ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 12, 2021
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「五輪 five rings」

 今日は久しぶりに室内楽で遊んだのでその感想を。
 メンデルスゾーンの初期作品、五重奏作品18に初挑戦。ぼく(第1バイオリン)、ユニス(第2バイオリン)、マイケル(第1ビオラ)、ナンシー(第2ビオラ)、エレン(チェロ)。

1楽章:アレグロ・コン・モートーとの指定だけれども、爽やかかつ優しい感じの曲なので思わず遅めに弾きたくなる。が、ただでさえ旋律にメリハリがなくわかりにくい動きをするので、やっぱしテキパキ弾くべきだったか。必要以上に長く感じてしまう曲。3拍子ってのも手ごわい。

2楽章:緩徐楽章。やはりメリハリがなくわかりにくい。インテルメッツォ(間奏曲)のくせに可愛らしい小品というわけでもなく、ぼくらは五人それぞれ自分の弾いてるのが旋律なのか伴奏なのかを模索しながら強引に弾き進めていったわけで。最後になぜかピチカートでチャンチャンっと終わるので一同爆笑。

3楽章:スケルツォ。これもかなり混沌としている。似たような曲だったら、彼の弦楽八重奏曲のスケルツォのほうが楽しい。←いくつかの組が形成され、それらが対で動いていってわかりやすいから

4楽章:最後の最後で名曲。この楽章もやはりゴチャゴチャしてるのだけれど、要所要所で輪郭がはっきりしていて、まったり停滞することはない。五人それぞれがその場でグルグル回りながらも、いつのまにか一緒に前進していることを実感できる。この楽章は気に入ったのでまた弾いてみたい。四年に一度ぐらい。





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最終更新日  Aug 15, 2021 10:08:01 AM
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