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2007.09.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
激しいキスの合間に、彼は

「キリコには気をつけなきゃいけない…
 全てを失ってしまう羽目にならないようにしないと…」

だの、

「オフィスでこんなことをしているなんて、全くクレイジーだ…」

だの、
ほんっとに、映画に出てくる台詞としか思えないようなことを
次々口にしていた。
だけど、決して嘘臭くはなくて、まるで彼は、

もしそれが、単なる性欲に裏付けられたものだったとしても、
こんなに情熱的に求められるなら、一体どこに不満があろうか?
切なげな彼の言葉を聞いているうち、急に私の中の何かが落ちた。
それこそ、ぽとり、と音を立てて。

ほんとは彼は土日は家にいるつもりだったのだろうけれど、

「明日、電話する。会いに行く」

と言って、私の部屋の番号を聞いて帰った。
明日、本当に来るんだろうか?
奥さんをだまして。
それを考えると少し胸が痛む。
彼女を知っているのだが、とてもいい人なのだ…。


X氏が可愛く思えるのに反比例して、少し辛い気持ちも出てきた。
どんなに盛り上がっても、あと10日で私は帰国する。
そんなにしょっちゅう会えるわけでもない。
本気になったらいいことなんて、一つもないのだ。
…まあ、離れてしまえば、自然に気持ちも冷めるか。






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最終更新日  2007.10.16 13:01:46
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