おしゃれ手紙

2014.01.26
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テーマ: 愛しき人へ(903)
カテゴリ: 父の麦わら帽子
鮭の瓶
初対面の人とでも、まったく頓着なく、昔からの友人のように話していた。
母は、歌が好きで陽気でよく笑った。
だから、うちには、よく客が来た。

岡山から龍野市に引っ越しても、新しく住み始めた村の住人と親しく話した。

当時は、古くから住んでいる人たちは、道普請などを一緒にやることで、
地域の意識が強かった。

そんな中で、新参者の父と母はすぐ打ち解けて仲間に入った。
それどころか、新年会は、うちでした。



うちに負担をかけまいと、肉や野菜、酒を持参でうちで新年会を毎年やっていた。

彼らは口々に、
「この家は、夫婦揃って、おもしろいから・・・」と言っていた。
客が好きな父と母は、子どもの頃から私たちにいつも言っていたことがある。
「この家に来たら、誰の客でもない。
みんなの客だ」と・・・。

父は好きな酒をたらふく飲んで大笑いしながら喋りまくった。
母も話に入ってよく笑ったし、請われれば、歌った。

そんな時、私と妹は、宴会が楽しくいくようにと、下働きをした。

父や母ほどの社交性は、ないものの、私が宴会やもてなしが好きなのは、その頃の思い出があるからかもしれない。
■上の写真は、酒好きの父がもらった「酔仙」という酒の空き瓶。


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昔 ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2014年1月26日 *父の麦わら帽子:目次*
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Last updated  2014.01.27 23:01:56 コメントを書く
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