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Paganus

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2008.08.28
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カテゴリ: 日々雑感
 先日の鹿沼市で起きました冠水した道路に取残された主婦が

関連しますが、増水した河川の近くや冠水した道路などを通行
する際の参考にしていただけると幸いです。

 まずは自動車の場合、水位が排気管の高さを超えた時点での
通行は危険です。アクセルを一定に保ちながら脱出することは
可能ですが、排気が止まるとエンジンが停止してしまい、再起
動は困難です。また、この時点では車内には水が浸入する事は
無いので、できる限り速やかに高いところに引き返すか、車を


 水位が吸気管(エンジンブロック)のところに来た時点でエ
ンジンは停止してしまうので、それまでに脱出しなければなり
ません。

 基本的に自動車のような構造物は凡そ1トン未満の小型車や
軽自動車の場合、水深で30cm~50cmで車体の浮力で地面とタイ
ヤが離れてしまいますので、冠水してしまった道路に入っても
一気に走り抜けられそうにも無いと感じられた場合には通行を
諦め、引き返すべきです。なお、水中や水面に漂流物がある場
合には非常に危険ですので、走り抜ける事は諦めたほうが良い
でしょう。

 最近の車は気密性や水密性が良いので、少々の道路冠水など

水位が上がってしまうと水圧によってドアが開けられなくなっ
てしまいます。また、水密性能が上がったからといっても、漏
水を完全に防げるわけでもありませんし、ドアウィンドウのコ
ントロールボックスやモーターなどに水がかかりますとショー
トしてしまい、窓ガラスを破らないと脱出することができなく


 市販のレスキューツール(窓破壊用ハンマーやシートベルト
カッターなど)を備えることはいまや常識化している。と、言
いたいのですが、実際に備えていてもとっさに取り出すことが
できないことが多いのが実情です。こういったツールは運転席
側のドアポケットやセンターコンソールなどに置くと使い易い。
特に同乗者がいる場合のことを考えるとセンターコンソールに
備えるのがベストでしょう。

 自転車、二輪車、歩行者の場合も先に書いたことが参考にな
ると思います。濁流が洗うように流れているような場合、自動
車よりも危険ですから、絶対に入水することは止めなければな
りません。

 徒歩の場合には水位が30cm未満であれば流れが無い場合には
足を取られることはありませんが、膝上までの浸水時であれば
正常に歩行することができなくなりますので、渡渉することは
諦めるべきです。

 以上のことを考慮して河川の氾濫や異常増水時に自分の身を
守る一助にしていただければと思います。





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Last updated  2008.08.29 03:29:08
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