いま　ここにある　幸せ日記

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猫のえり

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引き続き、以前のお話を。

とりあえず、子供を保育園に入れることができたので、アルバイトを始めた私ですが

長く働けて、もう少し稼げる仕事を探さなくてはなりませんでした。

私は体力があまりなく、頭を使う方が得意なので、体力のいるアルバイトは向いていませんでした。

それでも、生活のために働かなくてはいけませんから、わがまま言ってられません。

人には向き不向きがあるよなあ、ってつくづく思います。

私はバリバリ働きながら子育てをするって、かなり向いていないのです・・・・。

かつて、働きすぎて体を壊して、会社辞めてましたから。

世の中には、働きたいお母さんがたくさんいますけどね。

体に無理のない程度の労働。

子供の送り迎えを考えて、勤務地が近いこと。

それを条件に仕事を探しました。

ハローワークには、マザーズハローワークという、子育てしながら働きたいお母さんのための窓口があります。

そちらで相談をし、女性のためのキャリアカウンセリングも無料で受けることができました。

その時のカウンセラーには、大変感謝しています。

とても親身になって、相談に応じてくれました。

まず、女手一つで子供を育てるというのは甘くないということ。

先を見据えて、キャリアプランをしっかり立てること。

自分一人でどうにかしようとしないで、周りの助けを最大限に借りること。

10年後、どうなっていたいかイメージしてみましょう、など。

「悔しいでしょう？やっぱり離婚してる女だからだって言われたら」と、ご自身の経験を交えて

強い気持ちを伝えてくれました。

結局、アドバイス通りの仕事に就いたわけではないのですが、自分なりにしっかりと考え

無理がなく、自分に向いている仕事内容、勤務形態の職場を見つけることができました。

おかげさまで、自分一人で子供を養い、生活していく覚悟が決まりました。

子供を産み育てる中で、母親の気持ちがわかるようになりました。

そして、自分で働き、家族を養うことになり、父親の気持ちが少しわかりました。

自分がどんなに両親に愛され、育てられたか。

両親がどんな思いで、家族のために働き、がんばってきたのか。

それが本当の意味で、身に染みてわかりました。

一人で、子供の将来を背負うことの重さも。

子供のおかげで、私は強くなりました。

自分が無理なく働ける範囲では、経済的にはぎりぎり。

それでも、毎日おいしいご飯が食べられて、子供と笑って暮らせるのは何より幸せでした。

たった一人の子供が小さくても、生活はぎりぎりなんだから

もっと子供が多くて、学費のかかる子を抱えた母子家庭のお母さんは、かなり厳しいでしょうね。

公営住宅には、何度応募しても落選するし、ちょっと収入が増えると母子家庭の手当は減らされるし

もっと生きやすい社会になって欲しいな～とは思いましたが

幸い変な差別にあうこともなく、優しい人たちに囲まれて、平和に暮らすことができました。

自分がこういう立場になってみないと、全く知らない世界でした。

実は、シングルマザーってたくさんいるのですね。

見た目じゃわからないから、気づかないけど。

もっともっと、生きやすいように変わっていくといいなあと思います。

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