東方見雲録

東方見雲録

2024.08.19
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カテゴリ: 郷土





NHK放映画像より

関連日記:2024.08.17の日記 こちら

関連サイト:「最後まで馬庭投手で…皆の意思」大社・石飛監督 夏の甲子園 こちら

【神村学園-大社】大社の石飛監督=阪神甲子園球場で2024年8月19日、吉田航太撮影
 第106回全国高校野球選手権大会は第12日の19日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝があり、大社(島根)は2-8で神村学園(鹿児島)に敗れ、杵築中だった1917年大会以来となる107年ぶりの準決勝進出はならなかった。

 大社の石飛文太監督の試合後の主なコメントは次の通り。

大社・石飛文太監督

 <先発がエースの馬庭優太投手でなかったのは>

 うちは全員野球なので、(先発の)岸(恒介投手)、(2番手の)山本(佳汰投手)を自信をもって送り出しました。


 <馬庭投手の投球を振り返って>

 この(前の試合まで3完投で疲労がたまった)状態でこの球を投げられることは素晴らしいですね。

 最後まで馬庭をマウンドで見ていたい本心と、これ以上投げさせたくないという、もう一つの本心の狭間で正直、揺れました。

 3年生に聞いたら、最後まで(馬庭で)行ってくださいと言うので、皆の意思だと思い、最後に投げてもらいました。

 <九回の攻撃について>

 自分たちがやってきたこと、仲間を信じて、しっかりとぶれずにやっていこうと。

 うちは本当に仲間を思って、一人一人つないでいく野球をしています。

 最後も点数を取れませんでしたけれど、八回、九回、よくつないで、自分たちのやりたいことをぶれずにできたと思います。

 <甲子園の戦いを振り返って>

 後世に残るかどうかは分かりませんが、大社の歴史が動いた瞬間なのは確かです。

 動かしてくれたのが、エースの馬庭であり、全員の力です。大社の野球に関して言えば、ここからがもう1回、次の100年に対してのスタートだと思っています。



 まだ考えてません。


パブリックビューイングで声援を送る人たち=島根県出雲市で2024年8月19日午後4時10分、松原隼斗撮影
引用サイト:「島根が沸いた夏」大社高校の快進撃に鳴りやまぬ拍手 夏の甲子園   こちら


甲子園 大社の快”神”撃 地元・出雲では準々決勝直後に「二重の虹」 実は…創成館戦、早稲田実業戦直後にも出雲で神々しい風景広がっていた「応援するかのごとく、素敵な風景」
© BSS山陰放送
こちら

追記 0827
公立校が生んだ熱狂「動いた歴史」の先に見据えるもの
■~帰校した翌日、出雲大社の商店街を挨拶回り~
「石飛(文太)監督なら、さっきまでその辺にいましたよ」と地元・山陰放送アナウンサーの山根伸志氏は、出雲大社神門通りの商店街で声をかけられた。
「大社は昨日(8月20日)、甲子園から帰ったばかり。帰校した際には350人近い出迎えの人々が集まったことも話題になりました。疲れているはずなのに、翌日の午前中には挨拶回りをしていたのに驚きました」

 石飛監督は大社カラーの紫色のシャツを着用、商店街を回ってお礼を伝えていたと聞いた。

「石飛監督らしい。インタビューなどを見た人は多いと思いますが、あのままの実直な方です。取材に伺うと、いつも時間を割いて誠実に対応してくれます。『時の人』となっても、何も変わらないようです」

 今夏・島根大会でも大社戦の実況を務めた。この日(8月21日)は、大社フィーバーの余韻が残る町をレポートしに現地へ足を運んでいたところだった。

■~選手からは神々しさ、監督からは悲壮感~
 山根氏は同局入社後、30年近く高校野球取材に携わっている。大社について聞くにはうってつけの人物だ。

「結果論ですが、島根大会の決勝戦前に選手から神々しさのようなものを感じた。自信というか、誇り高い表情が見て取れた。甲子園に出るのだけが目標ではない感じで、手応えがあったのかな、と思ってしまいます」

「逆に石飛監督には悲壮感のようなものを感じた。絶対に甲子園に出なければダメだ、というよう雰囲気。3年前の決勝戦で同じ相手(=石見智翠館)にノーヒッターで負けた記憶がよぎったのかもしれません。口には出さないですが、表情や雰囲気から伝わってきました」

 2021年の決勝戦では、石見智翠館のエース山崎琢磨(現ソフトバンク)にノーヒットに抑えられ「0-8」と大敗した。

「今年の夏の大社はノーシードでした。1戦ずつ勢いに乗り、実力と自信も積み重なった感じ。高校生は少しのきっかけで大きく伸びます。そういった時期と島根県大会、そして甲子園が重なったように感じました」

■~機動力と守備力を徹底的に活用~
「時代に合った攻撃方法と高い守備力で勝ち進んだ」と語るのは山陰放送で解説者を務め、大社を見続けている樋野徹氏。

 樋野氏は同県・平田高(2020年のセンバツで21世紀枠として出場)で主将を務め、1986年夏の決勝戦では敗退。その後は社会人・住友金属でプレー、都市対抗野球5度出場(補強選手を含む)を果たした名捕手だった。

「今夏は大社らしくない野球を見せてくれた。これまでは投打にしっかりとした柱を据えて戦う印象だったが、特に攻撃面に関しては違った。機動力を生かし、どこからでも点を取れるようにした」

 攻撃面では島根県大会6試合で、藤原佑の12盗塁を筆頭にチーム29盗塁が話題を呼んだ。そして左腕・馬庭優太を中心とした堅実な守備も大きな武器となった。

「守備では馬庭の成長が大きい。昨年までは変化球に頼り、落ちる系の球も多投していた。しかし3年生になり球威と制球力がアップ、真っ直ぐとスライダーを中心に勝負できていた。スタミナを保てることにも繋がった感じもする」

 今春から新基準バットが導入され、各校とも苦しんだと聞く。今年の夏の甲子園では大会を通しても7本塁打しか出ないほどだった。その中で大社は対策を練り、スムーズに対応できていたようだった。

「島根大会から少ない得点を守り抜く野球をやっていたが、そのためのキーが機動力。マークされたこともあり甲子園では島根大会の時のようには多くの盗塁ができなかった(4試合8盗塁)。それでも勝ち進んだことがすごいと感じた」

■~私立校の存在が島根県全体の野球レベルを引き上げている~
 1回戦の報徳学園(兵庫)を皮切りに、創世館(長崎)、早稲田実業(東京)を撃破。公立校(=県立)の大社が強豪私立校を打ち負かしたことでも注目を集めた。一部では「越境留学の是非」を問う声も出ていたが、2人の受け止め方は違う。

「私立校と戦うことで自分たちの弱点が明確にわかる。その積み重ねでレベルアップできたのではないか。県内の私立校と切磋琢磨してきた結果が、今回のような躍進を生み出したのではないかと思う」(山根氏)

「越境留学して野球に打ち込む選手は覚悟が違う。それに負けまいと必死にやり続けた結果だと思う。大社に次ぐ公立校がどんどん現れ、島根野球の底上げに繋がって欲しい」(樋野氏)

 大社は準々決勝で神村学園(鹿児島)に敗れるも、93年ぶりのベスト8入りという快挙を成し遂げた。試合後の石飛監督は「野球部の歴史が動いた。今後100年のスタートだ」と語った。

「島根大会の決勝戦前、過去の県大会準優勝盾を選手に見せて『もう銀色はいらないよな』と語りかけた。その後は甲子園出場どころか、ベスト8という結果まで残した。満足してもおかしくないのに、既に次を見据えているのが石飛監督らしい」(山根氏)

 チームの結果とともに、アルプス席を埋めた紫軍団の熱狂的かつ紳士的な振る舞いは称賛された。「神々の国からやって来た少年たちの快進撃は、100年の甲子園でまだ続きます」(8月17日、早稲田実業戦)という名実況も生み出した。

 今夏の大社フィーバーは全国を巻き込み、大きな盛り上がりを見せた。甲子園所在地の西宮が、季節外れの「神在月(かみありづき)」を迎えていたかのようだった。しかしそれらは過ぎ去ったこととして、大社は次の100年へ向けて動き出している。(文・山岡則夫)
引用サイト: こちら





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Last updated  2024.08.27 07:53:29
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