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昨日書きましたように、今日は小学校時代の恩師のお墓参り。生憎、インフルエンザに罹ってしまったりして来れなかった人が2人出たので、集まったのは野郎ども4人と少なめでしたけれども、その分、こじんまりと、そしてたっぷり話が出来たので、とても良かった。先生もお墓の下でお喜びだったことでありましょう。 ところで、今日、インフルエンザで参加出来なかったKさんからの連絡で、我々の共通の恩師・・・というか、我々が通っていた学校の創立者の講話を YouTube にアップしたので、良かったら聴いてくださいとの報せがありまして。 その創立者とは小原国芳先生のこと。我々は共に、国芳先生(=おやじ)と握手してこの学校に入学し、我々が中学2年生になった時に、おやじは亡くなったのでした。この講話は、亡くなる2年前のこと。だからこの時、おやじは88歳くらいでしたでしょうか。小原国芳先生講話1小原国芳先生講話2 で、私も40年ぶりにおやじの肉声を聴いたのですけれども、懐かしくてねえ。おやじは私がこれまでの生涯で持った4人の先生の一人。その先生の声がこうして奇跡的に残っていたというのは、驚くべきことであり、またありがたいことでございます。 これを小原国芳先生のことをまるで知らない人が聴いてどう思うのかは分かりませんけれども、先生をおやじと呼んで育った我々からすると、もう一つ一つの言葉が慈雨のごとしですよ。本当にカリスマ性のある、人間味のある、偉大な教育者でした。 今日は、だから、二人の大恩人のことを偲ぶことが出来て、いい一日になりましたよ。
January 31, 2016
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今日は名古屋某所で極秘の任務を果たした後、そのまま実家に帰宅。天気が優れなかったせいか、東名は渋滞もなく、すんなり戻ることができました。 もっとも大井松田あたりを走っていた時だったか、三車線のど真ん中の車線で立ち往生しているクルマがあって、それを避けるので、皆、右往左往することになり、その時だけちょっと緊張しましたけどね・・・。こちらもヤバかったけれど、止まっているクルマに乗っている人たちはもっと恐怖の時間を味わっていただろうねえ。あれじゃ、いつ衝突されてもおかしくないって感じでしたから。 さてさて、この時期、私が実家に戻るのはですね、小学校時代の恩師のお墓参りがあるからなんです。本当は今日、1月30日が命日で、しかし、それでは皆が集まれないので、一応、2月の第一日曜日のお昼1時にお墓の前集合、ということになっておりましてね。だけど、今年に限って私がその日に入試関係の仕事が入ってしまったため、皆に無理を言って、今年だけ明日の日曜日にお墓参りをすることにしてもらったわけ。 というわけで、明日は小学校時代の同窓会を兼ねたお墓参りでございます。 ちなみに、恩師の先生は53歳で亡くなったのですが、ついに今年、我々がその歳に追いついてしまうことになりました。 先生は、今、我々がそうであるこの年齢で亡くなったんですなあ・・・。そう考えると、愕然としますね。今、私に死ぬ覚悟ないもん。全然ない。なのに、死ななくちゃならないとなったら、辛いだろうなあ。ま、先生は心臓発作で、突然亡くなったのですけどね。もちろん、先生のことですから、過労が本当の原因でしょうけれども。 だから、明日はお墓の中の先生に、「先生が亡くなった歳になって、先生の無念さが一層分かるようになりましたよ」って報告しなきゃ。 っていうか、今日が祥月命日だから、今日は久しぶりに寝ながら先生と話をしようかな。「釈迦楽、お前は研究者になれよ」って、小学校の卒業式の日に言ってくれた、その先生の期待に添うような研究者になっているかどうかは、アレですけどね。でも、私だって私なりには努力しているつもりですよと。そのくらいの言い訳はしちゃおうかな。
January 30, 2016
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『スター・ウォーズ』を観て参りましたよ、ついに。 『スター・ウォーズ』ヲタクでは全然ない私、15歳の夏に一番最初の奴を観て感動して以来、二度目の『スター・ウォーズ』体験でございました。 その意味で、今回の奴にはハン・ソロが出て来るし、レイア姫が出て来るし、ルークも、R2-D2も、C-3POも出て来るし、私も含め、38年ぶりの同窓会みたいな感じで楽しめましたねえ。「エピソードなんちゃら」とかいうの全部すっ飛ばして、これが『スター・ウォーズ2』だと言われても、全然違和感がないという。 しかし、同窓会で久しぶりに会った友人同士、「お前、全然変わらないなあ!」とかって、バンバン肩を叩きあう体で言えば、『スター・ウォーズ』も変ってないねえ。いつの時代もすっごく悪い奴がいてさ、全宇宙を支配しようとして、それに対するレジスタンスを繰り返す反乱軍を叩きのめそうと躍起になっているという、その構図が全然変わってないという。 悪い奴って、いつでも全宇宙支配しようとするけど、支配してどうするの? 誰も抵抗しなくなったら、わーい、やったー、とかってお祝いするの? 誰も抵抗しなくなったら、逆に退屈にならないの? みんなを支配したいっていうその心根が、イマイチ分らないんだよな~。 でまた、一番最初の奴は「悪い奴はいい奴の親でした」だったけど、今回のは「悪い奴はいい奴の子どもでした」って感じで、どうもいい奴と悪い奴が親子っていうパターンばっかりですなあ。 つまり、いい奴は二代続かないと。あ! それが今作の『スター・ウォーズ フォースの隔世』っていうタイトルの意味か! 隔世じゃねえよ、覚醒だよ。 でもアレですな。何しろ『スター・ウォーズ』は、宇宙をまたにかけた壮大なる親子喧嘩の物語だから、そうやって常に「親が良ければ子が悪い、子が良ければ親が悪い」を繰り返して行けば、延々と親子喧嘩を続けていられるね! このままずーっと作り続けて「エピソード101」だって作れそうだ。 今回のを観る限り、あれでしょ、今度はルークが昔のオビ・ワンみたいな感じで、レイを鍛えます、みたいな話になるんでしょ。それで、ハン・ソロの代りがポーなんじゃないの? それでレイの恋人がフィンで・・・あ! 実はレイとフィンは兄・妹でしたとか! (ちげーよ) とにかく、この先のエピソードを観るかどうかは別として、今回のは、エピソード4の続篇として、それなりに楽しめたのでした。BB-8も可愛かったしね!
January 29, 2016
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期末試験やっていると、時々、よく分からない学生の言い分に出くわす時がありまして。 例えばね、期末試験の日に休んでおいて、後から追試をやってくれと頼んでくる奴とか。 そりゃ、祖父が亡くなりまして、とか、そういう正当な理由があればいいですよ。あるいはインフルエンザでしたとか。その場合、医師の診断書を添えて事務に出せば、事務を通じて追試の要請が来るので、そういうのには対処しますが。 でも、そうじゃなくて、寝坊したとか、忘れてたとか、そういうんだものなあ・・・。 それで泣き付いてくるのはまだいいとして、中には研究室に貼り紙して、「追試のお願いに来たけれど、先生がいなかったので、帰ります。つきましてはこのアドレスにメールしてきて下さい」とか、書いてくる奴もいる。 なんで俺がお前にメールしなきゃいけないんだよっ! あとね、今日いたのはこういう奴。 試験は受けたのだけど、試験が終った後、私のところに来て、「今日、テストだとは知らなかったので、何も書けませんでしたが、落とされるとまずいので、何とかお願いします」と。 もう何週間も前から「この日にテストやるよ」って連絡しているのに、知らなかったってどういうこと? ずっと授業に出てなかったってことじゃないの。他の学生は皆、準備して今日のテストに臨んでいるのに。 それを、ぬけしゃーしゃーと、恥しげもなく「全然解答できなかったけれど合格にしてくれ」って、どういう言い分なの、ソレ? もちろん、大半の学生はまともなんですけれども、中にこういうのがいると、ガックリくるよね。 ま、世の中、色んな人がいるもんですな。
January 28, 2016
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期末試験のシーズンを迎え、もうそろそろ今年度の授業もおしまいかなあ、というところまでようやくたどり着いた、という感じでございます。 ところで、年度のカリキュラムが終わりかけているせいかもしれませんけれども、試験から解放された学生たちがキャンパスの中で踊り狂っております。 いや、それがですね、文字通りの踊り狂いなんです。 私なんかが学生の時分と今どきの学生では、いろいろ違うところがありまして、昔の学生は知的なことに興味関心がありましたけれども、今はそうじゃない、とか、昔の学生は海外への憧れがありましたけれども、今はそうじゃないとか、多々あるなかで、もう一つ顕著に違うのは、今どきの学生は「踊る」ということです。 もうね、キャンパスのあちらこちらで、暇さえあれば踊っている。鏡があったり、ガラスに自分たちの姿が映せるような場所があれば、群がって踊っている。 それがまた真剣そのもので、一人の場合もあるし、数人のチームのこともありますが、それぞれ振付をしながら踊っているの。でまた、踊っている彼らは恥ずかしげもなくて、周囲を大勢の人が通りかかっても全然臆する気配もない。熱中して一心不乱に踊っているんです。 今や大学というところは、ダンススクールみたいです。学生の大半が「スクールメイツ」(古い?)みたいです。 日本人って、こんなにダンス好きな民族でしたっけ??? あっちでもこっちでも踊っている学生たちを横目で眺めながら、その熱意があるのなら、もうちょっと勉強してくれよと。大学は本来、踊りの振付をするところじゃないよと。苦言を呈したくなる私なのであります。
January 27, 2016
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今月のはじめに脱稿したフォークナーに関するエッセイの原稿と、つい先日脱稿した書評の原稿、その両方がほぼ同時にゲラとなり、校正に回ってきました。 で、校正作業に入ったのですけど、本の原稿の校正とは違ってさほど長いものではないので、校正作業自体もそれほど時間もかからず、直すところもあまりない。 その意味で、狩りで狩った獲物を(料理する前に)目の前に置いて眺めているような、「もうすぐこれがご馳走となる(活字になる)のだな」と思いながらワクワクしているような、そんな気分でございます。特に前者は、昨年後半の半年をかけて準備した原稿だけに、そして我ながら「割と出来がいいんじゃないの?」と思っているところもあるだけに、ちょっと嬉しい。 苦労した後の、収穫の喜びって奴? ま、そんな感じです。締切を前にしている時は、「締切、近づくな!」と思うくせに、原稿が完成してしまうと、「早く活字になれ!」と思うのですから、書き手というのは勝手なものですな。 大学の方は、期末試験の真っ最中。試験するのは簡単だけど、採点が辛いんだよね・・・。そして私はそれに加えて修論指導の最終ラウンド。これはこれで苦しいのですけれども、こちらは大分先が見えてきた感じ。 となると、次は自分の仕事。紀要論文、書かなくちゃ。 幸か不幸か、仕事ってのは、次々目の前に現れるものですな。ま、今日この後は、少しの時間だけ、収穫の喜びに浸るとしましょうか。
January 26, 2016
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今日、夕方のコーヒータイムに同僚のI先生から「エッセイを書きたい」との相談を受けました。 哲学がご専門のI先生、難しい政治哲学の論文を書いてきたけど、もうそれはいいと。これからはもっと軽い・・・と言うと言い方は悪いですが、もっと多くの人に気軽に読んでもらえるようなものが書きたい。それについてアドバイスはないか、ということなんですな。 あるよ。 まず文章面から言うと、多分、今まで、ページが文字で埋め尽くされているような文章を書いてきたのだろうと思うけど、多くの人に読まれたいというのであれば、それじゃダメ。 じゃ、どうするか。 ワンセンテンスごとに改行する。これだな。学術的な文章としてはあり得ないけど、人に読まれたいなら、これ以外あり得ない。 次はテーマ。 これには二つの道がある。 一つは、今、一般大衆にとって関心があるテーマを、哲学的に解説するという方法。例えば「終活」を哲学的に考える、とか。 もう一つの道は、今、廃れているテーマを、改めて復活させるという方法。 例えば、「今、改めて読むサルトル」とか。 で、一番いいのは、この二つの方法を合体させること。つまり、今、人々の関心のあることを、廃れた視点を復活させながら解説する、という方法ですな。 で、思ったのだけど、今哲学系の人が書くべきエッセイのテーマは「アラン」じゃないかなと。 アランといえば『幸福論』が有名ですが、まあ、学術的な論文の対象となるようなものじゃない。学問的には放っておかれたモノですな。 だけど、そういう放置モノを復活させ、それを通じて21世紀を生きる我々の幸福って何かを問うなんてのは、なかなかイケてるテーマじゃないかなと。 そんなことをI先生に口から出まかせ的にアドバイスしているうちに、マジでこれ、いいテーマなんじゃないかと思えてきた。 アランの『幸福論』を現代的にアレンジして解釈し、それをワンセンテンス改行方式で書く。 I先生がやらないなら、私がやっちゃうよ、これ。
January 25, 2016
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いや~、今日は寒い! 暖冬だと思っていたのに、何、この寒さは?! おまけに名古屋地方、今日の夜から明日未明にかけて雪との予報。明日は大学に行けるのかなあ。ひょっとして休校とかならない? 昔、東京で非常勤をして糊口をしのいでいた頃、勤め先の大学が雪の日には休校になったんですよね。八王子の方にある大学だったんですけど、大学の正門前に長い長い上り坂がある。で、これが雪になるとバスが上れなくなるの。だから問答無用で休校。だから雪が降ると、やった~! と思ったものでございますよ。 明日、そうならないかなあ。 さて、今日はあまりにも寒かったので、もう一日中家に閉じこもって仕事。昨日から書きかけの書評も、結局書き上げちゃった。良かった、良かった。この件は、これで一安心。 だけどまだ修論指導があるんだよな~。今日はこれから、この仕事に掛かり切りの予定。なかなか自分の仕事に辿り着かない。本当は、そろそろ紀要論文を書き始めないとまずいのだけど。 ま、紀要論文なんて、その気になれば3日で書くけどね。 ってなわけで、とにかく今日はあまりの寒さに縮こまっている私なのであります。
January 24, 2016
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頼まれていた書評、いよいよ締切が近くなってきたので、今日は半日、この原稿に取り組んでおりました。 が! 結局、完成せず・・・。 っていうかさあ、書評する本が450ページの本なのよ。それをですよ、600字で書評しろってんだから、無理でしょ。 私の乏しい経験から申しますと、これが800字だったら、なんとかなるのよ。800字だったら、結構なことが言える。だけど、600字は無理。800字と600字、たかが200字の差なんだけど、この差が大きいんだなあ。 もうね、600字だったら、つまんないことしか言えないよ。ほんと、スカッスカのことしか言えない。で、そのスカッスカなものを書いて、「600字じゃ、これしか言えねえよ!」とかって投げ出したくなる。「悪い釈迦楽」君が出てきて、「そうだ、そうだ。もうこれでホカっちまえよ」とささやく。 だけど、そこで「いやいやいやいや」と。 お前のモットーはなんだ? 「綺麗な仕事をする」じゃなかったのか? 600字の字数制限を言い訳にして、スカッスカなもの書いて、それで「綺麗な仕事」って言えるのか? ・・・と、「良い釈迦楽」君が耳もとでささやくわけ。 で、またウンウン言いながら、原稿を書き直す。これの繰り返し。で、たかが600字の原稿が書きあがらなかったと。 ま、まだ明日一日あるからな。 ってなわけで、明日はまた別な仕事を、と思っていたのですけど、明日もまたこの仕事の続きになりそうな気配。いや、気配じゃなくて、実際そうなんですけど。 ま、何とかなるでしょ。私は、文章道においては求道派だからね。10回書き直せば10倍良くなる、そう信じておりますのでね。せいぜい頑張ります。
January 23, 2016
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スズキが「イグニス」という新型車を発売しましたけど、売れそうなクルマですな!これこれ! ↓新型イグニス ま、ちょうど家内の愛車としてデミオを買った直後だったので、もうちょい早く発表してよ! という感じ。実は同じスズキの「スイフト」と「ラパン」も愛車候補だったんですよね。もしそこにイグニスが参入していたら、そちらの方に心が動いていたのかも・・・。 ところで、イグニスの何がすごいって、その圧倒的な軽量設計です。小型車クラスとはいえ、今時1トンを超すのが普通なのに、このクルマは僅か850キロ! 軽自動車の経験が豊富なのもあるのでしょうが、クルマを軽く作らせるとなったら、今のスズキの技術力はスゴイ。クルマの軽量化ってのは、「走る・曲がる・止まる」というクルマの全機能に効果的に働くものなのですけど、その技術カテゴリーでスズキは日本の自動車業界の中でも突出したと言える。 また最近のスズキはデザイン面もなかなか大したもので、今評判の「アルト」のデザインはあまり評価しない私ですけれども、「ラパン」はすごいし、「ハスラー」もいい。そして「イグニス」もかなり面白い。 「突出した技術」と「優れたデザイン」という点で、今、日本車で注目すべきはマツダとスズキ。逆に、その両方でダメなのが日産とホンダ。トヨタは、もともとその両方に関心がない。だからトヨタに挑戦するには「突出した技術」と「優れたデザイン」で攻めるしかなく、日産とホンダはそれでトヨタに挑んできたはずなんですけど、このところダメですなあ。日産の最近の技術的トピックとしては未熟の一語で片づけられる「ドライブ・バイ・ワイヤー」、ホンダに至ってはステップワゴンの「後部ドア乗り込み」ですからね・・・。ダメだこりゃ。 ま、とにかく「イグニス」、ちょっと欲しくなるクルマですな。 さて、今日の私ですが、先週のセンター入試の代休を取ったので、お昼、給料日ランチをしてきました。向ったのは三好にあるお気に入りのフレンチ・レストラン「シェ・モンアミ」。今日もおいしかった! ということで、英気も養ったし、今週末は寒気が一段と強まるというし、明日・明後日は家にこもって溜まった仕事をしましょうかね。
January 22, 2016
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先日購入した新しいパソコンが届きまして、セッティングまで業者の人にやってもらっちゃった。 今まで使っていた富士通の「DESKPOWER F/A50」は名機でね。Vista なのに処理スピードは速かったし、すごくいいパソコンだった。16インチのモニターが今の基準からいうとちょっと小さ目でしたけど、それ以外は問題なくずっと私の仕事を支えてくれた。ある意味、初めて気に入ったウィンドウズマシンでしたね。 そんなこともありまして、まさかまさかの連続富士通。今度のは「FH77UD」。 今回はモニターが23インチくらいありますからね。でかいでかい。ハードディスクなんて2テラバイトくらいある。スピーカーはパイオニア製ですよ。気のせいかモニターの色も鮮やか。 ってなわけで、研究室に新しいおもちゃが来たような感じ。パソコンがグレードアップしたからと言って、それを使っている人間がグレードアップするわけじゃーありませんが、なんとなくそんな気になって、やる気もちょっとアップ! 人間なんて単純なものでございますよ。いや、私が単純なのか。 で、今日は木曜日で道場の日。業界用語で申し訳ありませんが、二段技・巻込と、同じく二段技・松葉捕の形が少し変わったということで、その新しい形を教えていただいた後、それぞれに分れて稽古。私の苦手な二段技・腕押捕の稽古をしていて、この技は要するに二段技・手刀絞を腕全体でかけるようなものだと教わり、なるほど、と納得。ちょっとしたことですけれども、そういうヒントが上達には重要なのよね~。 そしていい稽古が出来た後、帰り道にセブンイレブンによって、最近新しくなったというドーナツを5種類くらい買って帰宅。 で、食後のデザート感覚で食べてみたのですけど、うーん、なかなか美味しいではないですか。ミスドと比べてどう、というのはありますが、これはこれで美味しい。コーヒーとドーナツってのは、別腹だねえ。 ってなわけで、今日は色々、収穫の多い日だったのであります。
January 21, 2016
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先日デヴィッド・ボウイが亡くなってガビーンと思っていたら、今度はイーグルスのグレン・フライの訃報が。享年67。デヴィッド・ボウイは69歳で亡くなりましたが、どうも70歳の壁というのがあるようで、そこを越えられないロック・ミュージシャンが居るわけですな。 ということは・・・これから馴染みの名前が次々と、なんてことになるのかもね。 それもそうなんですけど、今日はまた前進座の中村梅之助さんの訃報が・・・。 まあ、私からすれば、中村梅之助と言えば『遠山の金さん』なわけで、子どもの頃、たしか日曜日の夜8時の放送だったと記憶しておりますが、これが強烈な印象として残っております。 何せ日曜日の夜ですから、明日は学校に行かなくてはならない。夕方6時半の『サザエさん』あたりから段々憂鬱になってくるわけですけれども、これが『金さん』になると、これを見終わったらすぐに風呂に入って寝なくてはならない。ああ、昨日の今頃、『全員集合』を見て、『キイハンター』をチラ見していた頃は良かった、あの時はまだ「明日は日曜日だ!」という希望があったのに・・・。 そんな軽い絶望感を抱きながら見ていた『金さん』。そして遊び人の金さんがお奉行に早変わりし、「おうおうおう、往生際が悪いな。この遠山の桜吹雪、忘れたたあ言わせねえ」みたいな威勢のいい啖呵を切ってくれるのを、日曜日の最後の楽しみにしていた私。 その後、遠山の金さんを演じた俳優は沢山いるし、そういう人たちは、ある意味、中村梅之助よりハンサムだったかも知れませんが、何だろう、あの梅之助の、町人を演じている時のいなせな感じと、奉行を演じている時の威厳の切り替え、あれはちょっと他の金さんにはないものでしたなあ。それは私の贔屓目かも知れないけれど。 っていうか、もし中村梅之助さんみたいなおじさんが親戚にいたら、いいよね! 子分肌の私だったら、さしずめ「おじさん、おじさん!」って懐いて可愛がってもらって、色々なところに連れていってもらって、大人の勉強をさせてもらっただろうに。 ってなわけで、何だかこのところ、(一方的に)馴染みを感じていた人が次々亡くなるなあと、いささか寂しい思いをしているワタクシなのでありました、とさ。みんなまとめて合掌。
January 20, 2016
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今朝の新聞にTBSラジオの長寿番組「大沢悠里のゆうゆうワイド」が終了するとのニュースが出ていて、ちょっと感慨深いものがありました。 これ、朝からお昼にかけての番組ですから、普通の状態であれば私に縁のある番組ではないのですが、学生時代、しばしば風邪をひいて寝込むことが多かった私は、結構な頻度で病床でこの番組を聴いていたという。 そう、今考えても「どうして?」って思うくらい、10代から20代にかけて私はよく風邪をひいたんですよね。冬が3ヶ月あるとして、そのうちの2ヶ月は風邪をひいていて、そのうちの1ヶ月は寝込んでいた、くらいの印象です。風邪のウイルスに対する免疫がゼロだったとしか思えない。 だもので、冬場、よく大学を休んで家で寝ていたわけ。 朝起きるじゃないですか。で、熱がある。あー、やっぱりダメか~、と思い、今日は大学を休むことにする。で、ベッドに戻る。何で俺はこんなに風邪ばっかり引いているんだ、という思いで自己嫌悪に陥り、その情けなさと熱にうなされながら昼前の11時くらいまで枕元のラジオをうつらうつらと聴くともなしに聴く。そんな時に聴いていたのが、TBSラジオの「大沢悠里のゆうゆうワイド」だったわけ。 それで、11時半頃になると、さすがに諦めの境地になって、仕方ない、とりあえず今日は身体を休めよう。ところでお昼御飯は何かな? などと考えだす。そう、釈迦楽家の男は、風邪をひいてもなぜか食欲だけは落ちないのでありまーす。 で、そのころになると「ゆうゆうワイド」の名物コーナーである永六輔さんの「誰かとどこかで」とか、森山良子さんの「ハート・オブ・ポップス」、浜美枝さんの「いいひと見つけた」などの時間になるので、それははっきりした頭で聴く。 ちなみに、午後からはFM東京で、細川俊之さんの「ワールド・オブ・エレガンス」を聴くのが決まり。そのことはこのブログでも書きましたかね。 で、夕方になると、またTBSに戻って小沢昭一さんの「小沢昭一的こころ」を聴く。 そんなことの繰り返し。それが私の学生時代でありました。 だからね、私は案外、大沢悠里さんのラジオに愛着があるのよ。愛着というか・・・思い出がね。 大沢悠里さんご自身のトークは、NHKの「昼のいこい」的なものにもう少し色を付けたというか、そんな感じで、基本穏やか、そしてたまに軽いお色気的なものも混ぜながら、しかし決して過激には走らない安定感があって、こういう「個性」とすら言えないような「個性」こそが、リスナーから30年のご愛顧を賜るんだろうなと。飽きる要素がないから飽きられないというか。 だから、私なんぞは「ゆうゆうワイド」みたいな番組は永遠に続くのかと思っていたし、とはいえ、続いても続かなくてもどっちでもいいよ的なところもあったのですが、しかし、いざ「実はもうすぐ終わるよ」って言われちゃうと、「ウソ! 終わるの? 終わらなくてもいいんじゃないの?」みたいな贔屓心が出てくるという。 でも、大沢悠里さんも今や74歳とのこと。スタート時点ではまだ男としてギラギラの残る40代半ばだったとすれば、大分お歳を召されたことでしょう。そろそろお休みが欲しい、ということなんでしょうね。そりゃ、そうですよね。普通の会社員だったら、とっくに定年・引退して、それこそ「ゆうゆう」しているはずなんだから。 ということで、30年の長きにわたって午前中からお昼にかけてのラジオ番組を担当された大沢さんには、一リスナーとして、「長い間、お疲れ様でした。私も随分、楽しませていただきましたヨ」という言葉を贈りたいと思います。ほんと、お疲れ様でした。今後はまた別な番組で、あのまろやかな声を聴かせて下さいな。
January 19, 2016
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昨夜、WOWOWで『ビッグアイズ』という映画を観ました。これ、実話を基にした映画で、本当は奥さんが描いているのに、旦那の方が描いたことにして売り出し、一時すごい人気を誇ったインチキ画家の話。ティム・バートン監督なので、ちょっとは期待して見たのですけど、全然面白くなかった・・・。入試監督疲れで途中寝ちゃったけど、ま、その程度の映画だったということで。 ところでこの映画、インチキ画家を演じたのがクリストフ・ヴァルツなんですけど、なんにも面白くない。この人、『イングロリアス・バスターズ』で出てきた時にはすごい役者が出てきたもんだと驚嘆したものですけど、その後パッとしないですなあ! しょせん、そこまでの役者だったのか、それとも監督の使い方が悪いのか。あるいは、使いどころの狭い役者なのか。 そして、一夜明けて今日はセンター入試の代休日。ということで、家内の愛車選び問題に片を付けることに。 結局、家内の新しい愛車はマツダ・デミオに決まりました! で、今日はディーラーに住民票やら車庫証明やら頭金やら持ち込んで手続きを完了させてきたという次第。実際にクルマが我が家に来るのは2週間ほど先になるようですけれども、楽しみでございます。と言っても、私のクルマではなく家内のクルマなのですが。でも時々運転させてもらおうっと! で、契約完了を祝してディーラーの近くにあるケーキ屋さん、「Kitazaki」でザッハトルテをゲット。本当はこのお店の自慢のシブーストが買いたかったのですが、さすがに人気があってお昼の時点ですでに売り切れ。でも、ザッハトルテもおいしかったです。 そして、午後からはずっと本読み。書評を頼まれている本、まだ読み終わってなかったもので。3分の2くらい読んだかな? 早く読み終えて、今週末くらいには原稿仕上げないと。 ってな感じで、あれこれありましたが、とりあえず今日はセンター入試疲れを癒す一日、という位置づけなので、この後ものんびり過ごすことにします。
January 18, 2016
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センター入試ようやく終わった~・・・。疲れた~・・・。年々、この仕事キツくなるわ・・・。身体の芯から疲れた。 あんまり辛いので、休憩時間にスマホで『大菩薩峠』むさぼり読んで現実逃避。それにしても面白いわ、大菩薩峠。今、金蔵っていう登場人物が出てきて、これが女に横恋慕する変な奴なんですけど、その気味の悪さが特筆もの。ちょっとね、ディケンズの小説に出てくるユライア・ヒープみたいな感じ。 そういう意味では大菩薩峠、ディケンズ的なところもありますな。 でもあれでしょ、作者の中里介山ってクリスチャンで、ロシア小説マニアなんでしょ。目指すはトルストイかドストエフスキーか、みたいな。 机龍之介みたいな悪党を描いて、最終的には彼が回心していく、みたいな筋にしたかったのですかねえ。 いきなり老人を意味もなく叩き斬ってしまうところも、ラスコーリ・ニコフ的な。 アレ? 机龍之介とラスコーリ・ニコフ、発音似てない? アナグラムだったりしない? しないか。似てないね、よくよく考えると。 とにかく。 今の私には大菩薩峠がビタミン剤みたい。これさえあれば、辛いことも乗り越えられる。来週はまた退屈な教授会あるけど、スマホで大菩薩峠読んで乗り切ろうっと。
January 17, 2016
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今日はセンター入試初日。ということで朝も早よから監督業務。まあ、疲れる。特にリスニング・テストが。 それにしても、ふた昔前は、群れなす受験生を見ながら、ちょっと前には自分もこんな風に大学受験したっけなあ、とか思って感慨があったものですが、今や彼らの父親より年上の年齢となり、受験生たちに自身を投影できなくなった自分がいるという。ただ単にキツイ仕事なだけでございます。 はあ、明日は二日目。何事もなく済めばいいのですが・・・。
January 16, 2016
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今、岐阜県美術館で開催中の「もうひとつの輝き 最後の印象派」展の会期がこの週末で終るということで、明日からセンター試験の監督業務に追われる身、今日行くしかないでしょ、ということになり、ちょいと足を延ばして行ってきました。 が、その前に腹ごしらえ。本郷の交差点のすぐ傍にある「八の角」というラーメン屋さんで、名物の「トマトラーメン」を食します。ラーメン一杯分のスープの中に、トマト丸ごと1個分が溶け込んでいるというヘルシー志向のラーメンなんですけど、今回も美味しかったです。 で、そこからすぐの東名名古屋インターから名神高速に乗り、一路岐阜へ。 名古屋以外の人って、岐阜というのはすごく遠い所にあると思っていることが多くて、ま、私も以前はそうでしたが、実は名古屋と岐阜って目と鼻の先なんですな。だから高速を使ったら岐阜なんてすぐよ。 で、それこそ30分ちょいくらいで岐阜県美に到着~。 で、展示を見始めたと。 普通、印象派というと、それこそモネ、マネ、セザンヌ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ドガ、シニャック、とか、そんな感じでございましょ? 時代的には19世紀の最後の四半世紀って感じじゃないかと思うわけですけれども、今回の展覧会は、その後の世代、すなわち1900年から1920年代に活躍した、印象派最後の世代の画家たちの作品を集めてあるわけ。 だから、画家の名前を聞いてもあまり馴染みがない。例えばアンリ・ル・シダネルとか、エドモン・アマン=ジャン、エルネスト・ローラン、アンリ・マルタン、シャルル・コッテ、リュシアン・シモン、アンドレ・ドーシェ、とか、ま、そんな感じ。へえー、そういう画家がいたんだ~、ってな感じのばかりでございます。 ちなみに私が今回、割と気に入った作品は、アンリ・マルタンの「収穫」、アンドレ・ドーシェの「レスコニーユの街はずれ」、エミール・クラウスの「私の庭」、アンリ・ル・シダネルの「モントルイユ=ベレー、窓辺」等々。だけど一番インパクトがあったのは、この展覧会のシンボルともいうべきアンリ・マルタンの「野原を行く少女」かな・・・。これこれ! ↓最後の印象派展 結構大きな絵で、これがドーンと飾ってあったら、結構いいかなと。 だ・け・ど。 やっぱり、印象派の主力たちの作品群と比べると、どれもちょっとずつインパクトがないわけ。強烈な個性がない。今回の展覧会に出てきた画家たちの名前がイマイチ、知れ渡ってないのも、故無しとはしませんな。インパクトとか個性という意味で言えば、むしろ常設展の方で見た荻須高徳とか、そういう日本の洋画家の作品の方がインパクトあるもんね。まじ、日本の一流の洋画家って、すごいレベルだと思いますよ。 というわけで、マイナー好きな性癖のある私としては十分面白かったですけど、やっぱりマイナーはマイナーだな、という感を強くしたのでございます。 昨年末に見た「ラファエル前派展」といい、今回の「最後の印象派展」といい、隔靴掻痒70点台展覧会、みたいな感じで、爆発的な感動が無かった・・・。「これ、欲しい!」と思うような、そういうのがイマイチなかったかなあ。 でも、今年は大がかりな「ダリ展」なども秋にあるようだし、アンテナを張って、いい展覧会があれば、こまめに出かけようかな。
January 15, 2016
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さてさて、先日来お伝えしているように、我が家では新たな愛車探しをしているところなのですが、それに関して面白い体験をしております。 私の現在の研究テーマである自己啓発の世界、とりわけ「引き寄せ」の世界では、よくこういうことが言われるんです。クルマを買おうとして、車種を検討しはじめると、途端にその車種を引き寄せるよと。 つまり、買おうかどうしようか検討するということは、そのクルマのことを始終考える、ということですよね。そうすると、そのクルマを引き寄せてしまうので、街中でそのクルマとやたらにすれ違うことになるよ、と。 実際、それが私の身の周りで起こっております。通勤の道すがら、検討中の車種ばかりとやけにすれ違うわけ。あるいは信号で止まると、その信号の近くのお店の駐車場に、検討中のクルマが駐車してあったり。 ひゃー、本に書いてある通りだ~! もちろん、アホじゃない限り、「それは、その車種のことを考えているからつい目が行くだけの話であって、普段だって同じようにすれ違っていたはずだ」と思うでしょう。だけど、本に書いてある通りのことが実際に起こると、やっぱりちょっと「おお!」と思いますよ。 例えば、それまでは検討車種じゃなかったのだけど、「待てよ、そう言えば、あのメーカーのあの車種も、結構いいよな・・・」なんて考えた途端、まさにその車種のクルマが向こうから走ってきたりすると、誰だってギョッとしますって。 ま、信じるも信じないも自分次第。だけど、実体験としてこういうことがあると、面白いと言えば面白いです。 引き寄せって、ほんとにあるの・・・かもね。
January 14, 2016
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家内の愛車・スバルR1とさよならすることになり、新たな愛車を探すことに。で、今日は週末のセンター入試の代休だったので、あちこちディーラーめぐりをすることに。 で、今回はデミオあたりがいいのではないかということで、マツダのディーラーにも行ったのですが、ちょっといい手ごたえのクルマが見つかったので、8割方、このクルマに決めようかな、というところまで話が進みまして。 ところで、デミオの商談を進める一方、私が相当なクルマ好きだと見てとったディーラーサイドで、「新型のロードスターに試乗してみませんか?」と天使のような(悪魔のような、とも言う)お誘いがあったんです。 ロードスターっすか! いや、まあ、あの、その、どうしてもとおっしゃるならば、別に、その、いいですけど! というわけで、最新のロードスターに試乗しちゃった! だ・け・ど! 試乗車がなんと6速マニュアルだったのよ。やっぱりロードスターはマニュアルで乗って下さい的な。 ひゃー、最近、マニュアル車乗ってないし。借り物だからぶつけたりできないし。嬉しいような、怖いような。 で、エンストしないでくれ! と祈るような気持で、発進! すると、最近のスポーツカーは敷居が大分低いというか、そう簡単にはエンストなんかせず、アイドリング+α程度のエンジン回転のままそっとクラッチをつなげると、結構うまいことつながるのね。神経質なところがかけらもない。 ということで、4速くらいまでしか使いませんでしたけど、とにかくしばしドライブを楽しませていただきました。 その間、もちろん幌はあげて、オープン状態で走ったのですが、この寒空の下でもエアコンがガンガン効くので寒くないし、むしろ頭が少しひんやりしていい気持。それに、囲まれ感があるので、オープンで乗ってもあまり他人の視線を気にしなくてもいい。ディーラーの人曰く、冬はオープンカーが得意とする季節なのだとか。むしろオープンカーが苦手とするのは真夏の直射日光だと。 なるほど。 でも、やっぱりいいな、ロードスター。軽くて、ハンドリングがシャープだし、乗り心地も全然悪くない。これ、欲しいなあ。 今回は家内のデミオ狙いですけれども、将来的に、私自身の愛車候補として、ロードスター、あり得るかも。 ということで、今日はちょっとディーラーの方に乗せられて、私までクルマ欲しい病になりかけてしまったのでしたとさ。今日も、いい日だ。
January 13, 2016
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昨夜遅く名古屋に戻りました~! 夜遅く帰って来るのは、もちろん渋滞を避けるためなのですが、昨夜は東名で事故があり、結局大渋滞。新東名が東名と合流する三ヶ日ジャンクションの辺りから6キロほど、これを抜けるのに1時間ちょい。しかも、渋滞している中で新たな衝突事故まで発生したりして大変よ。 結局家に着いたのは、ほとんど夜中の1時半。寝たのは4時。起きたのは朝6時半ってんですから、今日はめちゃ寝不足。 それで授業3コマはきついっしょ! ということで、クタクタの私はもう寝ます。おやすみなさーい!
January 12, 2016
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新年早々残念なニュースが。デヴィッド・ボウイが癌で亡くなったとのこと。享年69。 私にとってボウイはやっぱり「Fame」ですかねえ。あれを初めて聴いた時の衝撃。なんだこれは?!と驚きつつ、あの魔法的なリズムの虜になってしまったという。でまた彼の容姿が・・・。見た瞬間、あ、こいつは地球人じゃないなと。男か女か、そんな性別があるのかどうかも分からない別な星から来た異星人に違いないと。Fame 「グラム・ロックの旗手」とか、一応分類はされているようですけれども、デヴィッド・ボウイは「デヴィッド・ボウイ」というジャンル、ただ独りデヴィッド・ボウイが所属するのみのカテゴリー、と、解釈する以外ない。その唯一無二の人が逝ったか・・・。 ボウイと言って思い出すのは、2年ほど前の冬に亡くなった大学院時代のO先輩のこと。先輩はボウイが好きで、ご自分の葬儀の時に流す曲としてボウイの「Modern Love」を指定された。ご葬儀に参列していた私も、静まり返った葬儀場にデヴィッド・ボウイの歌声が響くシュールな時間を過ごしながら、先輩らしいなと思ったことでした。 私にとっては「Fame」だったように、先輩には先輩のボウイがあったということでしょう。ボウイが好きな人は、ボウイと同じように、孤高のスタイルを持っているのかも知れません。 ああ、それにしても若い時に好きだったロックの体現者が一人、また一人とこの世を去って行くと、本当に淋しいですな。 先輩が死んだ時、私は追悼のためにボウイの「Modern Love」が収録されたアルバムを買ったのでした。今日、名古屋に家に帰ったら、そのCDを引っ張り出して寝る前に聴こうかな。
January 11, 2016
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今日は学会の新年会が銀座であり、それに参加してきました。6丁目あたりにあるビルの上の方のイタリアンでしたけれど、景色もいいし、なかなか良い会となりました。 それにしても、銀座。実家にいてもそうそう頻繁に出かけるところではないのですが、たまに来てみると、やっぱり大したものだなと。世界のブランドがずらり、ということもそうですが、日本の老舗も数多く路面店を出していて、気合いが違う感じがする。さすがは銀座、という感じ。今日は関西支部の先生方もいらしていたのですが、初めて銀座に来た、なんて先生もいらして、しきりと感心されていました。 で、私は一次会で失礼し、帰りがてら伊東屋に寄って父から頼まれていた川瀬巴水の版画のカレンダー(某雑誌で嵐山光三郎さんが絶賛していたとのことで)を買い求め、さらに木村屋であんぱんなどを仕入れ、それから帰りました。 それにしても、銀座の歩行者天国で聞えて来るのは中国語ばかり。すごいことになっておりますな。 さてさて、ところで実家から銀座までの道すがら、スマホで『大菩薩峠』を読んでいたのですが、読み進めるほどに面白さが分かってきました。主人公が嫌な奴で、この嫌な奴を仇とする少年が良い奴で、っていう構図が斬新。なるほど、これなら国民小説としてものすごい人気があったというのもよく分かります。もう間もなく巻の一を読み終えてしまいますが、これはこのまま、ずんずんと読み勧めざるを得ないかなと。 それにスマホでタダで読めるというのが非常に良くて、まるでマンガを読むみたいに1ページ5秒くらいでどんどん読める。だから600ページと言っても恐るるに足らず。あっという間です。これはね、読んだ方が良いと思いますよ、スマホをお持ちの皆さん。教授のおすすめ。私が面白いというものは、掛け値無しに面白いから、是非、お読み下され。
January 10, 2016
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今日は母が所属する句会の大会で昼間外出していたので、お昼は父を連れて外食。もっとも、どうせ明後日あたり、豪華にランチをすることになると思ったので、今日は簡単に近くのファミレスへ。 でも、ファミレスもね、基本、若者のためのものなんですな。うっかり入ってしまったけれど、80代後半の老人の食欲を刺激するものなんかありゃしない。もっとも、今の父はラーメンも嫌い、蕎麦やうどんも嫌い、アレも嫌い、コレも嫌いだから、どこへ連れて行っても食べ物に苦労するのですが。 でも、とりあえずハヤシライスなら食べられそうだ、ということになり、それを注文。私はステーキを。ま、食べてみたら、完食できましたから、まあ良かったかなと。 で、次の心配は夜ご飯。どうせ母は疲れて帰って来るだろうし、ということで、夜は私が牡蠣鍋を作ることに。と言っても、ただ市販の鍋スープを買い、それに切った野菜をぶち込んで、牡蠣を投入するだけですが。 でもそれが好評で、最後の雑炊まで、父も母も喜んで食べてくれました。勿論、最後に食器や鍋を洗うところまで私がやりましたぞ。 と言うことで、今日は一日、いい親孝行が出来たかな。 一方仕事の方では、修論の添削を一日中。これがまた大変で。これなら最初から私が書いた方が早くて楽なんじゃないかと思うのですけれども、仕方ない。なるべく原文を活かしつつ、まともな論になるよう、引き続き添削します。 あ、それからもう一つ、今日のニュースとしては、『大菩薩峠』を読み始めたってことかな。 とりあえずスマホにダウンロード(版権切れているから0円)して、スマホで読んでいるんですけど、主人公の机龍之介が、まあ、嫌な奴で。剣豪として強いことは強いのですが、その強さを笠に着て理由もなく辻斬りするわ、人の奥さん手篭めにするわ、とにかくとんでもない野郎でございます。こんな嫌な奴が主人公の小説がどうしてそんなに人気があったんだろう? わからんなあ。 ま、分からないなりに、もう少し読み進めてみることにしますけどね。
January 9, 2016
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今日、ゼミ生から卒論を提出した、との連絡が入り、これで今年度の卒論指導がすべて終了いたしました〜! もっとも一月後に口頭試験があるので、それが終ってようやくすべてが終わるのですが、とりあえず提出が終れば、指導自体は終わりますからね。 というわけで、今年度の重要な仕事が一つ、片付いた〜! って感じです。ゼミ生たちもホッとしているでしょうが、こちらもね。 しかーし、今年はまだ修論指導が二件、残っているのだ〜。こちらはまだまだゴールが見えてない状態なので、息が抜けません。 で、今私がどこにいるかと言いますと、またまた実家にいるの。明後日、学会関連の仕事があるので、今週末はこちらで過すことに。つい4日ほど前に名古屋に戻ったばかりなのにね。行ったり来たりの人生よ。 修論指導はじめ、仕事持ち込みのアレですけれども、勤め先から物理的に離れると気分もその分ノンビリできる。ということで、連休の今週は、お休みモードで過すことにしましょうかね。
January 8, 2016
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先日、東京から戻る際、足柄サービスエリアに寄ったのですが、たまたまそこで買ったカステラがめちゃくちゃ美味しくて。 それは金精軒の「大吟醸粕てら」というものなのですが。これこれ! ↓大吟醸粕てら これはもう、カステラの概念を超えているね。ふわっふわよ。そしてほんのりと日本酒のいい香りが・・・。ちょっと冷やして食べると、これがまた抜群に美味い! 久々に気合を入れて人に勧めたくなるお菓子でございます。 金精軒というのは、山梨県の長坂にあるおお店で、信玄餅などでも有名なのだと思いますが、とにかくこの大吟醸粕てらの旨さにはビックリ。甘いもの好きの方は是非一度お試しください。教授の熱烈おすすめ!です。 さてさて、何だかもう何が何だかわからないほど忙しいのですけれども、今日は八光流柔術の稽古始め。ということで、貧血気味になりながらも稽古に参加して参りました。 だけど、時折思うのですが、今日は体調いいな、って日より、むしろ、今日は疲れているな、風邪気味だな、稽古休もうかな、なんてちょっと思った日の方が、案外いい稽古ができたりするのよ。 で、今日は主に大東流の経験者でもあるS島さんと稽古していたのですが、なかなかいい稽古ができまして。特に二段技全てに共通するようなコツを一つ、見出したような感じがしましてね。 もっとも、今日「わかった!」と思ったことを来週試してみたら、案外ダメだった、なんてこともあるので油断はできませんが、でもなんかいい感じでした。 いつも、「いつまでたっても上達しないなあ」と思うことばかりですけれども、たまにこういう日もある。武術に限らず、習い事にはそういう瞬間がたまにあって、それで面白くて続くんでしょうけどね。 ま、今日は疲労困憊してますが、稽古に行って良かったなと、いい気分を味わっている私なのであります。
January 7, 2016
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今朝の新聞でアメリカ文学者・佐伯彰一先生の死去を、またその後人づてに同じくアメリカ文学者・加島祥造先生の死去を知りました。 佐伯先生は93歳、加島先生は92歳。私の恩師であった大橋吉之輔先生や須山静夫先生より三つ四つ年上ということになりますが、まあまあ同世代と考えていいでしょう。昨年亡くなられた大橋健三郎先生もそうですが、この辺りの、学会最長老の先生方が相次いで亡くなられ、何だか一つの時代が終った、という感じがします。 ところで、佐伯先生と加島先生には共通点がありまして、お二人共、アメリカ文学の研究や翻訳から出発されながら、晩年には別な地点に着地された、ということ。佐伯先生の場合は「自伝の研究」を通じて、むしろ日本の作家たちについてのご研究が多くなりましたし、加島先生は老荘思想の方に向かわれ、最終的にはご自身が仙人みたいになってしまわれた。つまり、はじめ西欧の方へ向かって歩き始めたけれど、ぐるっと回って最終的にはアジアの方に戻ってこられた、ということ。そういう大回りをされたからこそ、西欧的なものとアジア的なもの、両方の上にどっかり腰を落ち着けられたわけですな。 そういう先輩方の大きな軌跡を傍から見ていると、うーん、自分はこの先どうなるんだろう、という気がします。アレですかね、私も今はアメリカ文学が、とか言ってますけれど、最終的には日本とかアジアの方に戻ってくるんですかね? っていうか、日本の古武道とか、太極拳とかに興味ありありで、既に戻りかけているという説もありますが。 でもなんか、佐伯先生にしても、加島先生にしても、昔の先生はどっかり、どっしりされていて、あたふたしていない、という感じがする。今、そんな感じで悠揚迫らぬ研究が出来る人っているのかなあ。なんか、せこい書類ばかり書かされている我々には、いつまで経ってもそんな境地には行けない気がする。 とにかく、あー、大先生たち、亡くなられたんだ・・・っていう感じ。そんな感慨をもって今日一日を過ごしていた私なのであります。
January 6, 2016
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昨夜遅く名古屋に戻り、今日から早速始業。1限と3限に授業があり、さらに放課後に会議もあって、新年早々、働かされました・・・。昔はねえ、10日前後に授業が始まったものですが、今やこのざまですわ。 しかも、まだ卒論指導終わってないし、自分の仕事もあるし、目の回るような忙しさ。もう、ふらふら。 まだトンネルの出口が見えませんが、一つずつ終わらせていけば、絶対いつかは終わると信じて、一つずつ片づけていきます。 今日はこのぐらいで!
January 5, 2016
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冬休み中に読もうと思って、星野博美さんの『みんな彗星を見ていた』を読み始めたのですが、なにしろ冬休みが1週間しかないので、『習得への情熱』と合わせて2冊は読み切れなかった。でも、まだ半分も読んでないとはいえ、なかなか面白い本です。 題名からはなかなか内容が推測できませんが、信長の時代にローマ教皇に謁見した遣欧少年使節団の四人の足跡を、著者の星野さんが辿って行くという話。大まかに言えばそういうことなんですが、話は直線的には進まず、あちこちに飛ぶ。 何しろ、帰国した四人の少年が、ヨーロッパで習ってきた楽器を豊臣秀吉の前で演奏した、という故事から、彼等の演奏した楽器の一つ「リュート」に興味を抱き、それを実際に習い始めた、という話から始まるんですから、当分、前へは進まない。 しかし、そのリュートにしたところが、中東で生まれ、ヨーロッパで発達し、再度パキスタンあたりで普及、なんて歴史をたどっているうちに少しずつ形を変えていくから、伊東マンショたちが演奏したのがどんな形のリュートだったかもよく分からない。それに、「彼等が秀吉の前で演奏した」と記述をした人だって、宣教師であって音楽家ではないのだから、楽器の正確な名称なんて分かる筈も無く、一律に「ヴィオラ」とか記しているのだから、本当は何だったのかは謎のまま。 で、そういう分かっているようで分からないことをあれこれ思案しつつ、あちこち寄り道・回り道しながら遣欧使節団の足跡を辿るのですが、それはまた星野さんご自身の若い時の様々な体験(香港への留学とか)と織り交ぜられて、いわば星野さんが若い時に体験した様々なことを、今の時点で改めて理解する旅の記録にもなっているというね。 でまた、そういう個人的な興味/体験から覗き見るだけでも、例えばカトリック総本山である教皇の絶大な影響力とか、大航海時代のスペイン・ポルトガル間の政治的駆け引きとかをある程度窺い知ることは出来るし、またそれを現代に置き換えれば、大企業による世界シェア競争のありようなども理解できる。世界(史)を見る視点というのは、案外身近なところにあるものだなあ、ということがよく分かります。 その辺りが、この本をただの歴史ヲタク本にしていないところ、なんですな。 というわけで、某紙から書評を頼まれているこの本が面白い本だ、ということがとりあえず分かったので、良かったです。みんな彗星を見ていた [ 星野博美 ]価格:2,106円(税込、送料込) さてさて、冬休みも今日で終わり。これから名古屋へ戻る旅でございます。遣欧使節の少年たちの旅とは比べ物にならぬ程簡単な旅ですが、その先に辛いこと(=お仕事)が待っているという点では同じかも。ということで、明日からはまた名古屋からのお気楽日記。お楽しみに〜!
January 4, 2016
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先日、某学会から頼まれていたフォークナー論を仕上げた、とか、得意気に報告しましたが、その後、担当の先生から「内容は問題ないが、少し長過ぎるので少々削ってもらえないか」との申し入れが・・・。 え゛〜! 枚数無制限、みたいなお話じゃなかったの〜!! しかし、頼まれた原稿ですから依頼主の注文を聞くしかない。えーえーいいですとも。削りますよ、勿論! 書く時は血と汗をインキにして書くけれども、削るのは一瞬ですわ。 でも、いい感じでまとまっているものを削るとなると、骨を残して肉を削るしかない。だけど、論の構造には関わらないとしても、面白い部分というのは肉の部分だからなあ。ある理屈を述べて、その理屈を実証するものとして「例えば・・・」と例を出すわけですが、その場合、面白いのは例の部分ですよね。ところが理屈と例と、どちらかを削るとなれば、当然、例を削らなければならない。 だから、削るのは簡単なんだけど、削った末に残ったものが、なんだかギスギスした面白みのないものになっちゃうのがね、何とも悲しい。 神は細部に宿るというけれど、その細部を削るんだからなあ・・・。 というわけで、最初、相当マニアックだった原稿が、どんどん普通になってしまって、自分としてはとってもつまらないのですが、しかし、致し方ない。 ま、いいです。どうせ後でこの原稿を自分の本の一部に組み込む時に、削った分を復活させて、再びマニアックなものにしますから。 ってなわけで、今日はそんな作業に没頭していた私なのであります。
January 3, 2016
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今日は恒例、小学校時代からの同級生が集まる新年会の日。ということでいつものメンバーである親友のTとE、それに今日はスペゲスさんとしてパワフルな芸風で知られる女子Aさんも加わっての集まりとなりました。 で、予想通りAさんの力強いトークで男三人圧倒されてしまったのですが、まあ、20年ぶりくらいに会ったのに、Aさんがあいも変らず押しの強さを発揮していたのが面白かったです。 あと、薬剤士のTから聞いた話で、我が国が進めている例の「ジェネリック医薬品」への転換政策が、いかに日本の製薬会社にとってダメージが大きいか、というのが面白かった。文科省もそうですけど、厚生労働省も財務省に圧力かけられて、その言うなりに無駄をなくしているのですが、実はその無駄が日本の国力だったりするので、無駄がなくなった時には日本国内の産業はボロボロになってしまう。それが分かっていながら、短期的な見通しでじゃんじゃん無駄を省いているのが今の日本だと。 しかし、それが分かっていながら、そういう道を取らざるを得ないのは、やっぱり日本の高齢化と少子化が背景にあるようで、皆が長生きするのはいいのだけど、そのために医療費や介護費が掛かり過ぎてしまう。それを少なくなる一方の若い世代が支えるためには、そうするしか仕方がないらしい。 といって、高齢者は病気になっても薬も出さん、診察もせん、ましてや介護もせん、なんてこと言えるはずもなし。難しい問題ですな。 ま、そんな難しい話を新年会にやるようになってしまったのも、我々が年をとったせいですかね。昔は、クルマの話とか、彼女の話とか、そんな話をしていたのに。 ところで、今日聞いた話で一つ心配になったのは、Tのこと。彼は昔から股関節が悪くて、人工の関節を入れているのですが、それが15年くらい経って大分経年劣化してきたということで、今年の2月に手術をして一部、部品を取り替えなければならないらしいんですな。 しかし、そのためにはリハビリも含め前後1ヵ月半くらいは入院せざるを得ず、15年前の経験からすると、その入院生活というのが相当、堪えるらしい。見舞いに行こうか?と尋ねたのですが、かなり厳しい入院となるのでむしろ来てくれない方がいい、とのこと。そんな姿を見せたくないと。 ううむ。そんなにキツいのか・・・。可哀想だなあ。 むろん、それで死ぬようなアレじゃないので、そういう意味では心配はしてませんが、話を聞くだに憂鬱な感じ。 次に連中に会うのは五月の連休の頃だと思いますが、その頃までにTが元気になっていることを願うばかり。この年になると、お互い、次の機会に元気に会えることがすごく重要になってきますね。私も健康には気をつけなきゃ。
January 2, 2016
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、釈迦楽家ではいつも通りの元日となりまして、深夜、近所の神社に初詣に行き、末吉のおみくじを引き、今朝は私が丹精込めた黒豆を含め、お雑煮やお節をいただき、午後からは新百合ケ丘に出て新春冬物バーゲンへ、といったところ。 帰宅してからは、もし卒論とか修論の添削願いが出ていたらそれをやるつもりでしたが、皆、さすがに元日は遊んでいるらしいので、特にすることもなく、読書に費やして先日から読み始めた『習得への情熱』を読了。著者ジョッシュ・ウェイツキンが2004年の太極拳推手の世界大会で、地元台湾でのローカル・ルールと地元選手に有利な判定に悩まされながら、二種目で優勝するシーンを描いた最後の場面は、文字通り手に汗握る展開でした。それにしてもチェスと太極拳の両方で世界チャンピオンになれる人って一体・・・。ま、ジョッシュ君に言わせれば、学び方さえ間違わなければこうなる、ということなんですけどね。 一年の計は元旦にあり。私も自分を進化/深化させるための方法論を工夫しないといかんですな。バーゲンでいいもの買っちゃった〜、とか喜んでいるようではいかん、ということは確かなようです。 しかし、太極拳か・・・。動画で「推手」を見ると、結局、自分は姿勢を崩さずに相手のバランスを崩すことにポイントがあるようで、その意味では八光流の初段に似ているかなと。足の構えなんか見ても、鐘木になっているし。あと、相手との接点では密着が重要で、相手の抵抗を誘わないように誘導するような動きも少し似ている。太極拳と八光流では一見すると大分違うように見えますが、よく見るとやはり武術という点で共通するところも多いような気がします。そのへん、ちょっと面白いなと。 とまあ、本を読んだり、そんなことをぼんやり考えたりと、のんびりした元日を過ごしていた私なのであります。 ボビー・フィッシャーを探して [ フレッド・ウェイツキン ]価格:3,024円(税込、送料込) 続けて、ジョッシュの子供時代を描いたこの本を読もうと思ったら、訳者は若島正先生であることが判明。若島先生はアメリカ文学者であると同時にチェスの名手、詰めチェスの作者としても有名ですから、納得。
January 1, 2016
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