火精人キムのオリボープラザ

Mar 14, 2005
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カテゴリ: 火精人の独り言
今世界で注目されているホットなVIPが二人もやってきました。



昨日、3月12日(土曜日)はベネズエラの「国旗の日」でした。

前の晩、ちょっと遅くまで友達と飲んでいたので、ついつい起きるのが遅くなってしまった。

でも、最近首都滞在の連続でご無沙汰していた週末の「キープウォーキング」を再開しようと、ジョギングシューズを履いて外へ。



さすがに「国旗の日」だけあって、ベネズエラの黄・青・赤3色ストライプの鮮やかな国旗が、いたるところに揚げられている。

日本の日の丸と比べると、かなり派手なベネズエラの3色国旗。

朝早くからお日様がガンガンに照るこの熱帯の国には、どういうわけかその派手さが良く似合う。



歩き始めてすぐに、国旗が普段よりも多いこと以外に、ちょっといつもと町の雰囲気が違うなと感じました。

やたらと交通量が多い。



なんでやろうと思いつつ、空港へと続くタチラという高級住宅街のメインストリートへ入って行ってその理由が分かりました。

眼前には自動小銃を持った国家警備軍の軍人さんが一定間隔を置いてずらりと立っている。

「ああ、そう言えば、今週末にチャベス大統領がシウダボリバルに来るって言ってたな・・・」



キムが住むシウダ・ボリバルは、一応ベネズエラで一番大きな州(だったと思う)のボリバル州の州都。

でも、人口はせいぜい2、30万人で、大して重要な産業もない、小さな町。

では、なぜそんな田舎町にわざわざ大統領が来るのか?

それは、国旗の日だった昨日12日に、シウダ・ボリバルの郊外に14年間も使用されず放置されていたトラクター生産工場が正式にオープンし、そのオープニングセレモニーにチャベス大統領が出席することになっていたのです。

それも、もう一人の世界のVIPと一緒に。

そのもう一人のVIPとは、イラクの次にアメリカの軍事侵略のターゲットになっている イランのハタミ大統領

実は、この14年間無使用放置されていたベネズエラ初の国産トラクター生産工場、イランの技術協力を得て改装オープンすることになったのです。





いつもより交通量が多いと感じたのは、警備目的で、空港周辺道路が全部封鎖されていて、ほかの通りへと車が全部集中していたから。

と言っても、こちらはただのウォーキングエクササイズ中のチーノ、じゃなかった、ハポネス。

いくら大統領が来るって言っても、いつもの自分のウォーキングルートを変えるのもしゃくだし、歩道は封鎖されてないみたいだったので、軍人さんたちが並んで警備している中を通って行きました。

しかし予想どおり、2回ほど軍人さんに止められました。

1回目は、自分の行き先が空港の横の公園であることを伝え、簡単なボディーチェックを受けてパス。



とは言うものの、行き先である公園は、空港敷地のすぐ横にあるので、滑走路と金網フェンス一つをはさんでいるだけの道をどうしても通らないと、公園には着けない。

また別の軍人さんに聞くと、公園は今日も開いているということだったので、その公園に行きたいんだと言って、その道を通らせてもらいました。



その時ちょうど目の前の滑走路に、シウダボリバルへの運行がないはずの航空会社の飛行機(最新のボーイング)が、爆音を立てて着陸して来ました。

続けて、小型のプライベート機が着陸。

どうやら前のボーイングにはハタミ大統領の一行が。

後の小型機にはチャベス大統領が乗っていたようです。



2時間ほどして家に戻ってテレビをつけると、先ほど空港に到着した2人のVIPは、すでに郊外のトラクター工場に着いていました。

テープカットの後、記者会見。

生まれて始めて、イスラム国の大統領のスピーチをライブで聞いた。

確かイランは米国政府が決めた「悪の枢軸国」に含まれていたことを思い出しました。

しかし立場が替われば、悪が善になる。

チャベス大統領はハタミ大統領のことを、「エルマーノ(兄弟)、ハタミ」と呼んでいました。



国内政治の安定を確実にし、最近は特に外交に力が入っているように見える反米のリーダー、チャベス大統領。

彼の外交先を見ていると、米国発のニュースでは見えない、将来の世界の動きが垣間見られます。

そんなチャベス大統領の3月に入ってからの外交先は、ウルグアイ、インド、カタール、フランスでした。



米ドルと軍事力で世界を牛耳ろうとするアメリカ。

そんなアメリカの孤立化を狙って、着実に絆を強めるその他の国々。

最終的にその勝敗がどちらにあがるか、その結果はもう見えているように思えます。

いくらアメリカと言えども、全世界を敵にまわして勝てるはずがない・・・。

「世界の嫌われ者」の運命は衰退、崩壊です。

現在のアメリカのその無謀な政策を見ていると、そのあまりもの無謀さに、可哀想になってくる。

衰退、崩壊した後のアメリカという「20世紀の大国」を、救ってあげるのが、「和」の国でしょう。



最後に「エルマーノ、ハタミ」が昨日語った言葉を・・・

“El presidente de Estados Unidos, en su obsesión de ser el dueño del mundo, ha dicho que es un enviado de Dios para salvar al mundo. Dios nos tiene que salvar de él para salvar al mundo”

「全世界を自分の所有物にすることに取りつかれている米国の大統領は、『自分は世界を救う神の使者だ』と言ったことがある。(しかし)世界を救うためには、神は我々を彼(米国大統領)の手から救わなければならない」





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最終更新日  Mar 14, 2005 05:33:24 AM
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