東方見雲録

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2023.08.24
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カテゴリ: 政経



【ニューデリー=岩城聡】インド宇宙研究機構(ISRO)は23日、無人月面探査機「チャンドラヤーン3号」が月面に着陸したと発表した。月面着陸を達成したのは旧ソ連、米国、中国に次いで4カ国目となる。

7月14日に打ち上げた3号は、日本時間の8月23日午後9時半すぎ、世界で初めて月の南極に着陸した。着陸機と月面探査車などで構成し、岩石やクレーターを探査してデータや画像を地球に送信する。

南アフリカを訪問中のインドのモディ首相は「我々は歴史の証人となった。この瞬間は新しいインドの夜明けを象徴するものだ」と喜びを語った。「この成功は人類全体のものであり、将来は他の国々による月探査にも役立つだろう。グローバルサウスを含むすべての国がこの偉業を達成できると確信している」と述べた。

月探査の最大の目的は南極や北極付近に存在するとみられる水の探査だ。ISROのY・S・ラジャン名誉特別教授は「インドは近い将来、月や他の惑星に人間が居住し、そこに子孫を残すことができるとみている。最も重要な水の確保に向けてより高度な情報収集に期待したい」と語った。

チャンドラヤーンはサンスクリット語で「月への乗り物」を意味する。2008年に打ち上げた1号は月周回軌道に投入し、月に氷が存在する証拠を確認した。19年の2号は月面着陸に失敗した。

インドと同じく南極に初着陸を狙ったロシアの国営宇宙企業ロスコスモスは20日、無人月面探査機「ルナ25号」が軌道を外れて制御不能となり、月面に墜落したと発表した。日本も民間企業のispace(アイスペース)が23年4月に月面着陸に失敗していた。

インドが月探査を進める理由の一つは宇宙での中国の台頭だ。中国は13年に探査機の月面着陸に成功し、19年には世界初となる月の裏側への着陸を実現した。中国を抜いて人口世界一となったインドは科学技術の分野でも中国への対抗意識を燃やす。

インドの首都ニューデリーでは、9月9〜10日に20カ国・地域(G20)首脳会議を開く。直前の着陸成功は国家の威信を高める効果もありそうだ。


月面探査、世界で相次ぐ 資源巡り着陸競争
月面着陸を目指すミッションが世界で相次ぎ始動しています。日本は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が26日に小型探査機「SLIM(スリム)」の打ち上げを予定しています。スリムの着陸は数カ月後ですが、21日以降、探査機を打ち上げ済みのロシアやインドが着陸に挑戦します。

引用サイト:日経新聞   こちら

追記 2023.09.27
インド月面探査機「チャンドラヤーン3号」休眠から復帰せず–夜の寒さに耐えられなかったか
インド宇宙研究機関(ISRO)は月面探査機「Chandrayaan-3」(チャンドラヤーン3号)の休眠状態からの復帰を試みている。

チャンドラヤーン3号は2023年8月に、月の南極付近への着陸に成功。着陸船「Vikram」と探査車「Pragyan」による2週間の探査活動を実施した後、月の夜の訪れとともに休眠状態に入った。

ISROはVikramとPragyanと通信し、休眠状態から復帰させる試みを続けている。しかし、ISROによると9月22日時点で両探査機からの返信はなく、9月26日時点でも復帰したとの発表はない。

月面では2週間ごとに昼と夜を繰り返すが、チャンドラヤーン3号は夜間のマイナス170度という極低温に耐えられなかった可能性もある。

2週間の探査活動の間、チャンドラヤーン3号は 月の南極付近の地表面温度の直接観測に成功 したほか、 硫黄の発見 月の地震の観測 など、多くの実績を残した。




© UchuBiz
引用サイト:UchuBiz  こちら





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Last updated  2023.09.27 05:36:56
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