デニムデザインの虜です!

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2011.12.16
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と言うかその時間しか私のスケジュールに空きが無かったからだが。
まあ、ちょくちょくアポ取りがあるので今回もいつもの業務連絡だと思っていたが、今回二人から偶然出た話は「悩み」の相談だった。
彼れらは今現在の私の「仕事や立場での生活パターンが羨ましくて、今いる会社を辞めたい」と言うのである。
こんないい加減な仕事のどこが良いの?と聞いたが・・・。
A社の人間は1月に本社「商品企画部」に栄転することが決まっているそうだが、それでも近い将来会社を辞める決意でいる。
二人とも世間で知らない人なんかいない大企業にいて、ここでは書けないくらいの高額報酬を貰っている。
にもかかわらず、30代半ばまで働いてきて「自分は今まで何のために働いていたのか?そしてこれから先は誰の為に働けばいいのか?」を悩んでいる。
そして、二人ともまだ幼稚園に通う子供さんがいるのも同じだが、数年おきにいきなり辞令が出る「転勤命令」に悩むのも同じだった。
つまり今、彼ら30代が悩むのが「家庭を取るか」「会社の命令に従うか」なのだ。
二人とも同じ事を言っていたが、先輩の「家庭崩壊」や「離婚」がやたらに多いそうだ。
その最大の原因が人事異動による「転居」そしてそれに伴う子供の転校、そして家族のストレス。
そのストレスに耐えられなくなった子供と奥さんの話を。。。。
単身赴任すれば今度は家族の「絆」を失っていく。
さらに聞くと、「久しぶりに家族のもとに帰ると「オヤジは不要」みたいな雰囲気が漂い、まるで邪魔者みたいに扱われている」と言った先輩の話も・・・。
二人とも真剣に悩んでいた。

私の顧客は数十年の付き合いのある客ばかりで、彼らの家族全員とも知り合いで家族収入も把握しているし、あえて隠すような「個人情報」も知り尽くしているような付き合いになる。
それは、顧客が地元の企業であったり商店であったりさらには町工場だったりするからだ。
つまり数十年に及んで家族経営だったりして、妻子や親族が常に近くににいる環境の方ばかりなのだ。
もちろん街中で働く方々の年収は彼らに二人には遠く及ばず、当然のように夫婦共働きが多い。
だが、彼らの人生はどうみてもあの二人よりも幸せそうなのである。
実は彼ら企業人間の二人は、私と度々同行しそのような家族の多くを実際に目にして「自分の家族の幸せとは何なのだろう」と気付いてしまったのである。

私だってそうだ。
確かに年収は数年前の半分に近い。
だが、それならそれで良いと思っている。生きていける家計を維持していければ十分であり高級車を買おうとも思わないし、数か月に一回くらい旅行先で贅沢な食べ物を食う・・・。
それだけで十分幸せだと感じている。
自宅に事務所を併設しているので通勤も無い。急用があれば今回のように先方が訪ねて来てくれる。
自分のペースで仕事して、疲れたら休む。家内と二人で昼飯を食う。
地味な生活と言ってもいいだろう。
確かにバリバリ仕事すれば、収入は増えるだろうが「生活に必要な額」があればそれで良いと思っている。ちなみに家内も幼児教室の教師をしており週に2回、ピアノ教室を週に2回で家計を助けてくれる。
つまり自宅にいながら「共稼ぎ」なのだ。
そこが重要なのだ。「奥様も自分のお金を稼ぐ、そして持つ」これは心の余裕にもなる。
今回の二人は「そんな家族の在り方」について聞いてきたのである。
「僕たちは将来どうすればいいでしょうか?資格は保険に関する事しか無いし、今更保険代理店なんか不可能だし・・・」と言う。
私から見ても今は「一流の保険専門家」なのだが、10年以上勤務してもその方面の仕事しかできないし他の方面の知識はまったくの素人である。
どうみても会社を辞めたら「食う術」は無いだろう。
でもこのまま会社の言いなりにしていたら家族はどうなるのか?
高給取りだから家やマンションを買えば?と言われて買っても「転勤ばかりで自分は住めない。だから45歳を過ぎても買えない。でも今買わないと住宅ローンの支払期限が定年退職をオーバーして返済ができなくなるかもしれない・・・等ジレンマが続く」
「子供が私立に行きたい」と言い出したら、もう母親と子供はそこにとどまり自分一人で単身赴任を選択しなければならない・・・等もある。

今、一流企業・大企業偏重の傾向が強い就職戦線だが「このような現場先輩の話」なんて聞いた事ないでしょうな?
幸せな仕事は、自分の住む「街中」や「商店街」そして「町工場」なんかの方がたくさん存在する。

ちなみに私は何でも良いから「職人の家に生まれたかった」と言うのが昔からの本心だ。
それをうっかり口にすると・・・。
「君は良いねえ商品仕入れも無く、頭で思った事を口で説明すれば金が入るんだから、つまり口先職人みたいなものだね」と揶揄する内科の院長先生もいるが・・・。

実際はそんな美味い商売なんてある訳ないでしょう?
仕事中も家族が傍にいる。それだけで十分なのだ。
だから今年2月に病気で倒れたとき、横にいた家内に助けて貰えたのである。







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Last updated  2011.12.17 04:20:30
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