ダウン症児の育児ブログ~派遣さんの☆ワクワク育児日記!~

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2006年12月02日
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忘れられた子供たち

文部省選定作品(少年向、青年向、成人向)
厚生省中央児童福祉審議会平成7年度推薦文化財(高校生・家庭向)
カトリック中央協議会広報部推薦作品
日本映画ペンクラブ推薦作品
日本PTA全国協議会推薦作品
第44回マンハイム国際映画祭 ベストドキュメンタリー賞授賞作品(ドイツ)
エコメディア国際環境映画祭1995 Hoimar von Ditfurth賞授賞作品(ドイツ)
第4回地球環境映像祭 社会環境映像賞授賞作品(日本)
Encontros Internacionais de CINEMA 1996 ベストドキュメンタリー賞(ポルトガル)

先日、四ノ宮監督の第2作目映画 『神の子たち』 をご紹介しましたが、
http://plaza.rakuten.co.jp/pmdecorp/diary/200611180001/
今回は第1作目の 『忘れられた子供たち』 をご紹介します。

この映画の舞台は、当時地図にもその所在が載っていない村
と言われていた、フィリピン首都のマニラ市北部に位置する、
マニラ湾沿いの巨大なゴミ捨て場、通称 『スモーキーマウンテン』
当時

現在そこは閉鎖されていて、そこで生計を立てていた人々は、
『神の子たち』の舞台になった 『パタヤスゴミ処理場』 などに
移住していると聞きます。
当時、ゴミ捨て場の山の斜面に3000家族、
21000人の人々が、そこで生活していたとの事です。


※下記は、四ノ宮浩監督著『忘れられた子供たち』より引用

ここは、もともと静かな漁村だった。今から40年ほど前、1954年にこの場所がマニラから出されるゴミの処分場となった。その直後から、捨てられたゴミを目当てに家を作り、このゴミ捨て場の中に住む人々が現れた。
彼らは、ここに捨てられたゴミからまだリサイクルできる物を探し出し、それをお金に換えて生きている。このような”仕事”をして暮らす人たちのことを英語で「スカベンジャー(ゴミを拾う人々)」と呼ぶ。


余談ですが、『スモーキーマウンテン』日本語で『煙の山』と
言われる理由は、いつも メタンガスの自然発火 により
煙がたち上っているところからつけられた名称だそうです。
現在は、1995年11月にフィリピン政府により強制閉鎖され、

その1つが、第2作目の『神の子たち』の舞台になった
パタヤスゴミ処理場、通称『スモーキーバレー』 (煙の谷)です。


前置きが長くなりましたが、映画 『忘れられた子供たち』
四ノ宮浩監督が初めてフィリピンへ行き、
6年 にも渡り
撮影された貴重な映像集です。
その当時の現状が、様々な家族や少年少女を通じて
モノクロで撮影されています。(最後の1部分はカラーに変わります)

ここでは時々ゴミに混ざって、赤ちゃんの死体や、
病院で切断された手足、殺された人などもころがっているようです。
子供へのインタビューで、
その子供が嫌なことのひとつに上げていました。
「でももう慣れた」 という怖い一言も付け加えて。。
(この話は、映画か本かどちらかで語られていました)

汚染された血液がついた注射器も時々ころがっていたそうで、
とても危険極まりないところです。
そこをときには裸足で歩いている子どもたち。
悪臭もかなりのものもらしいです。
四ノ宮監督 も、一時期撮影の為にそこに住みつくことを
余儀なくされましたが、体がとても持たなかったそうです。


この映画では、いくらそこから抜け出したくて頑張っても、
このゴミ捨て場から抜け出すことが出来ないフィリピン社会の構造が
少年少女たちを通じて描かれています。
とても考えさせられる映画でした。

★この映画の詳細は
『忘れられた子供たち』専用HPをぜひご覧下さい。
大変素晴らしいページで感心しました。

http://scaven.office4-pro.com/


また、同名の本も出版されています。
ただし、すでに 絶版 ですので、図書館で借りるかもしくは、
中古で買うしか手に入れることは出来ません。
私はアマゾンの中古で買いましたが、宝物の1つになっています。
とてもすばらしい本で資料としても優れたものだと思います。
四ノ宮監督がなぜこの地を撮ろうとしたのかその原点が
ここには描かれています。
映画とともにご覧になればとても参考になると思います。
再出版をとても希望いたします。


忘れられた子供たち


●『5000人製作委員会』について

『(仮題)天国のこどもたち』 (今年撮影終了予定)
の撮影資金を寄付する為に 『5000人製作委員会』 に参加しました。
その時に頂いた資料の中に、四ノ宮監督が次回作紹介の為に
書かれた、第1作目の撮影時から今までの
監督ご自身の思いを綴った長い 手記 が同封されていました。

この手記から次回、
『忘れられた子供たち』 について述べられている箇所を
少しですがピックアップしてご紹介させて頂くことに致します。
(プロダクション様ご了承済みです)

★『5000人製作委員会』については下記リンクの
トップページ左側よりお入り下さい。

http://www.office4-pro.com/



(上記リンク先からの引用です)


「5000人製作委員会」は、ドキュメンタリー映画監督・四ノ宮浩の最新作「(仮題)天国の子どもたち」製作・公開のため”5000人の力を集めて一本の映画を作ろう!”を目標として作られました。
現在一口一万円にて参加していただける方々・団体を募集しております。
(現在行われている撮影・ロケハンも、この映画の製作に賛同していただいた方々の寄付金が中心となって製作活動が支えられています。)

~中略~

※ご参加いただいた方々のお名前は映画のタイトルクレジット及びHP上で明記させていただきます。1口:1万円 (1口未満の御寄付もぜひお願いいたします。)
※一口御寄付頂いた方には、「忘れられた子供たち/スカベンジャー」か「神の子たち」のサンプルDVDを進呈させて頂きます。
※2口以上ご寄付いただいた方には、「忘れられた子供たち/スカベンジャー」「神の子たち」両作品のサンプルDVDを進呈させていただいております。

より多くの皆様のご理解とご賛同・ご支援をお願いいたします。


以上、HPからの引用でした。
詳細は必ず上記『5000人製作委員会』のリンク先をご確認くださいね!



※『5000人製作委員会』については後日あらためてご紹介致します。
私も1口『派遣のヒロ』で参加しています。
ご参加された方は、下記HP左の『5000人委員会名簿』のリンク先に
名前が掲載されます。
http://www.office4-pro.com/


次回は四ノ宮監督の手記の抜粋になります。






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最終更新日  2009年03月09日 12時56分59秒
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