ドレスデンのホテルに着いた。
バスからスーツケースが降ろされる時、皆様不安な面持ちで見守る。
落ちたのは11-12個。
開閉不可能の物は幸いにもなかったが、ぱっかり割れているのが3個。
あとはへこんだりで、形が歪んでいるもの、大きな傷がついているもの、いろいろ。
先程雨の暗がりの中で見たので、よく見えなかったが、とても2度と使える物ではなくなっていた。
「みなさーん!ご自分の荷物をcheckしてくださーい!」
「もうしてるがな」
「破損等ある方はこちらへどうぞ」
20人ほどのツアーだ、半数はそちら側へ。
「運転手さんはちゃんと閉めたと言ってるんですよ。こんなことは初めてだって。航空会社に請求しますので、ご安心ください」
航空会社に請求する!??? 何を!??
飛行機から降ろした時には無事だった荷物を、バスから落ちて破損した荷物を航空会社に保険金を請求する!?????
「バスから落ちたのに、なんで、飛行機のせいにするん?」
「大丈夫ですから。それともご自分の保険で手続きなさいますか?手続きは帰国便搭乗時に行ないますので覚えていてください」
あなた・・・
それは・・・
保険金詐欺です!
夕食時:
「みなさーん、今日はみなさんにご迷惑かけましたので、ドリンクは弊社でもたせていただきますので、なんでもご自由にオーダーしてください!お一人1ドリンクでお願いします」
「ドリンク一杯ですむかいな」
「運転手さんのお昼忘れたから、腹いせにされたんちゃうの」
「旅行社の落ち度なんだから、旅行社で補償してしもらわな」
「自分の保険使えってどういうことなん」
はっきり抗議しないものの、ひそひそずっとこんな会話が続いていた。
部屋に入ると:
少しして誰かがノックした。
大阪からのパワフル仲良し6人組みの一人だった。
「ヒーター、ついてん? ちょっと見に来てぇ」
2部屋訪問し、ヒーターの温度を上げてきた。
また少しするとノックが。
沖縄から参加のご夫婦の奥様が立っている。
「ヒーターですね。」
「それと、あのぅ・・・私、今日、髪洗った方がいいんでしょうか?」
(え!?????)
※関西弁nativeではないので、思い出しながら、書いてますが、言い方に間違いがあるかもしれません。ご容赦を※
ブダペスト インターコンチネンタルのパ… July 6, 2008 コメント(6)
エリザベートの愛したcafe Gerbeaud July 5, 2008 コメント(8)
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