ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 25, 2009
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カテゴリ: 旅情
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 もう10回以上来たことがあるはずなのに、毎回新しい発見があって全然飽きない国、カナダ。
 国民さんたちも、欧州人のいいとこと米国人のいいとこの双方を併せ持っていらっしゃる。つまり、文化や歴史に理解が深い一方で、いちいち空気を読みすぎることなく、大雑把で前向き。

 ここケベック州は、北米在住のフランス人(やスイス、ベルギー人)の駆け込み寺みたいなとこもある。彼らってば、ケベック人のフランス語の訛りが気に入らないだの、食文化にフランスの影響が見え隠れしてるくせにコーヒーはアメリカ並みにまずいだの、あれこれ文句を言ってる割には、やっぱり落ち着くみたい。
 モントリオールは、フランス語をしゃべる人口の多さではパリに匹敵するらしい。

 冬はあまりに寒くて暗いので絶対に来たくはない土地だけれど、春から秋にかけては、常に何らかの催しが開かれているのもこの地の魅力。モントリオール映画祭とかモントリオールジャズフェスティバルとか、敷居が低いので気軽に鑑賞できる。

 クラシックもそれなりに盛ん。モントリオール交響楽団の常任指揮ケント・ナガノ氏は、ボストンで言うところのセイジ・オザワ氏みたいな感覚で市民から愛されてる。
 本拠地プラスデザール Place des Arts は、別名「カナダの東急文化村オーチャードホール」と呼ばれているとかいないとか。(建物の内部構造が似てる)



placedesarts.jpg

 ばかでかい国だから大国のように錯覚しちゃうけど、カナダの人口は日本の四分の一。
 余計なプライドを持たず、自然の厳しさを素直に受け入れながら、でも日が長く気温の上がる季節は、とことん人生を謳歌しまくる。なかなかしたたかな人びとです。


<追記>
 お宝動画を発見、 昭和歌謡「カナダからの手紙」
 このお二人、太平洋を挟んでるおつもりなのか、離れて歌ってるのがいい。
 カメラの焦点を手前と奥とで交互に合わせる撮影手法もいい。
 離れて歌ってた二人が最終コーラスでやっと並ぶのもいい。
 そして最後は萌え和音で締める。←えーっと、マイナー調に6thと9thを加えたもの?





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最終更新日  May 28, 2009 08:33:52 AM コメント(2) | コメントを書く


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