幸せ探し

幸せ探し

2017年05月05日
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カテゴリ: 私のすきなこと




醤油屋平野屋の手代徳兵衛は遊女お初と思いあう仲となっていた。しかし、徳兵衛の主人で叔父にあたる人は、自分の娘と結婚させて跡を継がそうと言う心づもりであった。
徳兵衛はお初とのことがあり、その縁談を断ったところ、「おまえの継母に支度金を渡してある。断ると言うなら、その金を返せ。まったく失礼なやつだ、お前はもうクビだ。大阪では商売させてやらない。」と申し渡される。継母から金を取り返してきた徳兵衛だったが、知り合いの九平次から資金繰りに困っているので1日だけ金を貸してくれと頼まれ、1日だけならと証文に判を押してもらって取り返してきた金を貸してやる。
しかし期限がきても金を九平次が金を返しに来ないため、やきもきしている。
生玉神社へ徳兵衛が通りかかるとお初がいる。連絡がなく心配していたというお初に徳兵衛は事情を説明する。
そこへ九平次が通りかかったので、金を返してくれと詰め寄る徳兵衛。九平次は金を借りた覚えはないと居直るので、証文を見せたところ、ここについてある印は、以前に紛失届を出していたもので、逆に証文を偽造したのだろうと逆に散々に殴られる。

天満屋の段
お初は喧嘩沙汰になったので、連れの御贔屓に連れ出されて天満屋(遊女屋)に先に帰っていた。
仲間の遊女たちが、徳兵衛さんが証文を偽造したとかでさわぎになったらしいとか色々噂話をしている。
徳兵衛が心配でならないお初だったが、庭先に徳兵衛の姿をみかけたのでさりげなく庭に下りて、徳兵衛を床下に匿う。
そこへ、九平次がやってきて徳兵衛の悪口を散々いう。
お初は縁側に腰をかけながら「私は徳兵衛さんとは長年のなじみで、とてもそのようなことをする人には思えません。しかし身の潔白を明かす証拠もないのなら、死んで潔白を証明するより他はないでしょうね。もしも徳兵衛さんがここにいたならその覚悟が聞きたいものです。」と実は徳兵衛に向けて問いかける。徳兵衛はお初の足を掴んで、その覚悟を伝えるのだった。
夜中になって、二人は店を抜け出した。

天神の森の段
二人は天神の森までたどりつき。来世は夫婦にと誓い合い、心中するのだった。

(最初のほうでは、徳兵衛は継母や叔父たちに振り回されて、右往左往する結構頼りない男のように見える。お金もむざむざと悪人にとりこまれる危機管理能力のなさ。負け犬となってお初のもとにたどり着くまで、おそらく死ぬということも考えていなかったのではなかろうか。お初に触発されて、潔白を示すために死ぬと言う覚悟がついてからが、それなりに見られる感じがする。)





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最終更新日  2017年05月05日 10時00分06秒
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