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Sep 6, 2005
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外はとんでもない暴風雨です。


「子供は風の子」
私が小学生の頃、九州という地理的な条件もあるでしょうが、冬でも半袖半ズボンで外で遊びまわる友達ばかりでした。
ところが今は、冬場に外出するとしても当時では考えられないようなお洒落な防寒着を着て、しかも遊ぶのは家の中でコンピューターゲームがほとんどですね。

私は学生時代、寄生虫学の研究室で人獣共通寄生虫症の研究をしていました。
その頃、藤田浩一郎先生と懇意にさせていただいていた事もあって、先生の著書「笑う回虫」や「空飛ぶ寄生虫」などなど、出版された時には全て読ませて頂きました。
かなりユニークな説を展開されていますが、一つ一つ納得できる点もあります。
著書の中で、回虫が感染していると、免疫抗体であるIgEがたくさん産出されますが、それらは全て、ターゲットになる回虫に対して攻撃をしようとするわけですが、ところが攻撃対象の回虫がいないと、産出されたIgEは別の物-スギ花粉などに対して働くようになって、花粉症という症状になってしまう。とお話されてます。


「IgE抗体は、回虫に悩まされ続けた数万年にも及ぶ人類の長い歴史のなかで、そもそもが回虫を攻撃するために、身体のなかに作り上げてきた物質のひとつかも知れません。このように回虫をやっつけるために使われてきたIgE抗体でしたが、衛生環境が整った現代に、回虫は私たちの身体からいなくなってしまった。そしてIgE抗体は、スギ花粉などの、人間の身体に悪い影響を与えない物質を、敵だと誤認してくっつくようになってしまい、免疫システムが暴走して花粉症を起こしているのかも知れないのです」
とおっしゃっています。
しかし一方で花粉症にかかっている人の中で、回虫にも感染している人もいますから「花粉症の治療には回虫に感染すればいい」と簡単な話ではなさそうです。

ひところ大きな社会問題になったO-157についても、
「O-157は日本、米国、イギリスなど先進国しか発生していない。除菌指向がこうじて、なんでもない細菌にもひ弱になった」
「日本人は清潔志向が行き過ぎた。身の回りの大切な菌まで殺してきた。抗菌グッズ、抗生物質の乱用、殺菌剤の多用、そして寄生虫を排除したことでアレルギーが多くなり、O-157も出てきた。越生で起きたクリプトスポリジウムが水道水に入って集団下痢が発生したが、こうした菌はこれまでなんともない菌だった」と。
また、O-157感染に対しても、「ばい菌というとみな悪いもので、全て抗菌処理しなければ物が売れないようになってしまった。O-157は清潔志向が行き過ぎた国、日本、米国、イギリス、ドイツ、ノルウェーといった先進国しか発生していない。O-157は非常に弱い菌、無菌状態のところで運ばれる。汚いところでは発生しない」と、清潔志向が逆に裏目に出ていることを指摘されてます。

「過ぎたるは及ばざるが如し」
という事でしょうか。
それよりも、極端な衛生管理が身体の免疫能力を必要としなくなって、身体が元々持っている免疫機能が逆に低下してしまう事態になるかも知れません。

じゃあ回虫を日本中にばら撒こう! とか、そういう乱暴な話ではなく、回虫症はとても困った病気ですから、駆逐できて良かったと思ってます。

そしてそれは親から子供へ、子供から孫へと世代を経るごとにそういう体質として最初から免疫力の低い世代を生み出す事になるのかも知れません。
ましてや、人間に比べて世代交代のスパンが短いペット達の間では、すでにそうした兆候が見られているように思います。
ペットも子供も、あらゆる環境ストレスから単に隔離するのではなく、できるだけ「強く逞しく」育てるにはどうすればいいか。
私にとって最近最も関心の高い事柄でもあります。
もっとも、今目の前でアトピーに悩まされている子をどうにかできるという事ではなくて、この子の子孫を逞しい子達にしたい、と言っているようなものですから、とても難しい話ですね。


今日は寒いから家の中で遊びなさい と言うお母さんが増えてきた中で、せめてそれくらいは意識して外に放り出すくらいで良いのにな と思ったりします。
さすがに今、外で荒れ狂う台風の中に放り出すわけにはいきませんが^^;

最近の色んな未成年の事件や体罰問題を見るにつけ、
風はなにも外で吹いているものばかりではなく、世間の風、厳しさ・居心地の悪さというものからも保護するばかりじゃなく、むしろ積極的に体験させておく必要があるように思います。
程度の問題はありますが。

今回は獣医の話じゃないですね^^;






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Last updated  Sep 6, 2005 06:58:37 PM
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