ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 24, 2018
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「受話器の向こうから聞こえる泪声」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 日本ではたぶん公開未定。てか、こちら米国内でも正式には来月公開らしいけれども、ちゃっかりお先に鑑賞させていただく。
 予告編(英語字幕)は、 www.youtube.com/watch?v=abaoKA6rn5k

<あらすじ>
 デンマーク警察の112番通報(←日本でいう110番、米国でいう911番)の電話対応を担当する男の話。「誘拐されたので助けてほしい」と言う女性の電話を受け取った彼は、急いで関係部署と連絡をとり、女性の救出の手続きを開始する。

<感想>
 チラっと予告編は観たものの、事前に多くの情報を収集しすぎずに観たほうが楽しめそうと直感したので、イチかバチかでいきなり鑑賞。結果的に大正解だった。監督さんも俳優さんも知らない人だし、全く先入観なく観られるのって今どき貴重。
 ふだんは冷徹に仕事をこなしている男が、この女性の救出に関しては自分の業務の管轄を超えてまで、狂気じみて(電話の前で)奔走する。
 思わず手に汗握って観たけれど、よく考えたら、流血ドロドロとか銃撃バンバンの場面があるわけでなし、てか、この映画の出演者は基本的にはお一人のみ。警察署の一室のみで撮影されていて、全ては電話でのやりとりだけ。主演以外の役(つまり被害者とか容疑者とか)は声だけのご出演。署内の同僚数人はちらりと映るけれど基本的には独り芝居と言ってよい。これぞ低予算映画。
 緊迫した場面なのに、ちょっとした小ネタが笑えたりもして、そこも良かった。
 こうゆうつくりの映画は好き。むしろ舞台で観てみたいよーな。

<似たような映画>
リミット Buried(2010年スペイン)

<過去に観たデンマーク映画>
偽りなき者 Jagten/The Hunt(2012年)
シージャック Kapringen/A Hijacking(2012年)
ボス・オブ・イット・オール Direktoren for det hele/The Boss of It All(2006年)
アフター・ザ・ウェディング Efter Brylluppet(2006年)
幸せになるためのイタリア語講座 Italiensk for Begyndere/Italian for Beginners(2000年)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Sep 28, 2018 08:47:10 AM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: