Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2007/11/07
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 ストラットフォード・エイボンへの半日旅行からロンドンへ帰ってきた僕ら。最後の一日はどこで過ごそうかと考えたが、結局、ピカデリー・サーカス付近に戻ってきた。ソーホー界隈

 ソーホーにもオックフォード・ストリートにも近いし、なによりも街に活気がある。買い物にも食事にも好都合なロケーションだ。パブも多いので歩き疲れて喉が乾いたら、ビールを一杯やれる( 写真右 =ソーホー界隈)。

 天気は少し雨模様。今回の旅では、ずっと不安定な天気だったような気がするが、かと言って、大荒れという日もなかったので、まずはめでたしかもしれない。ロンドンのパブ

 昨日に続き百貨店を覗いたほか、土産物屋や酒屋さん( 写真右下 =「ミルロイ」という名前でした)にもお邪魔した。ただし、酒屋には、「ほしいウイスキーは数あれどお値段が…」状態。

 はっきり言って、英国でのウイスキーの値段はそう安くはない。ポンドのレートを考えたら、日本の方が安いかも( 写真左 =ソーホーのパブ。店先でのビールのラッパ飲みも楽しい)。

 ウイスキーボトルは持ち歩くには重いし、街場の酒屋で買うのは断念し、唯一、珍しいウェールズ産のモルト・ウイスキーのミニチュア瓶やスコットランドのモルト蒸留所マップなどを記念に買った。酒屋さん「ミルロイ」

写真左下 )という店を選んだ。

 店は、ソーホー地区のほぼど真ん中。「ロンドンっ子にも人気の店」というから、味の方はまず大丈夫だろう。1階フロアもあったが、僕らは地下のフロアに案内された。

 とりあえずビールで乾杯。もちろん、せっかくだからインドの地ビール「キング・フィッシャー」( 写真右下 )を選ぶ。軽くてフルーティ。味わいもまずまず(でも、やはり日本のビールが世界で一番クオリティが高いと思うのだが…ね)。デリー・ブラッセリー

 料理は、前菜( 写真左下 =固くて薄いナンに4種類の具を乗せて食べる)のほか、小エビのカレー、オリジナルな味付けのタンドリー・チキン、これにサフラン・ライスが2人前付く。ボリュームは十分だ。

 地下のフロアにはテーブルが4つほど。しかし1時間経っても、僕ら以外には客はなく、ヒマそうにした男性従業員が「日本から来たのか? 日本人はよくうちの店に来てくれるよ」などと話しかけてくる。インドのビール

 連れ合いが「ナマステ(こんにちは)」とヒンディー語で話しかけると、「僕はインド人じゃなく、バングラデシュ人なんだ。だからナマステじゃないよ」と応じられる。

 バングラデシュでの公用語はベンガル語だ。インド料理店だから従業員が必ずインド系とは限らない。ステレオタイプの思考は要注意だ。

 ちなみに彼によれば、ベンガル語の「こんにちは」は「ノモシュカール」または「アッサラーム・アライコム」。ついでに教えてもらった「ありがとう」は「ドンノバード」という。デリー・ブラッセリー2

 帰り際、僕は彼に「ドンノバード」と言い、ドアを開けてくれた別の男性従業員にも(彼とベンガル語で話していたようなので)同じ言葉を口にした。すると満面の笑みで、彼も「ドンノバード」と応えてくれた。



 かくして7泊9日の英国の旅は終わった。日本の現実に再び引き戻された僕。まるで夢のような旅の記憶が、1カ月以上経っても、なお夢に出る。興奮はまだ続いているが、次回の訪問はいつ実現するかは分からない。

 しかし必ずもう一度、僕はスコットランドの地を踏みたい。いやきっと踏むつもりだ(もちろんアイラ島も!)。その日まで、美味しいスコッチ・モルトを愛し続け、素晴らしきスコットランドの人たちにささやかな経済的貢献をしていきたい。

 ◆英国の旅(完):番外編へ続く。

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Last updated  2007/11/16 12:22:11 PM コメント(4) | コメントを書く


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うらんかんろ

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Comments

汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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