おじん0523のヒロ散歩

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2023.09.19
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カテゴリ: 国内旅行

摩周湖から降り立ち硫黄山の駐車場へ。

2015年7月9日(金) 9:50

所在地:北海道川上郡弟子屈町川湯
アトサヌプリは、第四紀火山で標高は512m。活火山に指定されており硫黄山とも呼ばれている。
ここも根室と同じように48年ぶりの訪問であった。
硫黄山レストハウスの夏季駐車料金は、摩周湖第一展望台との共通券で乗用車は500円。


硫黄山の名は、狭義には明治年間にアトサヌプリの麓にあった硫黄の鉱山のみを指すことがある。
当山付近をさす地名には「跡佐登」の字を用いる。 


48年前に訪れた昭和42年(1967)5月2日(火)の写真。





ズームアップ。


硫黄山の歴史
現在は川湯温泉の源として有名な硫黄山(アトサヌプリ)だが、明治初期から昭和30年代にかけ
ては、硫黄を採掘する鉱山として利用されていました。当時、硫黄はマッチや火薬の原料とし
て需要が高まっていた鉱物で、近くでは雌阿寒岳や知床硫黄山でも採掘が行われていた。
この硫黄採掘によって、ほぼ未開の地であった弟子屈・釧路を含めた道東の産業が急速に発展
していったのでしたと。


茶色の山肌には無数の噴気孔があり、硫黄分を含んだ白煙が立ち上る様子は迫力満点。一帯に
は硫黄の匂いが立ち込めています。噴気孔のすぐ近くまで行くことができる。


噴出孔の硫黄。


枯れた木の根が転がっていた。



斜里岳は北海道の知床半島にある火山で標高は1,547m。斜里岳道立自然公園に属し、深田久弥
による日本百名山に選定されている。清里町の観光スポットの一つである。


つつじヶ原探勝路入口
注 意
この付近一帯は火山活動による熱蒸気噴出孔及び100度近い熱湯が湧き出ておりますので、
足もとなどに十分注意して下さい。


つつじヶ原自然探勝路

硫黄山から出る火山ガスや、酸性土壌などに耐えられる高山性の植物たちが特異な生態系を展開
している貴重な場所となっている。植生は川湯温泉街に近い方から「針葉樹林帯」「広葉樹林帯」
「イソツツジ帯」「ハイマツ帯」とハッキリ分かれている。


エゾイソツツジ (蝦夷磯躑躅)
硫黄山の山麓には、およそ100haもの広大なエゾイソツツジの群落が広がっています。
硫黄成分のために酸性化したこの土地には、限られた植物しか生えることができません。エゾ
イソツツジは、酸性土壌を好む北海道の固有種。厳しい環境の中でも可憐な花をつけ、毎年6月
~7月にかけて川湯温泉の初夏を美しく彩ります。
既に咲き終わったエゾイソツツジの群落。


花の特性
エゾイソツツジは北海道の固有種で、草丈30~70センチくらいの常緑小低木。高山の礫地で見
ることもあれば、火山灰地や湿原に生えていることもある。中でも、川湯温泉硫黄山麓の100
ヘクタールもあるエゾイソツツジ群落は圧巻である。花は、可愛らしい小さな白い花が多数集
まって球状に咲き、長い雄しべが特徴的である。


一部咲き残りのエゾイソツツジをズームアップ。


川湯温泉から硫黄山をめぐる
つつじヶ原の散策と馬車の旅


10:05
硫黄山レストハウスの駐車場に馬車。
この後、美幌峠への途中にある川湯温泉駅へ立ち寄る。


国道391号沿いにある ”川湯パーク牧場” 。
川湯温泉駅から徒歩10分で初心者でも体験乗馬からトレッキングまで楽しく乗馬体験ができる。


10:15
JR釧網本線 川湯温泉駅
所在地:北海道川上郡弟子屈町川湯駅前1丁目1
昭和38年(1963)に硫黄山での硫黄の採掘事業は終わってしまったものの、昭和5年(1930)に国
有鉄道・川湯駅(現・JR川湯温泉駅)が開業し、翌年に釧網線(現・釧網本線)が全線開通、そして
昭和9年(1934)に阿寒国立公園(現・阿寒摩周国立公園)に指定されたことによって川湯温泉は湯
治場として、硫黄山は観光名所として多くの人が訪れる場所となった。


川湯温泉の玄関口JR川湯温泉駅は、三角屋根が特徴のクラシックな駅舎。駅の構内には足湯が
ありバスや列車を待つ人だけでなく、駅前のレストランや雑貨店を訪れた人たちにも人気。


駅舎の正面には「川湯温泉駅」と。


写真は前回訪れた昭和42年(1967)5月2日(火)に撮影。右側は改札口。
駅舎には「川湯駅」。駅前は殺風景であった。


川湯温泉駅近郊の観光案内MAP。


下りの斜里・網走方面。
JR釧網本線は釧路と網走を結ぶ、道東の大地を南北に走る169kmのローカル線である。車窓
からは釧路湿原や斜里岳が望め、北海道らしいスケールの大きな風景が楽しめる路線である。


上りの釧路方面。
しかし全線を通じて走る列車は1日5往復、釧路駅6時41分発網走行の次の網走行は10時24分
となるので、途中下車の場合は数時間待つことが必要と。


10:20
川湯温泉駅から国道391号を走り突き当りを右折して美幌峠へ向かう。


10:45
国道243号 (パイロット国道) を進み途中道路脇に車を停め屈斜路湖を見下ろす。
右方向は和琴半島であろう。後方の山はどちらが摩周岳?。


屈斜路湖の和琴半島をズームアップ。
後方の山は?


10:50
道の駅[ぐるっとパノラマ美幌峠]
所在地:北海道網走郡美幌町古梅
道東の主要都市である釧路・北見等を結ぶ国道243号上の阿寒摩周国立公園内にあり、国土交
通省より毎年発表される北海道「道の駅」ランキング景観部門では6年連続の1位を獲得。
年間60万人の来場実績があるエリア屈指の観光拠点となっておりますと。
道の駅にある美幌峠レストハウス。


美幌峠レストハウス内にあった高価な彫り物。
「<特彫> 龍光作 生きる お食事中だよ \840,000」。


道の駅[ぐるっとパノラマ美幌峠]MAP
周辺の標高は約525m、眼下には日本屈指のカルデラ湖「屈斜路湖 (くっしゃろこ)」を一望で
きる美幌峠の頂上に位置する道の駅である。


美幌峠に咲いていた小さな花。


阿寒国立公園美幌峠
屈斜路湖  面積 79.5k㎡、周囲 58km
中 島   面積   5.7k㎡、周囲 12km 
左から斜里岳 1,546m、サワンチサップ山 520m、マクワンチサップ山 574m、
硫黄山 512m、摩周岳 857m と。


下段展望台に立つ美幌峠標柱。


東方向の屈斜路湖、中島を見下ろす。


右の坂道を登ると美幌峠頂上展望台。
釧路川は屈斜路湖を源流としこの方向から釧路湿原へと流れる。


左側は国道243号 (パイロット国道)。
美幌峠へは屈斜路湖の湖畔から上ってくるのだ。


国道243号 (パイロット国道) ルート図
パイロット国道は、北海道網走市の南4東1交差点から始まり、南進して屈斜路湖のそばを通り
過ぎ、別海町から根室市に入り、根室市厚床で44号に至るまでの 173.1kmである。
国道244号は網走からオホーツク海沿い、根室海峡沿いと、海沿いを走って厚床に至るのに対し、
この243号はずっと内陸部を走る。昨日走った野付半島辺りは国道244号。


屈斜路湖の奥には川湯温泉街がある。


左に中島、右奥に和琴半島。正面奥は摩周岳であろうか。


美幌峠レストハウス、下段展望台を見下ろす。


11:00
美幌峠頂上展望台からの眺望。
下を国道243号 (パイロット国道) が南下している。

頂上展望台にケルンが積まれていた。


屈斜路湖は自然湖で日本最大のカルデラ湖である。全面結氷する淡水湖としても日本最大の面積
を持つ。1934年、全域が阿寒国立公園に指定された。


国道243号 (パイロット国道) はこの先で大きく曲がり手前に下る。
右側には斜里岳。


カメラを右に振り中島。


更に振り和琴半島。


頂上展望台から西方向の草原を望む。
草が伸び放題になっていないので放牧場であろうか。


この後の行き先は、美幌峠から南下して下の道(パイロット国道)を走り阿寒湖へ行くことに。


美幌峠標柱前で記念写真。


美空ひばり「美幌峠」歌碑。
昭和61年発売の美空ひばりの『美幌峠』を記念して『美幌峠』歌碑が立てられた。
美空ひばりの「歌碑」は全国に多いのですが、北海道ではここだけです。
本人が亡くなる(享年52歳)前に「元気になったら必ず、見に行く」という手紙が届いており、
その手紙とカセットテープが、レストハウス「ぐるっとパノラマ美幌峠」の2Fのラウンジ
に展示されていると。


草原の上に木が5~6本。冬の雪景色には何もないのでこの木がアクセントになるのでは。


11:25
美幌峠レストハウスを見下ろす。
道の駅の駐車場には自衛隊の車両が多く駐車していた。



                                     ー 続く ー





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最終更新日  2023.09.19 09:26:23
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