ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 2, 2019
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カテゴリ: 映画、テレビ
「誰かに盗られるくらいならあなたを殺していいですか」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 American Crime Storyという人気テレビ番組の第2期、全9話。1990年代に全米を震撼させた連続殺人鬼が主人公。友人とか愛人とか他人とか殺しまくっては逃げ回り、ついにはジアンニベルサーチさんを殺害。
 日本語のサイトはたぶんここ https://www.star-ch.jp/drama/american-crime-story/sid=2/p=t/

<感想>
 主演役者も演技がお上手なんだろうけど(実際いろいろ受賞なさったらしい)、ぼくは脇役の皆さんがあまりに素晴らしくて感動してしまった。アメリカの役者さんたちって実はほんとにすごい。どこでどうゆう修行をすればあんなに優れた演技ができるようになるものなのか。(ただ、リッキーマーティンさんとペネロペクルスさんはそれほどでもなかったよーな)
 それに、90年代のメリケン文化がお好きな方はそれだけで楽しめるかと。当時の車とか服飾とか歌謡曲とか。
 よく出来た作品だとつくづく思うのだけれど、時系列がわかりにくいのが玉に傷。第1話冒頭でベルサーチさんがまず殺されて、犯人がそこに至るまでのあれこれを、第2話、第3話と時代を行ったり来たりしながら描写する。これって上級視聴者向けの手法なわけで、おバカなぼくは困惑しまくり。こうゆう作品は一気に見ちゃったほうがいい。
 はたして何が奴を殺人鬼にさせたのかというのがこの作品で最も重要だと思うのだけれど、結局よくわかんなかった。ぼくは当初、ジョンレノンさんを殺した男みたいな精神状態なのかと予想してたけれど、どうも違う。ベルサーチさんの才能や名声に嫉妬して殺害したわけでなし、ふつーの庶民も殺しまくる。
 てか、警察/FBIもだらしない。もっと早く犯人を捕まえられたはず。今まで多くの庶民を殺し続けてきた容疑者をほぼ放置してたくせに、有名人が殺されたら急に本腰入れててきぱき捜査進めるっていうのも何だかなーという感じ。





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最終更新日  Feb 3, 2019 09:12:22 PM
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