東方見雲録

東方見雲録

2025.04.25
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カテゴリ: スクラップ
2003.04.25の日記 こちら


京都府綾部市の幻想的なシャガの大群落

シャガ(射干 著莪 胡蝶花 Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。草丈は30~60センチほどで、葉はアヤメの仲間には珍しく常緑越冬性で、剣形の単面葉(葉が中肋で二つに折りたたまれ、両面葉裏となる葉の形状)は地面からやわらかく扇状にひろがって垂れ下がります。
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原産地の中国では、このシャガを「胡蝶花」と呼び、日本にもこの名前は移入されて、表記もされていたのですが、いつの頃からか胡蝶花ではなく、「シャガ」というあまりこの花の印象にふさわしくない不思議な名前に変わってしまいました。この呼び名の背景には、複雑な経緯があります。
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シャガは「射干」の音読み「しゃかん」から来たものと考えられています。でもこの射干、中国では同じアヤメ科ではあるものの、花の姿がまったく異なるヒオウギ(カラスオウギ)を指すのです。実際、日本でも平安時代から室町時代までの文献では、「射干」をカラスオウギのこととしています。
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カラスオウギ、ヒオウギアヤメ、イチハツ…アヤメ族の幻惑が名前を次々に転写させた?

中世に渡来したイチハツやシャガには、定まった和名がないこと、そしてイチハツとシャガに共通するある特徴、つまりイチハツの外花被片の白い毛状のとさか突起、シャガの外花被片の白いレース縁と白い毛状花柱枝が関係していたことが考えられます。
伊豆諸島の八丈島に残る特徴的な方言「八丈方言」は、上代から中世ごろの日常会話語に近い、といわれています。この八丈方言で「しゃが」という言葉は白髪を意味します。中世の庶民は、渡来してきた新しい植物にある特徴的な白い毛状突起を、白髪(しゃが)のようだ、と思ったのではないでしょうか。射干(しゃかん)と「しゃが」の偶然の共鳴。こうして今のシャガが「射干=シャガ」と呼ばれるようになったという推測が成り立ちます。
引用サイト:tenki.jp   こちら





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Last updated  2025.04.25 00:00:23コメント(0) | コメントを書く


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