サイド自由欄
「ボレーやろう。」
「へーい。」
「ボールから、目を離すな。」
「見てるよ。」
「いーや、見ているようで、最後の最後、足がボールに当たる瞬間までは見ていない。
当たる瞬間には、もうボールの行方を目で追ってる。顔はもうゴールに入ってる。
当たる瞬間まで見ていれば、顔が蹴ったところを見たまま一瞬残るような感じになるはずだ。」
「ふーん。」
「ボールを見るなら、飛んで来るボールのスピード、高さ、曲がり方、回転の仕方を見ろ。
そうやってボールを見てると、人間の体は自然にボールの来る場所に寄って行くようになってるし、
当たるところまでよーく見てれば、ボールの芯にしっかり足の芯が当たる。」
「なんで?」
「人間の体って、集中して見ているものに引き寄せられていくもんなんや。」
「ふーん。じっと見てたら、顔で蹴ったりして。」
「おまえなら、ありえそーで怖いわ。イメージすること大事やで。
集中してれば、引き寄せられるようにイメージ通りの動きになるってことだ。」
「なーんだ。」
「脳が感じたり、考えたりすることに反応して、体がそうなるし、動くようにできてる。
ネガティブに失敗するかもとか失敗したらどうしようって考えてるとそうなる。
幸せな自分をイメージして、そうなるように今やるべきことに集中すれば、幸せになれる。
低い弾道の強烈なシュートやペルナンブカーノをイメージして、ボールの芯に当てることに集中すれば、
必ず、ボレー得意になっていくだけでなく、キック力がアップする。」
「ふむ。」
「遠くから飛んで来るボールを見て、どんどん近づいて来たら、ボールの芯を見る。
ワイドな視野から、焦点を絞って、蹴る瞬間、当たるまで、ボールの芯から目を離さない。
見ているつもりでも、蹴る瞬間に目で追ってしまうことはよくある。
気がつかないうちに雑になって目が離れるから、時々思い出さなきゃだめだぞ。」
「へーい。」
集中というのは、おまえのパフォーマンスや潜在能力を100%引き出すツールだ。
集中を生み出すエネルギーは、ENJOYすること。やってることが楽しいと思えれば、熱中できる。
集中力は誰にでもある。発揮するにはENJOYできる環境かどうかにかかっている。
1)今、自分がやりたいように思いっきりできる環境ならば、自分の能力を十分発揮できる。
⇒外部からのプレッシャーや、自分の中で自分にささやく不安や後悔を忘れてしまうこと。
誰にも文句や評価をされず、自分の自由に自分の責任でトライできることは楽しいことだ。
2)目標や目的がはっきりしてれば、そのために今、何をすべきかが具体的にわかる。
⇒人やボールの位置、戦況をよく見て何をすべきか決定できていること。
自分がやるべきことが具体的に決まっていれば、それに全力を傾けるだけでよい。
例えば、狙うゴールの場所とか、蹴るボールのポイントを決めてそれを全力でやる。
何かに熱中して、自分の能力を100%発揮できると、満足感が得られる。
イメージすること。そうすれば、イメージに近づく。
3)自分が学習ができること。
⇒負けても失敗してもがんばったプロセスや結果から、自分がスキルを学べること。
何か新しいことを発見したり、覚えたときって嬉しいだろ?
ターゲットを定めたら、自分が間違ってるんじゃないかとか不安になったり、悩まないことだ。
悩みながらでは、動きが鈍くなり、スタートも遅れる。詰めも甘くなる。信じて行くことだ。
人間は、考えたり、じっと見たものに引き寄せられる。
不安や雑念を気にすれば、ますます気になる。そしてそれに引き寄せられる。
悩めば、却って悪い方向に引き寄せられる。
「ボールの芯食って低い弾道の強いシュートを打ちたいとか、
敵の動きを察知して、インターセプトをばっちり決めるとか、
達成感や爽快感を感じる目標は、プレーごとにもあって、楽しめる。自分の中に。
誉められなきゃいけないとか、失敗しちゃいけない、賞品取らなきゃいけないとか、
プレー中に余計なことを考えることが、却って、集中できずに結果を出せない原因になる。
そういうプレッシャーを無くすことが、集中力が放っといても活躍する環境だ。
目の前のことに具体的な目標を持ち、今それをひとつずつクリアしていくことで、
どんどんステージが上がっていく。」
「うーん。」
「勉強の集中は、問題を解くことにチャレンジして、解けてうれしーと思えるかどうか、
この問題解けたら、女の子にモテると思えばがんばれる。
それとおんなじだ。今やってることの楽しみを見つけること。
それをやったら、どんないいことがあるか考える。
それがはっきりわかれば、あとは、今、目の前のことに集中するだけだ。
ターゲットが明確なら、それに向かってプレーすることができる・・・あ、勉強することができる。」
「うん。」
「ボールや目の前の状況に向かって一途に向かって行くこと。何も考えなくていい。
他の人や物は関係ない。自分が追いかけるものに対して、傍若無人でいい。
おまえの心がおまえにささやく不安や後悔や命令も忘れろ。」
「・・・?余計なことが自然と浮かんでくるんだよね。」
「そりゃ、そーだな。雑念が浮かばない状態にはならないよ。誰だって、雑念だらけや。」
「どーしたらいいのよ?」
「雑念を気にしないことだな。気にしていれば、心がそっちにだんだん引き付けられてしまう。」
「だから?」
「頭の中に、ゴミ箱作れ。パソコンのデスクトップにあるような奴。」
「なにそれ?」
「いろんな余計なことが浮かんできたら、ゴミ箱にドラッグしてポイと捨てて、フタしとけ。
まとまってきたら、ゴミ箱を空にしてもいいぞ。」
「間違ってゴミ箱に入れたら?」
「どうせまた浮かんでくるから、プレー中は大丈夫だ。」
「なんで?浮かんできたらまた困るじゃん。」
「そこらへんにほったらかしとけ。集中してれば、なんにも邪魔しないから大丈夫だ。」
「ふむ。」
「と、いうわけで、シュート練やる。」
「はい。」
「勘で蹴るなよ。ボールの芯を最後までしっかり見て蹴るんやで。」
「ふぉーい。」
「振り子やで。」
「ほんとに、イジメ系好きだね。」
「たまにじゃん。」
「いつもじゃん。」
「それが、オレのエンジョイだ。おまえをうまくするっていうターゲットが明確だから、
それをエネルギーにして集中してるんや。よかったなー、うまくなれて。」
「なに言ってんのかわかんないよ。」
「GO!」
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