いないって・・・
バスかなり進んでますよね?
添乗員Yが慌てて人数を数えだした。
「ほんとに2人足りないわ」
足りないわじゃないのだ。
人数を数えもせず、約束した時間の5分前に出発したのはあなた。
車中は思いっきりざわざわし始める。
「気の毒やわー、この寒いのに」
「なんで、人数かぞえんと、出発するん?」
集合時間に戻ったらバスもご一行様も誰もいないなんて、不安だろう。
手袋してても、タイツ+ブーツでも、ムートン着ててもこんなに寒いのだ、置き去りにされるなんて絶対許せない。
出発を早めるなら何故人数確認をしないのだ。
「皆様には次の博物館に行って頂きます、それから私はバスでお客様の救出に戻ります!」
あのね、新婚カップルは迷子になったんじゃないんですよ。
あなたが、置いてきたんですよ。わかってるのかな。
次のポイントが博物館で時間もたっぷりあるし、屋内だからよかったものの、ブランデンブルク門あたりで置き去りにしたら、私たちが大聖堂の前で凍えていないとならなかったではないか。
一同は、その新婚カップルがどんな人たちだったかまだよくわからないけれど、
「パニックになって、歩き回ってなければいいけどな」
「こんな寒いなかかわいそうやな」と心から心配していた。
「私、この添乗員絶対やると思ってたわ。今まで一度も人数数えてなかったやろ」
やっぱり、みんな気づいていたのか。
「こんなん、ごめんなさいで済まないで。」
ブダペスト インターコンチネンタルのパ… July 6, 2008 コメント(6)
エリザベートの愛したcafe Gerbeaud July 5, 2008 コメント(8)
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