サイド自由欄
「ボールに足が当たる瞬間、"ヒット"って言ってみー。」
「何それ?」
「いいから。蹴り方なんか余計なことは、何にも考えなくていいから。」
「ふむ。」
「ボールが足に当たる瞬間に言うんだぞ。ボールが足に当たるところを見てなきゃできない。
当たるとき、目が離れてるぞ。勘で言うなよ。」
「へーい。」
「ボールを見るなら、ボールの高さ、スピード、回転の仕方までしっかり見て、
そのボールの中心に当てる足のキックポイントがしっかり当たるように蹴る。
インでもアウトでもインステップでも、ボールの芯に足の芯を当てる。」
「ふぁーい。」
「プロの選手は、FKで、ボール曲げるとき、
ボールの中心やボールの中心から2~3cm外側を蹴るとか言ってるだろ?」
「ん。」
「ということは、蹴る瞬間に、ボールの中心がどこにあるのか、
センチ単位で正確にわかってるってことや。それぐらいでないと、プロにはなれんってことだ。」
「ん。」
「ボールの芯。ポン(踏み込み)・ピュン(蹴り)のタイミング!」
「芯に集中すればいいって言ったじゃん。」
「そーなんだけど、タイミングはおまけ。自分で言ってた今のおまえの課題だろ?」
「へへへ。オッケー。」
【基本】
※ボールの芯に足の芯を当てることを意識し、目を離さない。
•■ 基本練習。2mから5m。正面・前後・左右に振る。
•■ 足首固定。押す。
•■ バックスイング(蹴り足のカカとを速く深く)注意。
【ティーキック】
•■ 斜め2~3m前から投げたボールをフェンスに向かってキック。
•■ 基本練習の強キック版。野球のティバッティングのサッカー版。
•■ ポン(踏み込み)・ピュン(ヒット)・キック。踏み込みと同時にスイング。
【ロングティーキック】
•■ フェンスまでの距離を10mにする。
•■ 斜め5m前から球出し。
•■ ターゲットを確認し、そこに到達するまでの弾道をイメージする。
【ボレー】
•■ 10~20m前・横・斜め後ろから放り投げたボールをゴールに向かってキック。
•■ 遠くから来るボールが近づくとき、ボールの高さ・速さ・回転をしっかり見ると同時に、
目の前に来て、さらに集中。キックの瞬間までボールの芯から目を離さず捉える。
■自分の好きな選手のボレーをイメージ。
「ノールックはダメってこと?」
「いや、ボールを見ずに、敵の動きやターゲットを見ながら蹴ることはもちろんある。
フェイントとか、間接視野でボールを捉えることもサッカーには必要だからな。」
「だよね。」
「今日は、ボールの芯や足を当てる点を見て正確に当てよーってことだ。
周りの状況に惑わされず、結果に対する不安や恐れを忘れてそれだけに集中すると、
潜在能力のおかげで、脳からの命令なしに、体が自然と反応して、
"蹴る"ということに体中の神経が連動する。
そうやって、キックの精度や身体操作のレベルが上がっていく。
T・W・ガルウェイという人の書いたインナーゲームっていうやり方。」
「けど、前言ってたテニスの奴でしょ?」
「そー。それを応用してみようと思ってな。」
「ふーん。」
「やってみると結構、(ああ、こうすればこうなるのか。)って発見があるかもしれない。
サッカーでは、目線を上げたまま蹴ることもあるので、
うまくなってくると集中が雑になって、インパクトの焦点がボケていることもある。
基本のキは、ボールの中心を捕らえること。さらに精度を高めるためにしばらく原点に戻ろう。」
「ふむ。」
「時々、自分でもチェックしなよ。」
「どーやってチェックするの?」
「ゆっくりしたボール、近くから投げたボール、タカハラ・リフティングで、
ボールの芯を見る感覚を、思い出すようにしたらどーや?
目を離さず、蹴ったあとも目・顔が、残っているようならいいんじゃねえか?
高原もそんなこと考えながらあのリフティングやってるんじゃねえかなあ。」
「なるほど。やってみる。」
「インナーゲームでは、頭の中で先に映像をイメージすることが大切。
シュートだったら、ゴールに向かうボールの弾道やうまい人のフォーム。かっこいい自分でもいい。
そういうイメージが、明確にあれば、あとは、何も考えず、しっかりボールを見るだけ。
1球1球ごとの結果で、がっかりしたり、満足したりしないで、ボールを蹴ることに集中する。
結果は、いずれついてくる。気にせんでもいいぞ。」
「ふぉーい。」
「集中キックで、クロスボールから、シュート練習。」
「集中キックって何よ?」
「さっきから言ってる蹴り方に名前付けたんだ。」
「名前付けたって先に言ってよ。」
「今、思いついたんや。
ターゲットを確認して、後はボールに集中。
ボールの回転、高さ、スピードを見る。蹴る瞬間にはボールの芯を見る。
ボールの芯に蹴り足の芯が当たるまで目を離さず、しっかり見るってことや。」
「ずーっと見てたらけっこー大変だよ。」
「何言ってるんや。ボールの出どころから、飛んで来るのをワイドに見ていて、
近づくほどに絞って、インパクトで瞬間的にキュッと一点集中。ワイドとフォーカスの切り替え。」
「ふむ。」
「ボールが来たら、目と耳と鼻で、見て、飛んで来るボールの音を聞き、
インパクトの音を聞け。ボールの匂いを嗅げ。」
「においはないでしょ?」
「その気になれば、匂いもわかる。」
「わかるわけないじゃん。」
「匂いがあるのかないのかよーく感じようとしてみろ。もしかしたら、犬の運チついてるかもよ。」
「えー。」
「空振りすなー。」
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