ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 22, 2023
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カテゴリ: 映画、テレビ
「古いアルバムの中に隠れて想い出がいっぱい」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 映画音楽の作曲家として知られるエンニョ・モリコーネさんに関するドキュメンタリー映画を鑑賞。ご本人(今となっては故人)に直接取材し、さらには関係者が彼の偉大さを語りまくる。
 現在日本で劇場公開ちゅう。 https://gaga.ne.jp/ennio/

 感想としては、二時間を超える大作でとにかくお腹いっぱい。モリコーネさんが自分の人生を少年時代から順に整然とかつ情熱的にしゃべり倒すのは聴きごたえがあったし、映画作品そのものの映像も次々と出てくる。あと、映画関係者、音楽関係者がこれでもかと登場しモリコーネ氏をよいしょする。
 監督はジュゼッペ・トルナトーレさん。どうりで大物たちが取材に応じてくれるわけだ。

 てか、往年のイタリア映画に関する予備知識がある人だったらかなり楽しめるのかもしれない。あの監督のあの映画にモリコーネの音楽が流れてたなんて、と新たな発見がある。

 ぼくは、1980年代の作品「ミッション」や「ニューシネマパラダイス」あたりの成功物語に触れるあたりから何とか親近感をもって楽しく観られた。
 音楽的には、彼はおクラシックでお育ちになったみたいで、映画音楽なんてあんまし高尚じゃないと当初は思ってたとかいうのが興味深かった。映画と音楽の相関関係ってほんとに面白い。

 あらゆる作品が比較的平等に扱われてたのは意外。本作の監修はトルナトーレ監督だし、ニューシネマパラダイスをもっと中心に据えた編集となるかと思ってたのに。


 ぼくもときどき婚礼とか酒場とかで演奏することがある。





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最終更新日  Jun 4, 2023 08:22:38 PM
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