東方見雲録

東方見雲録

2026.07.24
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カテゴリ: 郷土




かつて鳥取市福部町岩戸で作られていたほうき「バリンボウキ」を復活させるプロジェクトが進んでいる。鳥取砂丘の植物の根で作られていたが、砂丘が国立公園に指定された1963年から植物の採取が禁止され、制作は途絶えていた。県外から移住した男性が地域固有の文化として着目。クラウドファンディング(CF)を活用し、地区の工芸品としてよみがえらせる構えだ。(中村芙美子)

 バリンボウキは砂丘に自生するイネ科の植物ケカモノハシの根を束ねて作る。海風により砂が運ばれる同地区では玄関先や室内の掃き掃除に重宝された。同地区に住む松本謙吉さん(78)は、現在はアイエム電子鳥取砂丘こどもの国(同市浜坂)がある付近に母や祖母が出かけて採取していた姿を記憶しており「採ってきた根を背負って戻り、地区中で作っていた」と当時を懐かしむ。

 ■地域の固有文化
 プロジェクトの発起人は同町細川にアウトドア複合施設「IWADO BASE」をオープンした上田博隆代表(57)。2年前に移住したころに地域住民との会話からバリンボウキの存在を知り、興味を持った。

 鳥取砂丘ビジターセンター(同町湯山)で展示されている実物を見て「固有文化として面白い」と感じた。地域の文化として復活させ、次世代に残そうと、実際にほうきを作るワークショップを開いた経験がある同センター職員に作り方を教わった。

 ■CF開始
 国立公園内のケカモノハシは採取できないため、プロジェクトでは同町内の耕作放棄地で栽培。採取した根を洗浄し、束にまとめる工程は市内の就労支援事業所に委託する。将来的には市内の土産物販売店や複合施設で販売を予定。外国人観光客向けに制作体験会を開くことも考えている。

 資金集めのCFも始まった。目標額は100万円で募集期間は8月14日まで。上田代表は「岩戸にしかない工芸品。地域の文化としてつないでいきたい」と意気込む。
引用サイト:日本海新聞   こちら

こちら

関連サイト:鳥取砂丘のケカモノハシ   こちら

関連サイト:ケカモノハシ(毛鴨の嘴) 松江の花図鑑   こちら

関連サイト:工芸品「バリンボウキ」を復活させたい こちら



バリンボウキができるまで

栽培:ケカモノハシの栽培に適する畑の整備を行い、栽培を行います。
収穫:大切に育てたケカモノハシの根の部分だけを、丁寧に手作業で収穫します
乾燥:収穫した根には土や汚れが付着しているため、綺麗に洗い流し、しっかりと感想をさせます。
アイロン:乾燥した根は自然な状態ではよじれたり曲がったりしています。これを使い勝手の良い箒にするため、一つひとつの繊維にアイロンをかけて真っすぐに伸ばしていきます。さらにヤスリをかけて細かなケバを取り除き、風合いを出すための色掛けを行います。
製造:下準備が整った繊維を、岩戸に伝わってきた技法を用いて編み込み、束ねていき、特徴的な半月状のバリンボウキへと仕上げていきます。

関連サイト:【DMM 地方創生】 鳥取・岩戸地区の工芸品復活プロジェクトをDMMがサポート! こちら

関連サイト:DMM こちら





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Last updated  2026.07.24 12:09:41
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