東方見雲録

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2026.05.03
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カテゴリ: 文化

古代の製鉄法を再現する実験の様子と実験でできた鉄滓など=横浜市歴史博物館(寺田理恵撮影)(株式会社 産経デジタル)



土器のかけらを触ったり展示品に関する問題を解いたりする体験型展覧会「君も今日から考古学者! 横浜発掘物語」が、横浜市歴史博物館(都筑区)で開催されている。考古学の面白さを子供に伝える年一回の企画展で、今年の見どころは古代人の鉄づくり。製鉄遺跡「上郷深田遺跡」(栄区)の出土品を通して、鉄がどのようにつくられたかを学ぶ。

■百年続いた製鉄遺跡

武器や農具の素材となる鉄を生産した製鉄遺跡は、古代の生産技術や流通、国家形成過程を知る上で重要な手がかりとなる。上郷深田遺跡は飛鳥時代から奈良時代にかけての製鉄遺跡で、炉に木炭と砂鉄を交互に入れ、空気を流し込みながら高温で熱して砂鉄を溶かしていたとされる。

昭和61~62年に発掘調査が行われ、製鉄の炉壁(鉄をつくった炉の一部)や砂鉄焼結炉、ふいごの羽口(はぐち)(炉に空気を流し込む道具)、鉄滓(てっさい)(鉄をつくる際に発生するかす)などの製鉄関連遺物が出土した。

令和5~7年に出土品の整理作業が実施され、発掘調査報告書が刊行。報告書の序言では「古代の製鉄遺跡が百年以上継続して営まれた遺跡は(中略)日本列島全体でみても極めて珍しく研究上最も貴重な遺跡」と記述されている。

■再現実験で分かりやすく

今回の展覧会では、炉壁や鉄滓などの出土品、古代の製鉄法を再現する実験でできた鉄滓と鉄のもとを出品。子供向けの分かりやすい解説や、再現実験のパネルも展示している。

ご飯づくりを解説したコーナーも。弥生時代には土器で米をゆでて最後に湯を捨てる方法で調理していたが、古墳時代になると土器を使って米を蒸していた。こうしたご飯づくりの再現実験のパネルと当時の土器を並べている。また、博物館に隣接する弥生時代の環濠集落と墓域の遺跡「大塚・歳勝土(さいかちど)遺跡」の出土品も展示している。


引用サイト:産経新聞   こちら
関連サイト:たたら製鉄を体験してみよう!  横浜市歴史博物館   こちら





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Last updated  2026.05.03 07:01:55
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