東方見雲録

東方見雲録

2023.04.30
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カテゴリ: まちづくり


全国から起業を目指す10代を集めて育成する、私立の高等専門学校「神山まるごと高専」が来年春(2023.04)、開校するのだ。
学校を設立するIT企業の経営者に教育に込めた思いを聞いた。
(NHK徳島放送局記者 有水崇)


Q 人やネットワーク、情報が豊富な都市部とは違い、神山町は人口が少なく東京からも遠い。学生が田舎で勉強することのメリットとは?
A 人や情報が都会にいっぱいあるという考えは錯覚です。情報量が多いというよりかは、むしろノイズが多い。本来、必要ではないものも含めていっぱいあるように見えます。

結局その中から何かを見いだそうとすることはすごく難しい面が都会にはあるが、ピュアな形で存在しているのが、こういう神山のような場所です。ノイズがない状態で本当に志を持った少年少女が集まって、そこで切磋琢磨していくとノイズがない分、濃くなります。
・・・・・
Q 「4割が起業」のためにはどんな教育を?

A 「モノをつくる力でコトを起こす」ということをちゃんと体現していくこと。学生だけじゃなくて教職員、関係者一同そういうマインドを持ってやるんだみたいな感じなんで。
これ困っているな、これはこうなったらいいな、作って解決してみようというのをやっていく中で、もっと大きくなるんじゃないか、じゃあ起業をしてやろう、じゃあ仲間を集めようみたいなことがあるべき姿だと思う。

やりたくないことをやっているんじゃなくて、やりたいことを選んでやっているという前提でそういう空気感が作れたらいいなと思います。
Q 文部科学省の審議会は、学校設置を認める答申の際に、学校の理事に教育関係者が少ないことを指摘しているが?
A (神山まるごと高専が)一定の支持を受けている背景に教育関係者たちが集まって作っている学校じゃないところがあります。
ただ学校を経営していく中で教育関係者がいたほうがいいんじゃないかっていう風な指摘はもっともな面もあるなと思ったので、顧問として何人かは教育関係者の方に入ってもらって、そこで補完していこうとしています。
引用サイト: NHK 過疎の町をシリコンバレーに IT社長が学校を作るワケとは こちら



神山まるごと高専を成立させた、シリコンバレー流の「偶発性のデザイン」
筆者が神山という地域に通うようになって10年以上が経つが、神山の変化を見ていると、何か具体的な計画があり、そのゴールに向かってアクションを遂行するという企業経営的なアプローチではなく、多様な住民、もっと言えば「おもしろい人」「変わっている人」「何かをやりたい人」を集め、そういう人が出会う中で自然とわき起こるものを重視していると感じる。

「別に道筋があったということではなくて、偶発的にいろいろなことが起きて、振り返ると『あれっ、こんなところまで来とったんかな』という感覚。高専ができるなんて、全く考えていなかったから」

高専設立を主導した1人であり、神山の移住交流支援を手がけるNPO、グリーンバレーの創業メンバーである大南信也が語るように、サテライトオフィスの第1号として名刺管理サービスのSansanが神山に来た時、将来、高専ができるなどと考えた人は誰もいなかった。そもそも、つくってほしいとさえ思っていなかっただろう。

今後、神山の多様性の中に高専生が加わる。15歳で起業家育成をうたう新設校に飛び込むことを決断したとびきりの“変人”である。在学中か、卒業後かは分からないが、学生と神山との間で何かの化学反応を起こることは間違いない。それは、神山をさらに前に駆動させるプロジェクトになるだろう。

引用サイト: 神山まるごと高専を こちら

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Last updated  2023.04.30 18:30:19
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