2016年12月16日
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カテゴリ: 書評


宮廷内外に目配り 小田部雄次編『梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和ー』(小学館)


 それにしても明治天皇崩御も、関東大震災も、昭和の敗戦も.見聞ではなく、現場に立ち会う立場にあった.
 これから読了を迎える読みかけ中.

 佐賀・鍋島家の息女から、<宮家整理>で皇族から臣下に転ずる.
 その息女・方子という女性も満州国皇太子に嫁ぐが、こちらとて国家政策の方向で<悲運>と申すほかない.

 <転変>を予測して記載を始めたとはおもえないが、<華族>の内と外を筆致の文で描き出す.
 確か「病弱と伝えられる大正天皇の毅然とした姿」を「記載の文あり」と、読んだことがある.本書であったか.該当箇所に接した.

 編者・小田部雄次氏の解説に好感.時系列ではなく、ひとりの女性の関心事にあわせ、原典引用とその解説で構成されている.解説を読むだけでも、筋がみえてくる、か.(小学館 2008年).





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最終更新日  2016年12月16日 08時42分16秒
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