1945年ドレスデンは爆撃によって、壊滅的な被害を受けた。 エルベ川のフィレンツェと呼ばれたこの街の住民はドレスデンだけは空爆には合わないと心から信じていたという。
85%が壊滅した。死者は3万人-15万人。あまりに数字に開きがありすぎる。
殆ど戦争の決着がついていた頃の無差別爆撃とあって、ナチの被害を受けていたヨーロッパ各国からも倫理上の非難があがったそうだ。
12年の歳月をかけて復元された聖母教会。1万もの瓦礫をパズルのように組み合わせたことから「世界一のパズル」と呼ばれる。黒の部分がオリジナルの石。
一瞬持ちこたえたかに見えた。
その2日後、2000度の高熱にさらされた後、冷えてもろくなった石は崩れ落ちる。
優美なシルエットはやはり 聖母教会 という名にふさわしい。 (下線部をクリックすると美しい全景がご覧になれます)
シュタルホーフ 馬上試合や狩猟が行なわれた。
きっとアイヴァンホーに出てくるような中世の騎士たちが鎧をまとって、飾られた馬に乗り、美女たちが声援をおくり、華やかな催しだったことだろう。
シュタルホーフの北壁、102mにも及ぶ「君主の行列」
壁画であったものを1904-1907にかけてマイセンが24600枚の特殊タイルに替えた。
空襲の炎の中、マイセン焼きはみごとに残った。
すぐ近くの聖母教会が崩れ落ちたのに、マイセン焼きは残るってすごい!
この壁の向かい側には木の人形やオルゴールを売ってるお店が並んでいて、すごく可愛い。おじさんの口から煙が出るタイプの人形を一つ買う。
観光スポットがぐるりと歩いて見られる距離にあるのは、普段なら嬉しいけど・・・
寒ーーーい! ! !
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