ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 30, 2018
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「早熟なのは仕方ないけど似たようなこと誰でもしているのよ、わたし少年A」

 弦楽五重奏で遊ぶのはかなり久しぶりなような気が。約三年ぶり?
 モーツァルトの K174を練習しました。面子は、Yさん(第一バイオリン)、Bさん(第二バイオリン)、Nさん(第一ビオラ)、ぼく(第二ビオラ)、Eさん(チェロ)。

 アマデウス少年が17歳だかだったころの作品らしいけれど、油断してはいけない。かなり完成度高し。
 この曲より前にこの編成(バイオリン2、ビオラ2、チェロ1)で書いた人がいるのかどうか知らないけど、既に地に足の着いた書法という印象。第一バイオリンと第一ビオラが協奏的に対峙する場面と、バイオリン二人とビオラ二人のそれぞれが組んで対峙する場面、そして、低音域をチェロが独りで支える場面と、第二ビオラと組む場面。いちいちかっこよい。
 旋律と伴奏、裏メロ、追っかけ(フーガ)など、一つひとつのネタとしては真新しいことはないはずなのに、提示(プレゼン)のしかたが上手いから弾いてて楽しい。

 特に終楽章は素晴らしい。そーいえば、昔どっかで演奏会を聴いたときに、ブラームスだかの五重奏曲の熱演のあとに、アンコールでこの楽章が演奏されて、そのときに悩殺されてしまった記憶がある。以来いつか弾いてみたいと思い焦がれてた曲なわけで、本日ついに実現して感無量。
 こんな曲。 https://www.youtube.com/watch?v=bJMjC_U3j68





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最終更新日  Nov 3, 2018 08:17:25 AM
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