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2004.06.11
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カテゴリ: ■えいがとご本
はなればなれに

<原題:Bande a Part 1964年,フランス,96min,mono>

監督 ジャン=リュック・ゴダール
原作 ドロレス・ヒッチェンズ『おろかものの黄金』
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
撮影 ラウール・クタール
編集 アニエス・ギュモ
音楽 ミシェル・ルグラン
出演 アンナ・カリーナ
     サミー・フレイ
    クロード・ブラッスール

    およびルーブル美術館の守衛たち


このえいがは、ぱんのベスト3にはいる映画です。

みた回数とその映画へのあいじょうは、
必ずしもイコールになるとはおもっていません。
が、このえいが、もう10回ほど見てるのです。
(うち2回はスクリーンで見ました。)
これなら ハスミン教のかたがた (*注)にも、胸をはって好きだといえましょう。

なにがよいって、そのすべてのシーンが素敵すぎる!!
そして、当時23才だったアンナ・カリーナがかわいすぎる!!!!
(当時は監督のゴダールのおくさんだった)

その他にもゴダールの映画で彼女が出ているものもありますが、
これがだんとつでベストだと思います。
製作はアヌーシュカ・フィルム(アヌーシュカはアンナ・カリーナのあだ名)名義なのですが、
わざわざこの映画のために設立した会社のようで、
そのとおり、これは彼女なしでは成立しなかった映画です。


それはたわいもない、超B級のストーリー。
それがまたかえって、この映画にはプラスにはたらいていますが。
(うえの画像から公式HPにいけますので、ストーリーを見てみてください。
 またここで予告編のムービーもみれます。映画のイメージそのままです)

全編モノクロなのに、
すべてのシーンがポップで、デタラメで、オフビートで、キュート、
それでいてユーモアと、おどろきと、アイディアにみちた作品です。
とくに中盤、カフェのシーンでのダンスはすばらしく、インパクト大、です。
なんてったって、ぱんのお母がマネしたくらいですから。
(いっかい見せただけなのにな……)
ちなみに、うえの画像はダンスシーンのひとコマなのですが、
ぱ家の玄関には、この画像とおなじポスターがかざってあります。
あとポストカードも。うひー。

ちなみにゴダール的には失敗作だったようです。
劇中ですべてがおわってしまったあと、フランツがオディールにこういいます。
  「人々が一体にならないのは変だと思わない?」

   皆がバラバラで、不信と悲しみを抱く。」

これが、彼がこの映画でいいたかったことなのでしょう。
ようするに『人と人とが断絶するが故に、悲劇は巻き起こる』というようなことです。

でもでも、このえいがは、そんなマジメなテーマを語らせるには、
すばらしくポップすぎるのです。
そのため主題が、映画の持つポップさにかききえてしまっています。
だから「失敗作だ」といったのでしょうね。
…うーん、いだいなる失敗作だ。
ぱんはゴダールの映画は初期~中期~最近のまでみているのですが、
思想をふりまわしているやつはあまり好きではなかったです。
だから彼の失敗作くらいが、ぱにとってはジャストなのでしょう。
(ぎゃくに『中国女』とかつきぬけてたのはOKだった)

「ゴダールとか、なんか鼻についてムカつく!」というひとも、
このえいがはぜひぜひおすすめ。
ただし、ビデオレンタルはしてないのがちょっと難点…
(最近DVDがでたようで、ファンはおおよろこび!)


*ハスミン教のかたがた…
元東大総長の蓮実重彦(通称ハスミン)著の、 『映画狂人日記』 の冒頭にかいてあることばを信奉している、シネフィル(映画狂)のこと。
ここには「スクリーンで2回以上見ていない映画を好きだと言ってはいけない」など、
鉄の掟とも呼べる決まりがいくつか存在している。






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Last updated  2004.09.13 02:14:05
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