Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2010/10/01
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カテゴリ: 各地のBAR巡り
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 久々に高知でBAR巡りを楽しみました。高知は、徳島に暮らしていた頃に7、8回はお邪魔しましたが、最後に行ったのは2000年なので、10年ぶりの訪問です。
s-IMG_7727.jpg 【パブ・アモンティラード】  昼間の仕事が比較的早く終わったので、一番オープンが早い店(午後5時という情報)に出かけた。しかし行ってみると、まだ開いていなかった(地方ではよくあること)。

 仕方がないので、どこか時間潰しができそうな店はないかなぁ…と盛り場を歩いていたら、雰囲気の良さそうなパブを見つけた。入ってみると、失礼ながら結構本格的なアイリッシュ・パブ。ギネスやキルケニーの生まである。

 とりあえずキルケニーで喉を潤す(生き返った気分!)。キャパも広くて、カウンターも15人くらい座れて、テーブル席いくつかある。時間待ちの時など、とても使い勝手がよさそう。高知に来る機会があれば、またお邪魔してみたい店だ。

s-IMG_7728.jpg 【バール・バッフォーネ】 とりあえずは腹ごしらえをということで、地元で評判のバールへ。ここは大阪のあるマスターのご紹介。オーナー・シェフのAさんはかつてはバーテンダーを目指し、修業していた。ところが、途中から元々興味があったイタリアンの道へ進んだ。そして10年ほど前、高知ではまだ珍しかったオープンカフェ形式のバールを開いた。

 まるでイタリアの街角あるような素敵な店はその味とAさんの人柄で、今では不動の人気を得ている。僕は、Aさんの昔のバーテンダー時代の話を聞きながら、美味しいパスタと白ワインをいただく。フード・メニューがめちゃ充実しているのが嬉しい(時間があればもっとあれこれ食べたかった)。皆さんも高知に行かれたら、カツオのタタキは昼間に食べて、夜はバールでなんていかが?

s-IMG_7735.jpg 【Walton Bar】  盛り場から少し離れた住宅街の中、3階建てのビルの2階にあるが、看板も出ていないので見つけるのに少々苦労。扉を開けると、そこはウッディで落ち着いた別世界だった。

 ここは確か、ブログの友人のパブデ・ピカソさんから教えてもらった店。マスターのKさんに「大阪から出張でやって来ました」と挨拶。店のウリはシングルモルトとワイン。とくにバック・バーのマッカランのコレクションが素晴らしい。

 常連度の高そうな店だが、マスターの接客は実に紳士的で優しい。まるで森の中のログハウスに居るように、静かに時間が流れ、ゆったりとした気分に浸れる。高知で一番のおしゃれなオーセンティックBARと言っていいかも。

s-IMG_7738.jpg 【Barフランソワ】  今年で開業45年になるという高知一の老舗だ。僕はお邪魔するのは10年ぶり。今年71歳というSマスターは健在で、今も店に出ておられるが、普段はお弟子さんのMさんがカウンター内を仕切っておられる。

 店の雰囲気は昔と変わらない。ここに来ると、時間が止まっているような錯覚に襲われる。昔もそうしていたように、フランソワでは、スタンダードな酒だけを頼む。この夜も、ジン・リッキー、そしてスコッチのハイボールをいただいた。

 帰り際、カウンターの端に座っていたSマスターがすっと立ち上がり、「本日はどうも有難うございました」と挨拶してくれた。僕も「マスター、体に気をつけて元気でね!」と返した。フランソワのような素敵な老舗が高知にあることを、僕も幸せに思う。

s-IMG_7739.jpg 【Bar千年郷】  面白い名前のBAR。一度聞いたら忘れない。BAR好きの友人や大阪のBARのマスターやいろんな人から、「高知へ行ったら、千年郷にもぜひ。カクテルもモルトも旨いよ」と勧められた。

 店は清潔感にあふれて落ち着いた雰囲気。マスターのSさんはカクテルコンペで優秀な成績をおさめたこともあるほどの名手。一見とっつきにくそうにも見えるが、話してみると実に気さくな人柄で、こちらが聞かないことまであれこれ教えてくれる(土佐弁の指導までしてくれた(笑))。

 「高知の景気はどうですか? 龍馬ブームでずいぶん観光客は来てるみたいですが…」と尋ねたが、Sマスターは「いやぁ、ホテル業界は潤ってるみたいだけど、BARにまでさほどいい影響は…」と。しかし、オーセンティックBARは一時のブームに左右されず、どっしり続いていくことこそが大事だと僕は思う。「千年郷」もその名のように、末永く続く店であってほしい。

s-IMG_7740.jpg 【Collins Bar】 ホテルに帰る前にもう1軒だけと思って、訪れた。静かで、きりっとしたオーセンティックBARの見本のような店だ(実は訪店候補の1軒だった)。夜の締めには、レッド・アイかシングルモルトかと悩んだが、結局ボウモアをストレートで頼んだ。

 まだ若そうなマスターのKさん(30代半ばかな?)と、関西のBAR業界の話で盛り上がっているうちに、日付も変わっていた。長いカウンター、暗めの程よいライティング。1人で飲むのもよし、カップルで飲むのもよしのBARだ(お値段もリーズナブル)。酔いも回っていたので、1杯だけで失礼したけれど、Kさんお許しあれ。

 10年ぶりの土佐の高知は、とても温かい雰囲気で僕を迎えてくれました(お天気も良くてラッキーだった)。高知のマスター、バーテンダーの皆さん、素敵なもてなしを有難うございました。

【パブ・アモンティラード】 高知市帯屋町1-1-17 電話088-875-0599 午後5時~午前1時 無休  【バール・バッフォーネ】 高知市帯屋町1-2-10 822-3884 午後6時~午前0時(金・土・日は正午オープン) 水休  【Walton Bar】 高知市廿代町9-11 2F 873-3316 午後5時半~午前2時 月休  【Bar フランソワ】 高知市追手筋1-9-4 875-1644 午後6時半~午前0時 第1・3・5日休  【Bar 千年郷】 高知市追手筋1-1-9 くれ竹ビル2F 823-8678 午後7時~午前2時 日休  【Collins Bar】 高知市はりまや町2-1-10 875-3777 午後7時~午前3時 日休


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うらんかんろ

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汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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