Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2006/08/16
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カテゴリ: エトセトラ
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 昨日15日は62回目の「終戦の日」だった。戦後生まれの僕には、当然戦争体験はない。小学校低学年時代、給食に牛乳が出ることはなく、(美味しいとは思えぬ)脱脂粉乳だったが、今思えば終戦後の食糧難の名残りだったのかもしれない。そごう

 母からは昔、戦時中や終戦直後の苦労話をよく聞かされた。滋賀県の農家に野菜を分けてもらうため、反物を背負って買い出しに行ったこと…等々。

 そう言えば、60年代初め頃はまだ、大阪の街のターミナルでは、傷痍軍人の姿をした人たちが物乞いをしていた。亡き父も陸軍兵士としてフィリピン戦線へ送られたが、幸い無事に帰還した。僕がこの世に在るのはそのおかげである。その意味では、亡き父には本当に感謝しなければならない。

 あの戦争に対する思いはいろいろある。靖国問題やA級戦犯問題に対しても個人的意見はあるけれど。そういうことは、このブログでは書かない。僕のブログは、あくまでお酒とBAR巡りと音楽をメイン・テーマにした趣味のページ。だから、「政治」と「宗教」と「ブログを利用した個人的ビジネス」の話題はNGにしている。訪れる皆さんも、この点はどうかよろしくご理解ください。

 ただ、終戦記念日には直接関係はないけれど、今回、一つだけ紹介したい場所がある。そごう3関西以外の方はごめんなさいという話題(場所)だけれど…。

 三宮駅前にある「神戸そごう」。1933年(昭和8年)に開業。神戸では大丸・神戸店と並ぶ老舗デパートである。しかし、95年、あの阪神大震災でともに全半壊に近い大きな被害を受けた。現在の両デパートは震災後建て替えられたものである。

 そんな神戸そごうに、一つだけ「秘密の場所」がある。阪神・三宮駅改札口を南側から出て、そごう地下玄関方面へ向かう。玄関には入らず、もう10数m南へ歩くと、地上に出る階段がある。そこはそごうの建物の一部なのだが、近代的な建物の一部には似つかわしくないレトロな、意匠を凝らした階段。

 実はこの階段は、創業当時の神戸そごうの姿を伝える唯一の場所。そこに来ると、まるでここだけ違う時間が流れているような不思議な気分になる。この階段は、米軍のあの神戸大空襲にも、阪神大震災にも耐え、今も普通に人々に利用されている。三宮には月に2度ほど行く僕だが、山側へ足を向けることの方が多いので、この階段は滅多に通らない。そごう4

 しかし、時々思い出したようにこの階段を訪れる。そして、あの空襲時におそらくここに逃げ込んだ神戸の人たちのことに思いを馳せる。B29から次々落とされる焼夷弾で燃えさかる地上の焦熱地獄から逃げ込み、恐怖に耐えた人たちのことを…。

 大震災後、神戸そごうを建て替えた際、この階段を残したのは経営者の素晴らしい英断だった(個人的には称賛を贈りたい)。阪神大震災で徹底的に破壊された神戸の街に、戦前の面影をしのぶ場所を探すのは難しい(それどころか震災そのものの爪痕も日々風化している)。

 そんな神戸にあって、太平洋戦争と阪神大震災という2つの大きな惨禍に耐え抜いた、貴重な「証人」がここにはある。もし関西以外にお住まい皆さんで、神戸を訪れる機会があれば、ぜひ「神戸そごう」の地下から地上に出るこの階段を登ってみてほしい(関西在住の方でも、この「場所」をまだ知らない方はぜひ!)

 そして、あの神戸大空襲の恐怖に震えていた人たちのことや、阪神大震災で無念にも倒れた人たちのことに、わずかな時間でも思いを馳せてもらえたら、とても嬉しい。

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うらんかんろ

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Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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