつになく真面目に考える私がいる。

「悔いの残らない生き方」ができるかどうか。
正直、そんな風に生きるのは結構難しい氣がしている。

私の場合そう簡単に悟りが開けるはずもなく、
俗っぽさ全開で「あれもしたかった、これもしたかった」と、
ブツブツ文句を言いそうな気もするのである。

が、せめてそれを誰かのせいにはしたくはない。

「アンタのせいであれが出来なかった・これが出来なかった」と、

死んだ後にオバケになって彷徨って、
主人や子供たちにまとわりつくような生き方だけはしたくない。

オバケにならない生き方。
せめてこれだけは叶えたい。

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