ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 31, 2017
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カテゴリ: 映画、テレビ
「暮れなずむ町の光と影のなか去りゆくあなたへ贈る言葉」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 いろいろと映画賞で話題になってる問題作で、映画館もかなり混み混み。
公式サイト ​ 
 題名になってるビルボードというのは、道路わきに立ってる巨大な広告用看板のこと。娘を殺した犯人をなかなか見つけられない警察への不信感をつのらせてる母親が、三枚の看板を買い占め、無能な警察への挑戦状を掲げる。

<感想>

 内容自体は恐ろしすぎて現実味がない。でもやっぱりアメリカだと実際にありそうで怖い。登場人物が「困ったちゃん」ばかりで、誰かの味方になって感情移入して観ように絶対無理。ここまで悪人しか出てこない映画ってのも珍しい。そりゃ娘を殺されたら犯人捜して復讐したくなるのかもしれないけど、このおばさんキレまくり。
 それにしても、監督さんの技量なのだろうけれど、ここまで十何人もの上手な役者さん揃えて、彼らに上手に演技させられるのって、さすがアメリカ映画界は層が厚い(ん? この監督はイギリス人かも)。日本の映画界ではできないと思う。やたらとイケメン男優だのベッピン女優だのにこだわったり、事務所や後援企業からの圧力があったりで、結果的にどうしても演技が下手な人が紛れ込んでしまってるよーな。







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最終更新日  Jan 1, 2018 10:18:18 PM
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