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啓太やようこを出し抜き、古代の三体の神々を呼び出すことに成功したなでしこ。中世ヨーロッパの王族風の格好をしたレネウス、導師風の服を着ているメギト、幼い娼婦のようなエルフィネス、三体の神々は「僕らは悪魔みたいに命と引き替えに願いを叶えるわけじゃないんだ。お前はこれから私たちが課すある特定の試練を受ける。成功すれば無償で願いは叶う。ただし失敗すればお前が賭ける代償は我々が受け取る。そういうゲームだ。僕らは悪魔じゃないから一応神様だから」となでしこに語りかけてきます。「自分の命と引き替えに薫を復活させる」ことを考えていたなでしこは想定外の事態に混乱してしまいますが、「ちゃんと君が持っている全ての力や能力を使えばクリアできる課題ばかりだから。もっともその難易度は君が賭ける代償の重要性や願いの実現可能性、時の運不運、その他気まぐれで決まるけど」という神々の言葉を聞き、なでしこは留吉たちの反対を押し切って試練に挑む決意をすることになります。なでしこの命を代償とした神々の試練はものすごく意外かつ単純なもので・・・。 「いぬかみっ!」シリーズは、主人公の落ちこぼれの犬神使い・川平啓太とその犬神のようこが妖怪や変態たちが引き起こす奇妙な事件を解決することになるというストーリーです。欲望・煩悩のかたまりである啓太は嫉妬深いようこから炎で焼かれたり裸で放り出されたり激しいおしおきを受けますが、懲りることなく頑張ることになります。そんなある日、変態魔道師・赤道斎と大妖狐の争いに巻き込まれて仲間である川平薫が消滅してしまいました。薫に仕える10人の犬神の女の子たちは世界中を飛びまわって「薫を復活」させる方法を探し出します。しかし、薫が消滅してしまったことに責任を感じるなでしこは仲間の犬神たちや啓太を出し抜いて一人で薫を復活させようと神々の試練を受けることになるのです。無謀な試練?に挑んだなでしこに危機が迫ることになりますが、啓太やようこたちは「薫の復活」「なでしこの助命」のため無慈悲で強力な神々の試練に立ち向かうことになっていきます。 神々から課された啓太の試練は「48時間世界一周」という実現不可能そうなものでした。ジェット機を飛ばしても世界一周するには60時間かかります。しかももっとも頼りになる相棒のようこは人質として動くことが許されず、不思議アイテムを使うのは禁止、その上神々が全力で妨害するという無茶なルールです。しかし、誰もが到底不可能に思える試練(神々は全ての力と能力を使えば必ずできると主張します)に啓太と犬神たちは命をかけて挑むことになります。絶体絶命の事態に今まで登場した犬神使い、犬神、妖怪、変態たちが集結して啓太を全力でサポートします。全員が心を一つにして不可能と思える試練に挑む姿は大変感動的で面白かったです。それにしても最初みんなから落ちこぼれと言われていた啓太や疎まれていたようこがこの完結編では皆の中心として称えられています。今までの啓太とようこの活躍の素晴らしさを実感しました。 ジャンルは世界一周アクション・ラブコメディ。アクションやコメディが好きな人にお薦めです。<終>いぬかみっ!シリーズ
2008年01月28日
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1705年、ナポリ近郊の港町ロットヴァレンティーノで奇妙な連続殺人事件が発生していました。犯人はヴェネツィアの祭りで被るような純白の仮面をつけた「仮面職人」と呼ばれる怪人で半年という長期にわたって27人もの人々を殺害しているのです。そして、「仮面職人」を見た目撃者が次の被害者になって殺されるという恐ろしい噂も広まり、町には得たいの知れない不穏な空気が漂っています。にも関わらず、新聞のトップ記事は何故か「町の治安部隊の汚職」という変なものでナポリでも狂気の連続殺人事件は大した話題にもなっていません。そんな中、町はいっそうの不気味さを増しながらうわべだけの日常生活が送られることになります。一方、世界を憎んでいる天才少年ヒューイ・ラフォレットは町の雰囲気など気にせず「くだらない世界を全部全部平等に磨り潰してやる。誰も彼も同じ痛みと絶望を感じさせてやる」と世界を破壊するための知識・知恵・経験・力・金・権力を得ようと勉強や読書に励んでいました。他者を拒んで生きるヒューイは、異端を教える私塾で「ヒューイと似たもの同士」だと言う転校生に出会うことになって・・・。 「バッカーノ!」シリーズは、悪魔が作った「不死の酒」を飲んで不死者となってしまった者たちが大騒動を繰り広げることになるというストーリーです。不死になった者は肉体が破壊されてもすぐに元どおりになって復活するので基本的に死んだりすることはないのですが、自分と同じ不死者になった者に頭の上に手を置かれた状態で相手に「喰いたい」と念じられると存在そのものが相手に吸収されてしまうので絶対的に無敵という存在ではありません。そして、不死者となった者たちの中には「不死者を吸収して相手の知識を得たい」とか「不死の酒を応用して自分の手ごまとなる異能者を量産したい」とか「自分の幸せのために世界中の全ての人間を幸福にしてしまおう」とか無茶なことを考える人々がたくさんいたため多くのトラブルや混乱が引き起こされることになったのです。マフィアの幹部フィーロをはじめとする主人公達(毎巻ごとに主人公・中心人物が入れ替わってストーリーが進行します)は混乱の中で自分の大切なものや信念を守るため戦うことになります。 今回は番外編的なストーリーで狂気の探求者ヒューイ・ラフォレットと本気で世界中の人々の幸せを実現しようとしている狂人エルマー・C・アルバトロスの出会いを描いたものです。1930年代のアメリカで狂気の実験を繰り返し暗躍するヒューイが不死者でなかった頃、彼がどのような少年であったのか?そして、後に「最高の友達さ」「親友ですよ」と呼び合うヒューイとエルマーが奇妙な連続殺人事件や不気味な港町の中でどのようにして出会うことになったのか?判明することになります。外伝的なエピソードなのでものすごくフェミニストな伯爵や健気な薄幸少女ニキなど本編ではなじみのない登場人物の活躍が良かったです。もちろん天才少年ヒューイですらあっと驚くことになる「仮面職人」の正体や複雑に絡み合った事件の真相、そして初めて語られる登場人物たちの過去と未来への伏線などいろんな見所満載でとても面白かったです。 ジャンルは、殺人事件・陰謀アクション・アドベンチャー。ちょっとしたミステリーやアクションなどが好きな人にお薦めです。<終>バッカーノ!シリーズ
2008年01月21日
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国王の殺害、内乱に続いて隣国タートムの侵攻を受けることになったアルセイフ王国。数千人からなるタートムの先遣部隊を前に国境のザルク砦を守るアルセイフ兵は三百人しかおらず砦は戦闘もないまま易々とタートム軍に占領されてしまいます。その三日後、タートム侵攻の第一報がアルセイフ王都に届くことになりますが輝石(セレナイトと呼びます。アルセイフ王国の経済・国力を支えている物質です)の産出ストップ、御柱の力を利用して瞬間移動してきた奇妙なラトロア兵、心神喪失から回復しないウルク司祭の病状など多くの問題を抱えていて素早く反応することができません。しかも国境近くに領地を持つアルセイフの貴族たちは自分らの面子を守ることに固執していて足並みを揃えることができずにいるのです。絶体絶命の中、左遷されていた老将バロッサ・アーネストは自ら育て上げた少数精鋭の特殊部隊を駆使して時間稼ぎをすることになりますが・・・。 「空ノ鐘の響く惑星で」シリーズは、アルセイフ王国の王子である主人公のフェリオが国や人々を守るため戦うことになるというストーリーです。御柱(ピラー)と呼ばれる謎の柱から異世界の人間たちが突然出現し、王を含むアルセイフの要人たちが殺害されるという事件が起きてしまいました。その後、王を失ったアルセイフでは暗殺や内乱などの陰謀が立て続けに起こることになり、第四王子にすぎなかったフェリオも王位継承の争いや内乱に巻き込まれることになります。そんな中、フェリオは御柱から現れた来訪者の少女リセリナや神姫の妹ウルクなど仲間たちの協力を得て暗躍する暗殺者や敵国タートムと結びついた者たちと戦うことになっていくのです。リセリナを狙う異世界の技術を使う来訪者たち、遠国ラトロアの不気味な動き、隣国タートムの侵攻、など多くの脅威を抱えるアルセイフですがフェリオは仲間たちと力を合わせ頑張ることになります。 特殊部隊の活躍によりタートム軍を足止めすることに成功するアルセイフ軍でしたが、タートムの将軍カルバイと暗殺者シズヤが手を組むことになって戦況が一変することになるのです。シズヤたちが操る巨大な玄鳥は兵たちの手の届かない上空から一方的な攻撃を繰り返し、恐慌に陥ったアルセイフ軍を蹂躙します。そして、隊列を整えることができなくなったアルセイフ軍はタートム軍に成すすべもなく後退を強いられていきます。さらに健闘を続ける特殊部隊にもシズヤの魔の手が伸びることになってアルセイフ軍は危機的な状況に陥ることになるのです。ゲリラ戦術で大軍を手玉に取るアルセイフ特殊部隊、空飛ぶ巨大な鳥や様々な陰謀でアルセイフ軍を追い詰めるシズヤ、大軍同士の勝敗の行方を左右する少数精鋭の激戦が大変面白かったです。また、ウルク司祭の容態にも変化が訪れることになります。 ジャンルは異世界戦記アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>空ノ鐘の響く惑星でシリーズ
2008年01月14日
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「じむじむじーむ、じーむじむ」疲れた声で意味不明な呪文のような言葉を吐き出すライナ。勇者の遺物探しの旅から故郷のローランド帝国へ帰ったライナは、ローランドの王であり親友でもあるシオンから仕事を無理矢理手伝わされる日々が続いています。仕事中毒のシオンは何日も寝ないで仕事をするので付き合わされるライナも当然徹夜です。そんなわけで眠気200パーセント、やる気のやの字すら見つけることのできないライナは呪文のような言葉と緩みきった瞳で膨大な量の書類と格闘しているのです。一方、ライナの相棒のフェリスはその圧倒的な美貌と無表情で好物のだんごを食べていました。彼女は仕事を手伝うことなくライナたちをからかったり、だんごの魅力を世界に認めさせることに一生懸命です。しかし、ライナとシオンは5日も徹夜続きだったり、フェリスの妨害にも関わらず充実した毎日に満足しています。ところがその一週間後、視察に出たシオンは何者かに誘拐されてしまって・・・。 「伝説の勇者の伝説」シリーズは、主人公である怠け者のライナ・リュートとそのだんご好きな相棒のフェリス・エリスが勇者の遺物を求めて旅に出ることになるというストーリーです。しかし、ライナとフェリスは勇者の遺物を集めるライバルの出現や呪いによる国の崩壊などトラブルに巻き込まれ、勇者の遺物を集めるという目的を達成することなくローランド帝国に戻ることになります。そして、その後は英雄王とも称えられる友人のシオン・アスタールの元で「寝ないで仕事をする」日々を送っているのです。ライナは寝ないで仕事をする働き者の王シオン、相棒のライナをからかい迷惑をかけまくる美貌の剣士フェリス、最近元王女の恋人ができて戸惑っている軍人のクラウ、熟女キラーの青年カルネをはじめ愉快なローランドの人々に囲まれ大変なトラブルに巻き込まれつつも幸せを感じています。しかし、平穏なひとときは突然破られ、第二部である「大伝説の勇者の伝説」シリーズでは激動の展開を迎えることになっていきます。 短編集シリーズである「とりあえずの伝説の勇者の伝説」シリーズの最終巻です。ライナ、フェリスたちに加えローランド帝国の人々が総登場して大活躍することになります。また、特別編の「なぐりこみ伝勇伝」では「伝説の勇者の伝説」シリーズの世界観が壊れるのではないかと思えるストーリー展開になったり、「ライナとフェリスが付き合っている」という疑惑が湧き起こったり、シオンが突然誘拐されたり、ビックリするようなストーリーが続くことになります。長編の「伝説の勇者の伝説」11巻のラストシーンから考えるとローランドでの平穏な日々の最後のひとときです。今後の展開をからするとライナ、シオン、フェリスたちの幸せな日々のエピソードはなかなか読めそうもないので感慨深くいっそう楽しむことができました。 ジャンルはコメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>伝説の勇者の伝説 コメディ短編集シリーズ伝説の勇者の伝説1巻 (シリアスな長編シリーズ。11巻まであります)大伝説の勇者の伝説シリーズ(長編シリーズの第二部シリーズです)
2008年01月07日
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