ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 31, 2007
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: 旅情
 ヨーロッパに行くたびに思う。

(特にラテンの国々の人々は、)単なる挨拶なのにいちいちキスする。今回の旅はパリ経由だったからなおさらそう感じた。よくもまぁ、あそこまでチュッチュッとやるもんだ。

 逆に、彼らが我々日本人を見たら、なんでお辞儀ばかりするのかやはり不思議に感じるのか。

 ドイツでは、アメリカ同様、親しい人どうしの挨拶は基本的に 抱擁(ハグ) なはず。接吻系の国は、おそらくフランス、イタリア、スペインあたりが筆頭。 握手 をするだけではヨソヨソしく冷たい感じを持たれてしまうみたい。

 問題なのは、同じ接吻系民族でも、国や人によってその仕方が微妙に異なるということ。

 相手の顔の左側に向かって自分の顔を近づけ(つまり相手の右の頬に)、一回だけ接吻するやり方もあれば、左、右、と二回やる民族、左、右、左、と三回やる民族がある。
 さらには、左、右、左、右、と四回も(!)やるツワモノもいて驚く。



 さらにややこしいことに、頬に唇を接触させるやり方と、唇はつけずに頬だけ合わせて宙にチューするやり方とに分かれる。

 おでことか手の甲に口づけするのもアリかも。ちょっとナンだけど。

 ほんとにいろんなタイプがあるが、ちょうど我々日本人が、敬意の度合いによってお辞儀の角度を無意識に変えるみたいなもんだろう。(←違うか……)

 極めつけは、夫婦でも恋人でも愛人でもないのに唇どうしをくっつけるホンモノのキス。挨拶にしては濃すぎる。ロシア人がこの分類に属すと思われがちだけど、世代にもよっては欧米でもやる人は多い。同性間で口づけしちゃったりもする!

 そー言えば、口をくっつけるのではなく、鼻どうしをくっつけるのはイヌイット(エスキモー)だったか。





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最終更新日  Sep 2, 2007 08:57:28 PM
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