ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 16, 2021
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カテゴリ: 映画、テレビ
「かもねかもね、そうかもね」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 裁判もの。現在日本で公開ちゅう。 http://www.cetera.co.jp/kakushin/

 ぼくは緊迫した裁判の場面が出てくる映画は好きだけれど、派手に演出されたハリウッド映画はもう観なくていいかなと思ってる状態。
 本作はフランス映画で、実際に起こった事件をもとに、しかし激しく脚色しまくったらしい。あんまし期待しすぎずに鑑賞に臨む。

 実際、裁判映画のくせして、被告や家族の心境とかが詳しく描かれるわけでもないし、担当した弁護士の熱血漢あふれる仕事ぶりが中心となってるわけじゃない。誰にも感情移入できないまま物語を追うはめになった。

 主人公はなんとフツーのおばさま。被告は無実に違いないわと思いこむあまり、あれこれ独りで勝手に奔走しちゃう。まだ幼い息子や仕事も犠牲にし、何とも痛々しく見えてくる。

 冷静に考えてみると彼女は正しい。決め手となる証拠がないのに、遺体も発見されてないのに、被告を凶悪殺人者扱いするなんてよろしくない。
 みんな推測の域を出ないまま、かれこれ10年もの歳月が経ったのだとか。

 ヒッチコックおたくによる完全犯罪、とかいう宣伝にも騙されてしまった。別に映画の最後のほうで犯罪のからくりが見事に解明されるというわけでもなかった。





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最終更新日  Feb 17, 2021 10:06:46 PM
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