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ついに始まった東域国と西域国の戦争ですが、唯一の鉄の産地グレンダランを押さえようとする東域国にたいして完全に出遅れてしまった西域国。西域国に勝機はあるのか? 西域国側、主人公のケリン率いる六三三銃士隊200名は、グレンダランの町を守る部隊です。それに対して攻めてくる東域国側は智将シンルーが率いる部隊数千人。二百と数千、圧倒的な戦力の差ですがケリンは援軍が間に合うことを信じ、敵を足止めする時間を稼ぐため奮闘します。 シンルーの詰め将棋のような完璧な戦況判断と指揮にたいして、ケリンは常識破りで破天荒な作戦で対抗します。グレンダランの町を守るため絶望的な状況でもケリンなら何とかしてくれるという部下200人や町の人々の信頼に応えてケリンはくじけず明るく人々を守って戦うことになります。頭が良すぎるシンルーにたいして、とにかくバカとしか思えないような破天荒な行動をするケリンたち。二百対数千という戦力差にもかかわらず非常識すぎる作戦の数々で互角以上に戦うケリンたちの痛快な活躍が大変面白かったです。 ジャンルはSF戦記ファンタジー。戦記ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ガンズ・ハートシリーズ全5巻
2005年12月31日
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「マリア・ドール」という大理石像が輸送中のトラックの中から突然消えるという不思議な消失事件が起きました。その事件に知恵の実・インヴィジブルエアが関係していることが分かり・・・。 知恵の実とは悪魔が人間の魂を集めるために作った不思議な力を持つアイテムのことで、この世にばらまかれた知恵の実と無意識下で契約をした人間は願いを叶える代わりにその魂を奪われます。この物語の主人公の堂島コウが自分の願いを叶えるため、知恵の実で願いを叶えにもかかわらず魂を渡さない人間の魂を悪魔のミカタになって回収するというストーリーです。 インヴィジブルエアは、スプレー缶の姿をした知恵の実で消したい物を念じてガスを噴霧すればその物体を瞬時に透明化することができます。ただしスプレー缶本体を消すことはできません。インヴィジブルエアの契約者と堂島コウは、自らの魂と願いを賭けて勝負することになります。 あらゆる物体を透明化するインヴィジブルエアの能力で衣服・武器・人間を透明化する契約者。さらに透明化した本人でないと元に戻すことができないという条件により堂島コウはピンチに陥ります。 物体の透明化という能力とその力を生かした作戦。そして透明化に対抗するための戦略。頭脳と体力、そして自らの願いのため相手の魂を犠牲にする覚悟がぶつかり合う息詰まる攻防戦がとても面白かったです。 ジャンルはミステリー風ファンタジー。ミステリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>悪魔のミカタシリーズ
2005年12月30日
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突然行方不明になってしまったグインを捜すため、ゴーラのユラ山系までやって来たゼノンたちケイロニア軍とパロの魔道士で宰相のヴァレリウスに率いられた魔道士部隊。そんな中、グインと親交の深い吟遊詩人のマリウスがいつのまにかいなくなり、魔道による巨大な破壊のエネルギーが発生する事態になって・・・。 「グイン・サーガ」は、記憶喪失で豹頭人身の戦士グインが記憶を失う以前の自分のルーツを探して世界中を放浪するうちに、武勇・人望など高い能力とその活躍を認められやがてケイロニアの王になるというストーリーです。 しかし、グインは隣国を救うために敵とともに突然行方不明になってしまい、さらに再び記憶を失ってしまう大変な事態になってしまいました。そして以前からの宿敵の一人「闇の司祭」グラチウスという邪悪で強力な魔道士が、記憶を失ったグインを取り込もうと暗躍します。 今回はグインをめぐる魔道士たちの戦いの話でした。「グイン・サーガ」に登場する魔道士たちは瞬間移動やテレパシーが使える物語のなかでも不思議な存在ですが、世界三大魔道士と言われるグラチウスとグラチウスの宿敵でグインの味方をする強力な白魔道士イェライシャの死者をよみがえらせたり、大きな山や森を破壊したりする魔道の激突はすごかったです。また、二人の激突に巻き込まれてヴァレリウスが活躍するのですが魔道のことがいろいろ分かり興味深くて面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>グイン・サーガシリーズ1巻です
2005年12月29日
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仲間の女戦士レグディアナが妊娠したことで冒険者としての活動を中断していたサーラたちだったが、新しくパーティの仲間に加わったドワーフのメイガスとメイガスが持っていて宝の地図から冒険を再開することになって・・・。 10年以上続きが出なかった「サーラの冒険」シリーズ5巻です。「サーラの冒険」は、サーラという女の子のような名前と華奢な体にコンプレックスを持っている少年サーラが物語にでてくるような英雄にあこがれ、冒険者を目指すというストーリーです。知り合ったデイン、ミスリルたちのパーティに入ったサーラですが冒険者として初心者で身体能力にも恵まれていないので当然モンスターとの戦闘など足手まといになったり思うように活躍できません。それでも、サーラは冒険の中あった思うような機転で仲間の窮地を救ったり、盗賊ギルドで訓練仲間になった少女デルを好きになったり、少しずつ冒険者としても人間としても成長していきます。 新展開の5巻では1巻のときでてきたサーラの故郷の村が冒険の舞台になります。故郷の村を出たときに比べ冒険者として成長している自分、でもまだまだ未熟な自分に戸惑うサーラ。そして、冒険の中とうとう謎だったキマイラの呪い(サーラは1巻で謎の呪いをかけられてます)の正体が分かり、それとともに恋人デルとサーラに過酷な試練が訪れます。 久しぶりの「サーラの冒険」でしたが、冒険を通して少年が一歩一歩精神的にも身体的にも成長していくという基本的なストーリーは変わらず面白かったです。しかし、物語の後半は「呪いの謎」をはじめ驚愕の展開で大変びっくりしました。今までの伏線や謎が明かされ、待ち受ける恋人たちの試練。とにかく怒涛の展開でとても面白かったです。 ジャンルは少年の恋と冒険ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>サーラの冒険シリーズ4巻と5巻の間に短編「時の果てまでこの歌を」「奪うことあたわぬ宝」を読んでおくといっそうシリーズを楽しめます
2005年12月28日
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4つの町を壊滅させたカリス教団を追い、途中で知り合った事情のありそうな弦楽器演奏の名手の少女セレンとその護衛ラシスタたちとともに水都ファルマスへ向かうデリエル。ファルマスには町を壊滅させたカリス教団大導師ザイザスがおりファルマスを実質的に支配しています。デリエルはファルマスに勤めている父のデムリアに協力してもらい教団と戦おうとしますが・・・。 61分隊の人間の一人としてファルマスの分隊や人々に協力してもらい教団を倒そうとするデリエルですが、すでに教団の力を見せ付けられ大きな被害を負ったファルマスの人々は教団を恐れデリエルに協力してくれません。孤立無援の中、デリエルは教団と暗躍する国軍からファルマスを守るため戦うことになります。 教団や国軍の陰謀に立ち向かうため、町を破壊され大切な人たちを殺されて失意にあるファルマスの人々の先頭に立って戦うデリエル。デリエルの起こした行動によって、自信と勇気を失った人々もしだいに町を守るため再び立ち上がることになるのです。 水都を舞台としてテロ、陰謀、恐怖支配に人々と力を合わせ立ち向かうデリエルたちの友情や愛情や使命などの心の葛藤、あっと驚く謀略や作戦など見所満載で面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>第61魔法分隊シリーズ
2005年12月27日
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陰守マモルの母・桜子の故郷である伊賀の里からやって来た忍者の少女・服部山芽とウサギの耳之介。息子のマモルが護衛対象の紺若ゆうなとくっつくのを阻止するために桜子が呼び寄せたのです。天然トラブルメーカーのゆうな、ゆうなにいつもくっついている騒がしい女の子・愛里、時代劇がかっている女剣士の椿に加えて、マモルの周りはますますにぎやかになって・・・。 こんにゃく作りの名人の一家を殿様の命令で先祖代々守り続けていて、時代が平成になっても今だにその命令を守り続けている忍者一家・陰守家の物語です。今回はマモルにとって親公認の相手となる山芽の登場になります。いざという時には忍者として格好よく活躍するマモルですが、恋愛感情にはひどく鈍感でゆうな、山芽、椿、愛里たちに想われていてもさっぱり気づかないボケボケぶりがじれったくもあり楽しいラブ・コメディになってます。また、3巻では地球を征服しようとするトカゲ星人や動物の着ぐるみを着て動物になりきって戦う亜弐間瑠券の達人、さらに幽霊や人を化かすタヌキといった1・2巻に増して信じられないくらい非常識でバカバカしい存在が次から次へと登場して大変面白かったです。 ジャンルはほんわか忍者ラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>陰からマモル!シリーズ
2005年12月26日
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ずうっと、昔。または、ずうっと、未来。トウカとキョウカという二人の少女がいました・・・。黒くなく、涙を流したりする豊かな感情があって、とってもやさしい不思議な死神モモの哀しくてやさしい物語です。 少女の秘めたせつない想いが伝わる「星くずのため息。」、すれ違ってしまった姉妹の絆を描く「ホタルノヒカリ。」、恋人たちの出会いと別れが感動的な「しちがつなのか。」、そして不思議な死神モモに関係のあるらしい「青すぎる空の詩。」4編収録の短編集になります。 死にたくなくても死んでしまった人、そして大切な人においていかれ残されてしまった人、絶対的な別れの後にはいつも深い哀しみが残ります。しかし最終的に残るのは、ただ哀しみだけでなく喜びや嬉しかったこと楽しかったこと様々な大切な想いが残されることになります。「しにがみのバラッド。」ではこうした本来届くことのなかった大切な想いを白い死神モモが届けてくれる哀しくてやさしくて感動的なストーリーです。今回も感動的で素敵なストーリーばかりだったので大変良かったです。また、瀬戸コータなど以前登場した印象的なゲストが再登場していたのも嬉しかったです。 ジャンルは感動的なファンタジー。心を揺さぶる感動的な話が好きな人にお薦めです。<終>しにがみのバラッド。シリーズ
2005年12月25日
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御崎高校はもうすぐ学園祭。当然、通っている悠二やシャナたちも学園祭を楽しむためイベントの準備などをすることになり・・・。 「灼眼のシャナ」は、主人公の坂井悠二がいきなり紅世の徒に存在の力を食われ死んでしまう所から始まる物語です。「紅世の徒」とは異世界の住人のことで人間の存在の力を食うためにこちらの世界にやって来るのです。存在を食われた人間はイッキに消滅すると世界のバランスが崩れるのでトーチと呼ばれる人間の代替物になり少しずつ消滅していきます。悠二もトーチとなり消滅する予定でしたが「零時迷子」という宝具がトーチの内部に宿っていてことにより消滅を免れます。 世界のバランスを保つため「紅世の徒」と戦う存在がフレイムへイズです。世界のバランスが崩れることを恐れた紅世の王たちが主に「紅世の徒」の被害にあった者にフレイムへイズとしての力を与え迷惑な同胞らを倒しています。シャナはこのフレイムへイズの一人です。坂井悠二はシャナと出会い「紅世の徒」との戦いに協力するようになっていきます。 今回11巻は、フレイムへイズと「紅世の徒」の戦闘シーンはなく基本的に楽しい学園祭の話です。学園祭の中で坂井悠二のことが好きな二人の少女シャナと吉田一美の火花が散ります。今までは吉田一美が攻勢でしたがシャナが反撃の狼煙をあげ、いよいよ恋のバトルは更にはげしくなりそうです。坂井悠二にとってシャナを選べばフレイムへイズとともに「紅世の徒」と戦うことに、吉田一美を選べばトーチであったとしても普通の人間として生きる未来が待ってます。また、坂井悠二にも自らの未来を決めるかもしれない重要な一歩があり、さらに「零時迷子」にかかわる何かが忍びよります。恋と学園祭を中心とした比較的地味な展開でしたが「零時迷子」やシャナの人間としての成長など物語のテーマに関わる重要な出来事が次々起って大変面白かったです。 ジャンルはアクション恋愛ファンタジー。恋愛ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>1巻の直前の話です灼眼のシャナシリーズ
2005年12月24日
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妖刀・奪鬼を打ち破った鉄砕牙は、敵の妖力を吸い取る能力がつき魍魎丸にも対抗できるようになったが・・・。 時代は戦国時代。四魂の玉という妖怪の力をパワーアップさせる玉がありました。半妖(半分人間で半分妖怪)の犬夜叉は、人間には恐れられ妖怪には馬鹿にされる半妖という自分をどうにかしたくて、四魂の玉を使い完全な妖怪になろうとしました。四魂の玉を守っていたのが巫女の桔梗です。普通の人とは違い優れた霊力を持つ桔梗は、巫女として自分の持つ能力で悪い妖怪から四魂の玉を守る使命を負わされたのです。こうして四魂の玉をめぐり敵同士として出会った二人ですが、しだいに愛しあうようになっていきます。そして、犬夜叉は桔梗との愛のため四魂の玉を使い人間になる決意をするようになるのですが邪悪な陰謀により、桔梗は死に犬夜叉は封印され二人は引き裂かれることになるのです。その後、時は流れ桔梗の生まれ変わりの日暮かごめは、ある日タイムスリップをして犬夜叉と出会うことになります。そして、二人は時をこえて愛し合うようになっていきます。 桔梗の時と違うのは、かごめは生きる時代が違っても犬夜叉が半妖でもお互いの立場をこえて犬夜叉という存在そのままを受け入れることができることです。そして、当然二人は四魂の玉をめぐる争いに巻き込まれていくのですが弥勒、七宝、珊瑚、きららといった相手が人間か妖怪かに関わらず信頼できる仲間を得て邪悪な陰謀に立ち向かっていくというストーリーです。 すごい妖怪がたくさん出てきて、そうした妖怪と犬夜叉との迫力のアクションシーンが見所ですが個人的には生きる時代、人間と半妖、四魂をめぐる争いなどどんな困難にも負けずひかれ合ってゆく犬夜叉とかごめのロマンティックなラブ・ストーリーである部分が気にいっています。 以前、TVアニメでやっていた「犬夜叉」の原作41巻です。TVのほうは原作のマンガ38巻ぐらいの所で終了していますが、続きはどうなっているのだろうと思って読んでみました。なんだか犬夜叉の持つ武器、鉄砕牙がとんでもないことになっていてビックリしました。久しぶりに読んでみて結構面白かったです。 ジャンルは戦国妖怪アクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>犬夜叉シリーズ
2005年12月23日
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娘の蒼ちゃん(フルネームは巽蒼乃丞)に会いに東京にやって来たアオママ(本名は巽葵)ですが、秘密の組織EMEに所属する蒼の居所は母親にも内緒なので娘がどこにいるか分かりません。娘が悪の秘密結社「蒼蒼団」を作って秘かに世界征服を目論んでいないか心配なアオママは、メイドのとろろ芋妹子とともに蒼を捜して東京砂漠をさまようが・・・。 怪異を闇に葬る秘密機関EMEシリーズ短編集5巻です。上記のずっと田舎にいたため世間に疎く、あまりのマイペースと「海」を召喚する恐るべき能力で異常な事態に慣れているEMEエージェントすら混乱に陥れるアオママの物語「アオママが行く」。豆腐を凶器とした不思議な撲殺事件に挑む心を読み取る能力者・源平桃子の話「豆腐の角に頭ぶつけて殺人事件」。踵を打ち鳴らして両足を揃え、お尻を突き出し胸を張り右手を上げて、「オギャンオス!」と叫ぶ奇妙な挨拶を世界的に広めようと頑張っている綾小路Ω(オメガ)の話「オギャンオス!」など、何とも奇妙で魅力的なキャラクターたちが繰り広げるバラエティに富んだ楽しいが満載でとても面白かったです。 ジャンルは超能力アクション・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>コメディの短編集EME REDシリーズ主人公の乾紅太郎が半人前だった頃の過去の大事件EME BLACKシリーズ主人公の乾紅太郎の現在の大事件 EME BLUEシリーズ
2005年12月22日
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血桜忍者の中でもダントツのぽけぽけ忍者・血桜かなでは、血桜忍群の敵である誠之進にそっくりな春日マコトを暗殺するために向日葵高校に送り込まれて・・・。 草影忍者のくノ一・涼葉とその敵の血桜忍群の忍者たちは、カミナリの影響?で突然500年の時を超えて現代の世界にやって来てしまいました。そこで涼葉は偶然出会った主の誠之進にそっくりな春日マコトを慕い守ることになり、血桜忍群は敵の誠之進にそっくりな春日マコトを殺そうとします。そういうわけで、主人公の春日マコトは人違いで現代の世界を全く理解していない非常識な忍者たちの争いに巻き込まれてしまうのです。 このシリーズは忍者たちが登場しますが忍術が飛び交う迫力のアクションシーンの連続というわけではなく、基本的に変な忍者たちが巻き起こすドタバタコメディです。今回は、ぽけぽけくノ一・かなでが大活躍しますが、信じられないような勘違いや考えもつかないドジの連続で大爆笑でした。大変面白かったです。 また、著者の阿智太郎さんお馴染みのお人好しでちょっと情けない主人公の男の子とかなり変わった女の子たちの爆笑ラブ・コメディという内容も健在でいつもどおり楽しく読むことができました。 ジャンルはラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>いつもどこでも忍2ニンジャシリーズ
2005年12月21日
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謎の人物に雇われた咒式士たちや竜に狙われている少女アナピヤ。アナピヤを助けたいガユスとギギナは、咒式士たちの襲撃を受けながらも真実を求めてメトレーヤへ向かうが・・・。 「されど罪人は竜と踊る」シリーズ5巻で4巻からの続きになります。ギギナと同じ変人ばかりがいるドラッケン族の狂戦士ユラヴィカ、いくつもの咒式を同時に操り何故かいつも柩に入っている不思議な咒式士アインフェンフ、殺しても死なない不死身のバモーゾ、ゾンビを操る仮面の咒式士メルツァールそしてなかなか正体を現さない不気味な依頼主。迫りくる怖ろしい強敵たちとのアクション・シーンやどんな状況でも爆笑なガユスとギギナのやりとりは面白かったです。しかし、頻繁に虐待・拷問・解剖シーンがあったり、主人公のガユスをはじめ登場人物たちが絶望に打ちひしがれる内容で読んでてつらいストーリーでした。今回はガユスの元恋人クエロが本格的に活躍したり大きな転機となる展開だったので次がどうなるか楽しみです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。拷問シーンが大丈夫でアクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>されど罪人は竜と踊るシリーズ
2005年12月20日
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果林がよく通る椎八場自然公園で女生徒が拉致・誘拐される事件があいつぎます。そんな時、果林の学校に転校してきたのが前に果林が椎八場自然公園で噛んだことのある美少年で御曹司の十文字耀一郎です。何故か自分を噛んだ相手を探している耀一郎の目的と拉致・誘拐事件の真相とは・・・。 噛んだ相手の血を吸う吸血鬼とは違い、毎月あふれ出す血を噛んだ相手に与えなければならない増血鬼の果林。誰かを噛んであふれた血を与えないと血が大量に噴出し逆に失血状態になる果林ですが、クラスメイトの雨水健太を意識すると血が溢れてきて仕方がありません。家族は普通の吸血鬼なのに自分の変な増血体質に悩んだり、鼻から血を噴きだすところを健太に見られて恥ずかしくて眠れなくなる増血鬼・真紅果林の物語です。 今回、果林は美形で頭も良く御曹司の十文字耀一郎にプロポーズされます。他の女生徒には疎んじられ、健太との仲もうまくいかない果林。そして拉致・誘拐事件の魔の手が果林にも伸びます。 原作のマンガ「かりん」を読んだことがないので最初取っ付き難かったですが、好きな人に鼻から大量すぎる血を出したりする最悪のシーンを見られてしまったり、その他にもドジな場面ばかり見られて恥ずかしくて仕方なくても前向きに一生懸命がんばるヒロインの果林が、応援したくなるほど面白くて魅力的で楽しく読むことができました。 ジャンルはラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>かりん増血記シリーズ原作のマンガかりんシリーズ
2005年12月19日
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画期的な銃の製作をはじめ技術革新を続ける西域国に脅威を感じる東域国は、西域国と対立している教団の技術力を借りて西域国に対して宣戦布告をする用意を始めていき・・・。 「ガンズ・ハート」は大昔、資源の少ない小さな惑星に降り立った人々が、西域国と東域国という二つの国を造って惑星の生態系を崩さないよう科学技術をセーブし原住生物を保護して暮らすことになった世界の物語です。しかし、西域国にエズオルという原住生物の猛獣が大発生したことから転機が訪れます。教団を中心に両国とも「エズオルなど原住生物を殺してはいけない」「一般人が銃を使ってはいけない」という禁忌があったのですが、エズオルに襲われる人々を救うため主人公のケリンやミントが禁忌を破ることになります。 「ガンズ・ハート」1巻2巻は、大量に襲い掛かるエズオルから人々を救う話。3巻4巻は禁忌を破った西域国を脅威に感じる教団や東域国と西域国の対立の話になります。禁忌というだけで盲目に従い理不尽にエズオルに殺される人々を見殺しにするのではなく、禁忌を破っても自分の考えに従って銃を作りエズオルを倒し人々を救うケリンやミントの痛快な活躍がとても面白いです。 4巻は国同士の緊張が高まり戦争が始まるというストーリーになります。ここでも故郷の国を守るため、既成の常識にとらわれない作戦で大活躍するケリンたちが大変面白くて楽しく読むことができました。 ジャンルは戦記ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ガンズハートシリーズ
2005年12月18日
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左遷されてのどかな田舎町・カーライルにやって来た一等契法士のロギューネ・リーベルタ。怪しい隊長のニルス、何だか事情のありそうなシュナーナとデリエル姉妹、不思議な水の精霊?ウィミーさんと仲良しのキキノら個性的な61分隊のメンバーたちと町の治安を守ることになったロギューネだったが「凍土緑地化計画」が進むにしたがって不穏な動きが・・・。 物語の前半は田舎町にやって来たロギューネが穏やかすぎる町と個性豊かな仲間たちに振り回されるという展開が続きますが、後半は一転してとんでもない町の秘密とともに仲間たちそれぞれの意外な過去が明かされ、町は危機に陥るという急展開になります。 以前、バンプマニアさんが「第61魔法分隊」のことを書き込んで下さったことがあり、ちょっと気になって読んでみました。のんびりした前半に比べて後半は隊長の正体、謎の生物ウィミーさん正体、シュナーナとデリエルの真実、ロギューネの過去など何かあると思っていた前半の謎がいっきに解ける怒涛の展開と突如あらわれる思いもつかない敵と戦う町をめぐる攻防戦が待っています。意外な真実を前に謎のピースがきっちりはまることによる爽快感、明かされる登場人物たちの本当の思い、そして迫力のアクション・シーンと大変面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>第61魔法分隊シリーズ
2005年12月17日
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他の人間には見えなくて酒好きでセーラー服姿、しかも不幸を呼び寄せる座敷童・未麟にとり憑かれた守屋克喜。学園までついてきて騒動を起こす未麟のせいで不思議な力があり、独り言が多くあぶない人間とみなされてしまった克喜は豊葦学園名物の変人3人にも目をつけられて・・・。 克喜は、いつもスタンガンを振り回して暴れる変人3人のひとりで克喜を地底人と信じている柏木よう子といつのまにか付き合っていることになっていて、彼女の家族でもある他の変人2人・黒魔術を崇拝する万里小路柚祢と科学を信奉する三千院真人、そしてよう子の母の最強主婦・柏木静海、天才幼稚園児でありながら柏木家唯一の常識人・柏木四人たちの複雑な家庭の事情に巻き込まれていきます。さらに克喜とよう子の仲を勘違いした未麟、座敷童の敵ワラシモドキの襲撃によって克喜の日常は容赦なく破壊されるのです。 変人ばかり登場しますが本人たちはいたって真面目で真剣なのでよけいに救いようがなく、しかもワラシモドキの陰謀もあって克喜はほおっておくこともできないという展開が続きます。とにかく登場人物たちのこれでもか!という変人ぶりが大変面白かったです。また、謎の敵ワラシモドキとの息づまる戦闘シーンも良かったです。 ジャンルはアクション・コメディ・ファンタジー。コメディやアクションが好きな人にお薦めです。<終> 最新刊 座敷童にできるコトシリーズ
2005年12月16日
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サキュバスなのに男性恐怖症のため精気を吸うことができず苦しんでいる月村真由は、男性なのにさほど恐怖を感じないニノ宮くん相手に男性恐怖症克服のためにえっち限界ギリギリの特訓を行っています。その特訓を快く思っていないのが幼い頃、二ノ宮くんと将来を誓い合い今でも二ノ宮くんのことが好きな北条麗華です。エスカレートする特訓にぶちキレた麗華が宣戦布告して・・・。 精気を吸うことができない真由は健康を維持することができずもう体力・精神力が限界です。今まで自然に男性を魅了してしまうサキュバスの能力と男性恐怖症の影響でずっと閉じこもることしかできない生活を送ってきましたが、愛する二ノ宮くんと自分の命・幸せな人生をかけて戦います。 一方、幼いころ将来北条コンツェルン総帥になるのに必要な厳しい自己管理、教育に苦しんでいた麗華は、二ノ宮くんと知り合い両思いになりそのことを希望にどんな試練も乗り越え今の自分を築いてきました。今までの人生とこれからの人生、そしてプライドにかけて負けるわけにはいきません。 真由と麗華、二人とも重いものを背負って負けられない恋のバトルが始まります。二人の人生・想いが物理的・精神的に真っ向から激突する緊迫したストーリー展開で大変面白かったです。 ジャンルはシリアス・ラブ・コメディ。ラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終> 最新刊ご愁傷さまニノ宮くんシリーズ
2005年12月15日
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立派な召喚術師を目指し聖都サザンの特務隊エンジェルネストで頑張るマリアですが、召喚の腕は相変わらず半人前でしかも魔物を呼び寄せる魔物フェロモンを出す体質のせいで魔王などやっかいな魔物に狙われたり、その上事故によりゲイの堕天使フレイムと魂が融合してしまったことから大変な日々を送っています。そんなある日、デーモン出現事件を解決することになったマリアは仲間の剣士アルフレッド、死霊術の達人イオニアたちとともに事件の中心と思われるアルフレッドの実家を訪ねるが・・・。 マリアは、美人で武術の達人でブラコンのアルフレッドの姉エリザベスに弟をたぶらかす女として目をつけられ、また借りた「魔除け」の影響で堕天使フレイムに体を乗っ取られてしまいます。体を乗っ取ったゲイのフレイムは当然、好みの少年アルフレッドをマリアの体を使い籠絡しようと狙い、マリアの貞操はピンチになります。また、デーモンたちの陰謀も密に進行していてアルフレッド、エリザベスに異変が起きマリアの命もピンチに陥るのです。 とにかくマリアは貞操・命ともに訪れる危機また危機を強制的にフレイムと協力したり、うまくいかない召喚術で何とか呼び出した小さな女の子の姿をした仲間のホムンクルスのナナ、いまいち役にたってないイオニア、自身も大変なことになっているアルフレッドたちと乗り切ります。 狡猾なデーモン陰謀を打ち砕くアルフレッドなど仲間たちとの友情、普段マリアを困らせながらもいざという時頼もしいフレイムの活躍、迫力のアクションあり楽しい笑いあり感動の涙あり、盛りだくさんの展開でとても面白かったです。 ジャンルはアクション・コメディ・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>召喚士マリアシリーズマリアの父の一流召喚術師イエルが活躍するシリーズ全5巻マリアの兄の無法召喚士エルリクが活躍するシリーズ「召喚士マリア」1巻からでも問題なく読めますが、あらかじめ「イエル」「エルリク」シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2005年12月14日
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原子力発電所の事故で被爆し紫外線アレルギーとなり昼間は外に出ることができない体質になってしまった巽玲は、屍桜屋敷と呼ばれる犯罪博物館兼自宅でアイドルをやっている弟の一心と義理の妹のニコル、一心のクラスメイトで付き人もしている居候の女郎花茜たちと一緒に暮らしています。裏社会では天才的犯罪研究家として知られる玲は、来日したユーロ・マフィアのボスの女王(レギナ)に狙われて・・・。 違法に日本で暮らしている外国人たちを拉致し、その臓器を大金を出しても欲しがる人たちに売る大規模な臓器ブローカー犯罪が起きます。子どもを攫われたコロンビア人のドロレスさんの依頼で一心、茜、二コル、そして玲たちは攫われた人たちを助けるため女王(レギナ)の所有する豪華客船エカチェリーナ二世号に乗り込みます。 女王(レギナ)に恨みを持つユーロ・マフィアの幹部アレクセイや一心の所属するアイドルグループのリーダーの実家の風峰財閥、警視庁の結城警視、乾七瀬たち、そして情報屋のラショーモンらシリーズに登場した仲間たちの力を借りてユーロ・マフィアに挑むわけですが、圧倒的戦力を持ち日本国家自体に圧力をかけることのできるマフィアの力に大苦戦します。 これまでのストーリーで一緒に犯罪に立ち向かい、犯罪の被害に苦しめられた人々を救うことで得た仲間たちの絆が試される感動の完結編でした。最後に生死不明なるキャラクターも出てしまいますが、タイトルに「夜明け」とあるように犯罪の闇に打ち勝つ希望が登場人物たちの中に残る大変感動的なラストで面白かったです。 ジャンルはクライム・ミステリー。ミステリーというより犯罪に立ち向かうストーリーが好きな人にお薦めです。<終>ハード・デイズ・ナイツシリーズ全9巻番外編
2005年12月13日
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国王が亡くなり代理としてカドリア国にやって来た隣国ルカルデーテの王妃タミュアとその幼い王子クトル。ルカルデーテ側の友好的な態度の裏にはカドリアの神官イーグを拉致して、亡き王の託宣に従いイーグを「銀の王」にするという陰謀が・・・。 「汝」シリーズは、アズバドル村という小さな村で出会った銀狼に育てられて少女シャナと王族なのに「銀の託宣」(彼らが住んでいるカドリア国では銀は不吉な色として忌み嫌われています)を受けひどい差別をされてきた銀髪の青年イーグが運命の恋に落ちるラブ・ストーリーです。しかし、二人の幸せは長く続きません。シャナが占いのため無理やりカドリア国の王妃にされてしまうのです。王様も悪い人ではなく、国のために必要なので王妃になることを引き受けたシャナ。王宮に戻ったイーグとも会うことができるようになり、不本意ながらシャナは王妃として頑張ることになります。 今回、ただでさえ王妃と神官として愛し合うことができない二人が、イーグが他国に拉致されるという突然の展開でさらに引き裂かれてしまいます。どうやらイーグに憑りついている銀の鳥プラナカーナという神様とシャナに憑りついている森の乙女が関係しているようですが、イーグとシャナがとても可哀相でした。しかし、託宣や占いなど運命が二人を引き裂こうとしているとしか思えない状況でも、くじけることなく愛を貫こうと頑張るシャナとイーグはとても感動的で良かったです。 ジャンルはロマンティック恋愛ファンタジー。恋愛ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>汝シリーズ
2005年12月12日
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竜に狙われる少女アナピヤを救い出したガユスとギギナ。ショックで記憶を思い出すことも言葉をしゃべることもできなくなってしまった少女を故郷に送り届けることにしたガユスとギギナだったが、凶悪な咒式士たちに襲われて・・・。 森羅万象を統べる力・咒力を自在に操る一流の攻性咒式士二人組、ひねくれ者ガユスと家具を愛する非常識な狂戦士ギギナの話の4巻です。今回は今まで戦った竜や禍つ式といった人外の存在ではなく同じ人間の咒式士同士で戦うことになります。人間同士の戦いということで咒式や作戦の駆け引き、連携などお互いの人間関係を重視した戦闘シーンが面白かったです。敵の一人はギギナと同じ戦闘民族ドラッケン族なのですが、存在自体がギギナ以上に非常識でした。 また、主人公のガユスにとっては女性問題の話でもあります。現在の恋人ジヴーニャ、元彼女クエロ、そしてアナピヤ彼女らとの関係に苦悩することになります。 迫力のアクション、緊迫のラブ・ストーリーにいつものガユスとギギナ二人の過激ないがみあいが加わりとても面白かったです。 ジャンルは恋愛アクションストーリー。恋愛やアクションが好きな人にお薦めです。<終>されど罪人は竜と踊るシリーズ
2005年12月11日
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草壁桜くんのもとに未来からやって来た不思議な天使ドクロちゃんは、相変わらず嬉しさのあまりつい桜くんを撲殺してしまうという学園生活を送っていて・・・。 林間学校、スポーツの秋、クリスマスのプレゼント交換会、そしてドクロちゃんが病気になってしまう話の4編になります。通常の学校のイベントもドクロちゃんが絡むと下ネタとトゲつきバット・エスカリボルグの脅威満載のとんでもないものになってしまいます。 「聖なる夜はメリークリスマスだよ!ドクロちゃん!」ではプレゼント交換会の話になりますが、クラスメイトの使用済みTシャツ・木工ボンドで作ったオブジェ・手編みのマフラー・肩もみ券など個性的すぎるプレゼントをめぐり、異常な興奮と血しぶきが舞う怖ろしい展開に発展します。肩もみ券はともかく、マフラーはみんなが狙っており、奇妙なボンドのオブジェは誰も欲しがる人がいなく、Tシャツにいたっては誰の物を誰がもらうのか大変なことになります。多少撲殺シーンが過激でしたが、トラブルメイカーのドクロちゃんと桜くんのバカバカしくて楽しい学校の生活は面白くて楽しく読むことができました。 ジャンルは学園血みどろコメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>撲殺天使ドクロちゃんシリーズマンガもあります
2005年12月10日
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死者を蘇らせる禁忌を犯す織田信長討伐のため上杉、北条、武田、徳川による四家同盟を築こうとするテンだが・・・。 八幡の神の眷属にして北斗七星の化身、星神の摩多羅神・テンとテンの呪いによって不老になった元は普通の人間のカイ。愛し合う二人ですが、神と人間が結ばれることはありません。そのため二人は3つの呪物を揃えカイを陰の王という神にしようとします。一生懸命さがして呪物は2つまで揃うのですが、最後の呪物は織田信長が持っていることが分かるのです。織田信長にとっても呪物は必要なものなので譲ってもらえそうにありません。テンとカイ二人の恋の行方は?激動の戦国時代、時代はどう流れてゆくのか?というストーリーです。 愛する生駒御前を復活させようとする織田信長、病が深刻そうな上杉謙信、足利義昭のため信長を裏切るかどうか揺れる明智光秀、過酷な運命が待つ予定の徳川信康・五徳の夫婦、そして信長を利用しようと企むルイス・フロイス。今回は歴史の鍵を握る人物たちそれぞれに転機、決意など重要な変化があり、情勢が大きく動き出す気配です。歴史が動き出すときのキーパーソンの心の動き、歴史を決定することになる行動など読んでいて大変面白かったです。 ジャンルは戦国ファンタジー。日本史やファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>姫神さまに願いをシリーズ 最新刊
2005年12月09日
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とうとう始まった山から神を降ろす儀式。異界を現実世界に呼び込もうとする魔女・十叶詠子の望みを叶えるため、防ぐため、利用するため、あるいは巻き込まれて神隠しの少女・あやめ、神隠しに遭い戻ってきた空目恭一、空目を守る村神俊也、犬神の血筋の木戸野亜紀、愛のため友を裏切った近藤武巳、近藤を慕う日下部稜子、知識と力を渇望する魔術師・小崎摩津方、人外の存在である神野陰之たちが集い・・・。シリーズ完結編。 「Missing」は異界の物語に関わることで感染し、やがて異界に取り込まれてしまうことになるというホラー作品です。物語の中で普通の人間は異界の異質さに狂わされ命を落とすことになります。神隠しに遭ったことで異界を知る空目恭一は、異界に取り込まれた弟・想ニを取り戻すため文芸部の仲間たちとともに再び異界に関わることになりますが、魔女・十叶詠子と対立していき対決することになっていきます。 異界と人間は相容れないから交わるべきでないと考える空目と異界と現実は表裏一体であるから多少犠牲が出ても異界を現実に呼び込もうとする十叶詠子。今回、完結編で両者に決着がつくことになります。 いろいろありましたが、一番印象に残ったのは「私は幸せです」という神隠しの少女あやめの言葉です。あやめは、家が貧しく山の神の生贄として売られ、不自由ない生活と引き換えに孤独なうちに異界に飲み込まれました。客観的に見て幸せとは言えない境遇です。しかし、あやめが「幸せです」と断言したのは嘘でも強がりでもなく、それが真実だったからです。普通の人間は、魔女や魔術師と違い他者の認識を操ったり異界の力を使うこともできませんが、それが他者から見てとるにたらないとしても自身の幸福を感じる能力があります。シリーズの中でキャラクターたちは、様々なものを失ったり、願いが叶わなかったりしますが最終的に幸せになることができるのではないかそう思える結末でした。とても感動的で面白かったです。 ジャンルはホラー。ホラーが好きな人にお薦めです。<終>Missingシリーズ
2005年12月08日
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ドクロちゃんに続きドクロちゃんの妹ザクロちゃんまで桜くん(中学2年生の男子)の家に住むことになり・・・。 将来、人類を滅亡させる怖ろしい発明をすることになるという主人公の草壁桜の元に未来の世界からやって来たのが撲殺天使のドクロちゃんです。未来の世界では危険な桜くんを抹殺した方が良いという意見もありますが、世界だけでなく桜くんも救いたいドクロちゃんは凶悪なトゲトゲの付いた撲殺バット「エスカリボルグ」を使い一生懸命桜くんを撲殺したり、桜くんの日常を破壊したり頑張ります。 2巻ではドクロちゃんが恋のキューピッドとして暴走したり、ドクロちゃんと桜くんの好きな女の子・静希ちゃんの心が入れ替わってしまったり、ザクロちゃんの始めてのおつかいに大騒ぎしたり、木工ボンド部の活動で桜くんを撲殺しながら楽しくカラオケをしたりします。1巻同様、馬鹿馬鹿しいストーリー展開にことあるごとに出てくる理不尽でシュール&スプラッタな撲殺シーン、とくに「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~」と不思議な呪文で撲殺した桜くんを元通りにするシーンなど悪夢のようなバカらしさ満載でとても面白かったです。 ジャンルは愛と涙の血みどろコメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>撲殺天使ドクロちゃんシリーズマンガもあります
2005年12月07日
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炎の一族から去ってどの一族にも属さない怪しい魔女ネスフェ・クローゼの元に身を寄せたジャスティーンだったが、いつもジャスティーンを助けてくれる存在シャトール・レイと再会して・・・。 魔術師の一族は自分たちの属性の宝玉を守り、宝玉は魔術師の一族に力を与える。意思を持つ魔法の宝玉と魔術師たちの関係はこうして古くから続けられてきました。しかし、炎の宝玉レヴィローズ(人格?はレンドリア)が選んだ主・本編の主人公ジャスティーンは、ある事情で魔力を使うことができないのです。それにより、レヴィローズは主から力を得ることができなくなり宝玉として寿命が尽きかけています。 レヴィローズが魔力を使えないジャスティーンを主に選んだのは、ジャスティーンが他の魔術師のように宝玉を一族や自分に力を与える存在と見ているわけでなくレヴィローズを1つの意思を持った存在として尊重しているからです。しかし、ジェリーブルーやグレデュースやリルファーレなど他の意思を持つ宝玉たちも気にかけるジャスティーンによってレヴィローズの寿命がさらに短くなり、炎の一族を裏切ることになってしまいます。 寿命が短くなっても自分を道具としか見ていない魔術師を主に選ばないレンドリアに自分のせいでレンドリアの寿命が短くなってしまい悩むジャスティーン。ジャスティーンはレンドリアの寿命を何とか延ばせないか奮闘することでトラブルを起こし、レンドリアは魔法を使えないのに無茶をするジャスティーンを守るため寿命を削ってでも頑張ります。お互いを大切に思っているからこそうまくいかない二人の関係がこのシリーズの魅力です。 今回、ジャスティーンは炎の一族から狙われることになりレヴィローズとの契約を解除しなければならない事態に陥り、さらに地の一族の陰謀に巻き込まれ衝撃の真実を知ることになります。誰が味方か分からなく対処できない状況に翻弄されるジャスティーン。過酷な事件が次々起こる衝撃的な展開で面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>レヴィローズの指輪シリーズ最新刊
2005年12月06日
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「あー気分悪い。朝起きても、息しても1年中気分が悪い」 「貴様が貴様でいるかぎり、それは一生の伴侶だ。添い遂げろ」 「それ正解。俺はギギナが嫌いだからギギナがギギナでいるかぎり来世に期待するしかない。芋虫に生まれ変わったギギナを俺が踏み殺す再会なら良い」 いつものようにケンカの耐えないガユスとその相棒のギギナ。竜すら倒す攻性咒式士コンビの二人が、常にろくでもない事件に巻き込まれ続ける災厄の日々とは・・・。 「されど罪人は竜と踊る」シリーズ3巻の短編集になります。「単に刃物を振り回したり爆裂咒式で殺害するのではなく、いろんな咒式を使って芸術的な殺人方法にこだわっている」とガユスを異常に尊敬する殺人鬼が事件を起こしたり、迫害をうけている人狼と人間の悲しい衝突事件に巻き込まれたりなど超ド級変人による災厄が降りかかります。 中でも一番面白かったのが「禁じられた数字」という話です。ガユスとその恋人のジヴーニャ、ギギナ、ライバルの攻性咒式士事務所の連中らで順番に数字を3つまで言っていき最後に100を言った人間が罰を受けるというゲームをするのですが、いきなり負けたガユスが生きたまま解剖されるというとんでもない罰ゲームを受けます。最初の罰ゲームが解剖ということもあり、罰ゲームは全ての人間関係を破壊するさらに過激な内容になっていくのです。自分以外の人間が罰ゲームにより死に等しい苦しみを味わうのを復讐、裏切りによる自責、そして自分が助かったことによる安堵とゲーム仲間それぞれが複雑な気持ちで見守るのですが、読んでいく方はどんどんエスカレートするあまりにすさましい事態に次はどんな拷問が行われてしまうのか?恋人・友人・仕事仲間どの人間関係が破壊されるのか?怖ろしくもありましたが、いざという時のキャラクターの本性が垣間見えて大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>されど罪人は竜と踊るシリーズ
2005年12月05日
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突然現われた変な格好をした悪魔の少女に「昨日あなたの望みがかなえられました。契約どおり魂をいただきます」と告げられた主人公の堂島コウ。全く身に覚えのないコウは、事体を把握するために「みすてりぃサークル」に所属する推理の得意なガールフレンド冬月日奈に相談するが・・・。 悪魔と契約した人物は「ピンホールショット」という魔法のカメラで殺人を犯したことが分かります。「ピンホールショット」の能力は、写した相手の写真を傷つけることにより心臓に穴を開けるというものです。能力の有効時間は写してから9分間、服装を変えられると無効という制限があります。 前半は悪魔と契約した犯人をつきとめようというミステリー風な展開ですが途中でコウにとって衝撃的な事件が起き、後半は犯人と対決することになっていきます。 「ピンホールショット」をはじめ悪魔のアイテムは、どうしても叶えたい願いを持つ人物の元にあらわれ魂を引き換えに望みを叶えることができます。普通では叶えることができない願いでも悪魔のアイテムは叶えることができるのでその誘惑に逆らうことは非常に困難です。 悪魔と契約者との息詰まる駆け引き、悪魔のアイテムを使うことで自分の魂や第三者の命を犠牲にしても願いをかなえるかどうかの決断。深い悲しみの中、どうしても叶えたい望みを前に究極の選択に苦悩し揺れ動く心、最終的に何を選ぶのか?最後まで目の離せない緊迫した展開でとても面白かったです。 ジャンルはミステリー風ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>悪魔のミカタシリーズ
2005年12月04日
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「ぜひこれを飲んでください」世界的影響力を持つ養護教諭・紅尉先生の妹でゾンビに恋をしたこともあるゾンビマニアの紫乃から渡された妖しげなドリンクを飲まされてしまった夕菜・玖里子・凛・舞穂の4人。飲んだ4人の心と体が入れ替わることになり・・・。 主人公の式森和樹は、本人はあまり魔法を使うことができない体質ですが過去に偉大な魔術師たちを輩出した家系です。式森和樹の持つ優秀な魔術師の遺伝子に目をつけた人々は、和樹の元に自分の娘を送り込みその優秀な遺伝子を手に入れるように命じました。そういう理由で宮間夕菜、風椿玖里子、神城凛らは式森和樹をめぐって争うようになります。この物語は魔法使いのエリートが集まる魔法学校・葵学園で繰り広げられるラブ・コメディです。 家事万能で家庭的な清純風美少女ですが異常に嫉妬深くて何かあるたびに和樹を魔法で攻撃する宮間夕菜、圧倒的な権力を持つお嬢様で積極的に和樹にせまるが意外に純情な風椿玖里子、和樹のことが好きなのに素直になれない剣術少女の神城凛をはじめ個性的なヒロインがたくさん登場します。 この巻は元すご腕の傭兵でTVゲームに人生の全てをかける教師・伊庭かおり、陰謀を練り他者を蹴落とす工作が横行し爆発事故や手形トラブルや裏切りが当たり前の2年B組、そして姉の千早を慕い同じ葵学園に入学できるように一生懸命勉強にはげむ少々シスコンだが姉思いで心優しき少女・山瀬神代、がそれぞれ主人公で大活躍する3編にいつもの式森和樹を中心とした話3編の短編集になります。バラエティに富んだ楽しいストーリーに魅力的なキャラクターたちがいっぱいで大変面白かったです。 ジャンルはマジカル・ラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>短編集シリアスな長編最新刊メイドが活躍の特別編マンガや関連商品
2005年12月03日
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忍者の陰守マモルと女剣士の真双津椿は、同じ業界つながりということで少しずつ仲良くなります。一方、マモルと幼馴染みでマモルのことが好きな紺若ゆうなとの仲は相変わらずで・・・。 その昔、忍者だった陰守マモルのご先祖様は殿様にこんにゃく作り名人を守り続けるように命じられました。そういう理由で陰守家は、現在になっても当時の殿様の命令でこんにゃく作り名人の家系の紺若家を守っているのです。マモルの場合、ゆうなを専門に守ってます。 ぼさぼさ頭ぐるぐるメガネで一見さえない格好だが、実はスゴ腕の忍者でゆうなの危機にはカッコ良く活躍するマモル、いつもぽやぽやしている天然トラブルメーカーで幼馴染みのマモルのことが好きなゆうな、立ち居振る舞いが時代劇で斬瀬羅満狗剣を操る女剣士の椿、3人のラブ・コメディになります。ゆうなはマモルのことをかなり意識していますが、他の二人はそれほど意識せずお互い仲良くしています。 著者の阿智太郎さんお約束の楽しくて馬鹿馬鹿しいストーリー展開、ほんわかしたラブ・ストーリーで面白かったです。 ジャンルはラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>陰からマモル!シリーズ
2005年12月02日
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祖父に会いにカナダからフランスやって来たコリンヌだったが、祖父のブリクール伯爵に「ライン河の双角獣の塔に幽閉されている人物の正体を調べてこい」そうしなければ孫と認めないと奇妙な条件を出されてしまいます。はたして塔に幽閉されているのは噂どおりナポレオンなのでしょうか?1830年、十六歳の少女コリンヌと偶然知り合った仲間たちとの旅が始まります・・・。 コリンヌがパリで偶然見つける仲間たちというのが才能あふれるがまだ作家として成功していない若き日のアレクサンドル・デュマ、いくつもの国の政府から追われ海賊王とも呼ばれるジャン・ラフィット、そして謎の酔いどれ剣士モントラシェの3人です。 圧倒的な強さを見せる謎の剣士モントラシェ、剣の技術と狡猾さを併せ持ち奴隷解放という夢の実現のため大国と戦う海賊ラフィット、いつも自信満々で女性にもて意外な特技で皆を助けるムードメイカーで大作家の卵アレク、戦乱が終わったばかりのヨーロッパで歴史に名を残す彼らが少女コリンヌを助けるため一致協力して冒険するというストーリーは大変面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>追記、「ラインの虜囚」は続きものではなく一冊で完結しています。
2005年12月01日
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