2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全30件 (30件中 1-30件目)
1
![]()
「悪魔のミカタ」を支援してくれている舞原家のために支援の見返りとして舞原姉・サクラとデートをするように頼まれた堂島コウだったが気後れもありなかなかサクラをデートに誘うことができず・・・。 死んでしまった恋人・冬月日奈を復活させるため悪魔のミカタとなり人間の魂を集めることになった堂島コウの話です。どんなことをしても冬月日奈を生き返らせることを誓ったコウですが自分一人の力ではどうにもなりません。そのため権力・財力を有する舞原家や宇宙人に連れ去られた妹にそっくりな悪魔アトリ、そして学校の友人たちを目的を達成するため利用しようとします。 今回はコウが悪魔のミカタとして自分に好意を持つ舞原姉妹や友人たちを容赦なく利用することができるのかどうか決意が問われるストーリーでした。密にコウを陥れる計画にたいしてコウは洞察力、判断力そして命と決意をかけて立ち向かいます。舞原姉妹サクラ・イハナの不思議な力、舞原家を守るメイドたち、新たに悪魔のアイテムを操る者たちの出現、それからデート。何かが起こりそうなデートはまだ本格的に始まっていませんが次々と起こるあるいは密に進行する重大な出来事や試練とそれに対するコウの心の葛藤、ちょっとした油断が命とりになりかねないスリルある展開でとても面白かったです。しかし、コウとサクラの二人のデートのシーンがこの巻では少なかったのが残念でした。次巻、デートがどうなるのか楽しみです。 ジャンルは心理バトル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>悪魔のミカタシリーズ
2006年01月31日
コメント(0)
![]()
十六世紀初頭のローマ帝国、「紅世の徒」側にとって都合が良く人間を麦の穂程度の存在にする「壮挙」を成し遂げようとする「紅世の徒」組織「とむらいの鐘」があった。「九垓天秤」という9人の強力な「紅世の徒」を率いる「とむらいの鐘」と「壮挙」を阻止するために集まったフレイムヘイズたちの傭兵団の壮絶な戦いが始まっていて・・・。 「灼眼のシャナ」は異世界から存在の力を喰らうためにやって来た「紅世の徒」を倒すフレイムへイズの少女シャナの恋と戦いの物語です。フレイムへイズは基本的に世界のバランスを保つため、個人的な復讐のために「紅世の徒」を倒しています。今回の10巻は番外編でシャナの先代の「炎髪灼眼の討ち手」マティルダ・サントメールが主人公の話になってます。 いつもの「灼眼のシャナ」とは主人公も時代も戦いの規模も異なる話でした。戦争規模の壮絶な戦いの中、ある者は愛する者と心を合わせ自分の信念と存在意義のため戦い、ある者は友情や愛する人を振り向かせるため戦い、ある者は愛する者と死力を尽くして戦い、ある者は死んでしまった愛する者を復活させるため戦うという何人もの愛と戦いが交錯するストーリーでした。アラストールやヴィルヘルミナなどおなじみのキャラクターも登場しますが、いつものシャナの保護者としてアラストールではなくマティルダの恋人としてのアラストール、無表情なメイドのヴィルヘルミナではなく友情と恋のため表情を隠して戦うヴィルヘルミナなどいつもとは違うキャラクターの一面が見えて面白かったです。そして、やはり主人公となるマティルダのアラストールとの愛、ヴィルヘルミナとの友情を大切にしながらもだからこそ自分の生き方を貫こうとする姿がとても格好良く素敵でした。大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ラブ・ストーリー。アクションや恋愛ものが好きな人にお薦めです。<終>1巻の直前のストーリーです灼眼のシャナシリーズ
2006年01月30日
コメント(4)
![]()
父親が行方知れずで病弱な母親、幼い妹・弟の面倒をみて生活している下級悪魔のネピア。ある日、ネピアはランドゥーという眼鏡小僧に人間界へ召喚されてしまい・・・。 家族で暮らしていくために人間界に出稼ぎにいき、魂を集めるため頑張る悪魔の少女の物話です。しかし、召喚者のランドゥーの寿命は何故か1年もなく(魂にも量や質があるようです)、思いつめて自殺をしようとする少女に自殺を勧めてはあっさり心変わりをされて失敗。何をしてもうまくいかないネピアは上司である魔王エロ大根様に命じられてローマ法王の魂争奪戦に参加することになるのですが、手を組んだ天使のプニエルのせいで世界を揺るがす大変な事態になってしまうのです。 悪魔が魂を奪う話というとちょっと怖い感じがしますが、この「喚ばれて飛び出てみたけれど」は魂を奪うシーンも全然怖くなくてどちらかというとバカバカしくて面白いです。ネピアが魂を奪うときは「魂搾りくん」という特殊な料理器具のような道具で果物を搾りとる感じで寿命をギューと搾り取ります。さらにネピアの上司の魔王はどう見ても植木鉢に刺さっているしゃべる大根です。それに寿命が残り少ないランドゥーも全く悲観することもなく押しの強いネピアに負けて自然とネピアのために協力することになるのです。人間や社会のダークな一面が悪魔ネピアを通して面白おかしく描かれていて大変面白かったです。 ジャンルはコミカル悪魔ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2006年01月29日
コメント(0)
![]()
国の政治経済を担うファラスース侯爵家の一族でありながら自然科学を学ぶために平民の通う王立学院に入りたがる少年ガジェス。周りから変わり者に見られるガジェスは、ある日王宮の庭園で空から降ってきた少女と出会って・・・。 柱神と呼ばれる国を豊にする存在がいる世界の物語です。本編では「不幸中の幸の権化」といわれる本好き少女ナルレイシアが次代の「柱神」を決める選定者にされてしまい騒動に巻き込まれるというストーリーですが、今回はナルレイシアの雇い主ファティ・リンシャが国の運命を変える恋のストーリーを語るという外伝になります。 変わり者に見られるガジェスと「女神の娘」と呼ばれる周りから浮いている王女クランクレイアの恋の物語です。偶然出会い、少しずつお互いを知り友情が芽生えていき、やがて友情が愛情に変わるという展開になります。周囲から浮いている二人の心温まる微笑ましい恋の物語でなかなか面白かったのですが、国の運命を変えるという肝心な所で次巻に続いていてちょっと残念でした。本編も区切りがついていない状態なので今後が心配です。 ジャンルはラブ・ストーリーファンタジー。ラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>天を支える者 古戀唄シリーズ天を支える者シリーズ本編
2006年01月28日
コメント(1)
![]()
故郷の村カーライルから王都ギースニデルにやって来たシュナーナ。各地で暴動を起こしているカリス教団を何とかするため戦いに身を投じるロギューネたちだったが、シュナーナは違う視点でカリス教団を調査をするために大衆食堂「陽森亭」で働くことになり・・・。 「第61魔法分隊」シリーズは政府の凍土緑地化計画やカリス教団の襲撃に巻き込まれたシュナーナら第61魔法分隊のメンバーたちが、このギースニデル王国全体に重大な被害を及ぼす事件を解決するために活躍するというストーリーです。 今回はシュナーナが食堂で働きながらカリス教団誕生の謎をさぐります。カリス教団と関係のあった常連客と仲良くなったり、カリス教団を討伐するため集まった青旗会と距離を保ちながらも情報のやりとりをしたり、ときには政府の法士府に乗り込んだり、単身スパイ活動のようなことをします。そして、驚愕の真実を知ることになるのです。 シュナーナが日常生活を送りながら、ひそかにカリス教団をさぐるという展開は平和そうに見えながらも実は危険と隣合わせという工作員の活動のようで面白かったです。そして、戦争の悲劇が引き金となったカリス教団誕生の真実は衝撃的でした。カリス教団、青旗会、政府など組織同士の争いや組織内部の争いに自分の考え・信念で立ち向かい仲間や知り合いになった人々を助けるために奮闘するシュナーナの活躍が格好良くとても面白かったです。 ジャンルは諜報活動ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>第61魔法分隊シリーズ
2006年01月27日
コメント(1)
![]()
航空アクロバット・ショーが行われている最中、演技中のパイロットが背中から撃たれて死亡しました。航空機は二人乗りなので当然一緒に乗っていた後部座席の女性記者・斉藤静子が犯人のはずなのですが・・・。 元お嬢様で自称・科学者の瀬在丸紅子、怪しげな探偵・保呂草潤平、性別は男性でも女装がとても似合う大学生・小鳥遊練無、同じ阿漕荘に住んでいる香具山紫子たち愉快なキャラクターたちが活躍するVシリーズ5巻です。 飛行機は1~4番機の4機で演技。途中、2番機と3番機が接触し墜落してしまいます。搭乗していた人たちはパラシュートで次々と脱出するのですが、2番機に乗っていた西崎勇輝は死んで発見されるのです。はじめは墜落によって死亡したと考えられるのですが銃で撃たれて死亡したことが分かります。保呂草さんが斉藤静子の違法な依頼を受けていたので斉藤静子とともに警察に追われることになるというスリリングな展開になっていきます。 事件は飛んでいる飛行機の中での殺人ということで実質的な密室殺人です。状況的には犯人は斉藤静子しか考えられないのですが、当然犯人ではありません。では犯人は?飛行機という通常ではありえない場所ですが通常の密室殺人事件の要領で考えることができます。銃はどこから撃たれたのか?何だか不自然な墜落、そして斉藤静子は犯人でないということを考え、どういうことが可能で何が不可能なのか判断していくとトリックは見えてきます。トリックについてはもしかしたらと思いついて、ある程度当たりましたが意外な事件の背景や真相にはびっくりしました。飛行機を使った大掛かりな事件、紅子さんのマニアックな飛行機の知識、保呂草さんの逃亡劇、そして練無と関根杏奈の関係などとても面白かったです。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>Vシリーズ
2006年01月26日
コメント(1)
![]()
隣国との戦争が続くトロンへイム王国。国王カモラク五世が死んだことにより新王となり実権を握った王弟ハディングは友好関係にあったヒベルニア神聖王国に軍を進め、新領土獲得のための戦争が勃発。これにより国内では新王の政策に対する民衆の不満が噴出した。しかし、新王は力ずくでこれを抑えつける。こうしてトロンへイム王国は麻のごとく乱れた。数年後、カモラク五世の息子アランは王都守備隊第九中隊、通称「九尾の猫」の隊長になって治安を守るために戦っていました。そして、アランが出会ったのはヒベルニアの巫女リネットと邪妖に憑かれ人殺しを楽しむ少年サキで・・・。 戦争、腐敗政治、既得権益を守ろうとする貴族、叛乱志士により疲弊した王国トロンへイムが物語の舞台です。主人公たちが所属する「九尾の猫」は治安を守るため頑張っているのですが国軍の組織の一つなので民衆からは嫌われ、王位継承者アランが隊長なので国王側からは疎まれ孤立無援です。そして元暗殺者の少年サキと元王子アラン、巫女のリネットによると世界の運命を対極的な方向へ導くという2人を中心に話は進んでいきます。 サブタイトルにあるように一応サキが主人公の話でした。裏切り、策謀、叛乱が続く戦いの中でサキが出会うのは人望もあり、武術にも秀でたアラン隊長と娼婦であり死ねない体を持つ暗殺者でもある少女イーファです。戦いばかりで光も見えず自分が死ぬことも人を殺すことも何とも思わないサキがそういう暗闇の中でこそイーファをはじめ「九尾の猫」の仲間たちと心を通わせていくという哀しくて感動的なストーリーで面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2006年01月25日
コメント(1)
![]()
ヴェイル、ネータら新生マーモ帝国の中心人物が死んだり捕まったりして帝国は滅び、マーモ公国がようやく暗黒の島を治めることに成功したかに見えたが暗躍してきた破壊の女神の教団がついに本格的に動き出し・・・。 その昔、大地母神マーファと破壊の女神カーディスが戦いその際カーディスの力によって暗黒の島と呼ばれるようになってしまったマーモ島。妖魔やモンスターが跳梁跋扈し、暗黒神ファラリスの信仰が支配する恐ろしい島です。邪神戦争によりこれまで暗黒の島を支配してきたマーモ帝国が倒れ、新たにマーモ公国を建国し暗黒の島を治めることになったマーモ公国の公王スパークですがマーモ帝国の残党が集まって結成した新生マーモ帝国と対立することになります。 「新ロードス島戦記」シリーズは、不幸の代名詞と呼ばれる炎の部族の族長スパークが王様に「暗黒の島を統治するように」という大変困難な命令を受け、暗黒の島と呼ばれるマーモ島の住民の反発にあったりドラゴンなどのモンスターやダークエルフなどの妖魔の襲撃をうけたりするなど悪戦苦闘しながらも島を統治するため奮闘するという物語です。 この巻では死ぬことを全く怖れず、世界を滅ぼすためには手段を選ばない狂信的なカーディスの教団の攻勢によりマーモ公国は絶体絶命に陥り、前世は亡者の女王と呼ばれ世界破滅の鍵を握るスパークの婚約者ニースもカーディス教団幹部たちとの邂逅をはたします。亡者の女王の記憶が甦り戸惑いながらも戦うニース、卑劣な謀略により召喚される怪物たち、そして圧倒的な力を見せ付けるカーディス教団。激化するマーモ公国とカーディス教団の戦いの中で苦悩しお互いを大切に思うニース、スパーク二人の心の動きとモンスターや邪悪な神官との迫力の戦闘シーンがとても面白かったです。 ジャンルは戦記ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>新ロードス島戦記シリーズロードス島戦記シリーズロードス島戦記の外伝
2006年01月24日
コメント(1)
![]()
人類がいなくなった遠い未来、巨大な宇宙ステーションで暮らしているのは猫たちだった。生存不可能な宇宙空間の近くという危険な場所で生き残るため猫たちは、その昔人間が作ったロボットの力を借りて生活しています。そんな猫たちの一人、スパイラルダイバーの焔はスパイラルダイバーの頂点に君臨し続けるという史上最強のドルゴン・斑に挑戦することになり・・・。 自分の相棒のロボットとともに相手とそのロボットと闘う勝負、それがスパイラルダイブです。スパイラルダイバーは全ての猫たちから畏怖されるチャンピョンの称号ドルゴンを目指して闘っています。そして、スカイウォーカーとは知識の探求者であり自分たちの暮らしている世界の真実を追い求める猫たちのことです。スカイウォーカーはそうであるというだけで迫害され宣教部隊に殺されてしまいます。この物語「猫の地球儀」はスパイラルダイバー焔とスカイウォーカー幽が衝撃的に出会うことにより始まります。 人間がいなくなり猫たちが住んでいる宇宙ステーションという世界。猫たちがロボットを操って戦闘をするスパイラルダイブ。そして知識を探求するスカイウォーカーとスカイウォーカーを危険視する社会。とても不思議な世界観の物語でした。スパイラルダイバーとしての闘い、その闘いの中でスパイラルダイバーという存在そのものに苦悩する焔とスカイウォーカーとして知識を求め、どんなことをしても世界の真実を解き明かすという夢をかなえようとする幽の二人の猫が闘い、夢を語りお互いを理解しようと努めます。対照的な二人の猫たちから見える独特な世界、二人の衝撃的な出会いと闘いが勢いよくジェットコースターのように展開していくストーリーでとても面白かったです。 ジャンルはSFファンタジー。SFが好きな人にお薦めです。<終>猫の地球儀シリーズ 全2巻です
2006年01月23日
コメント(3)
![]()
雇い主の伯爵エドガーと形だけの婚約をしてしまった妖精博士のリディアですがエドガーがハーレムをつくって異教徒の姫を囲っているという噂を聞き、その真相を調べることになって・・・。 エドガーを狙う不思議な力を持つ謎の人物プリンス。仲間を殺された恨みと自らの身を守るためプリンスを倒そうとするエドガーですが、エドガー自身と従者のレイヴン、アーミンの力だけでは妖精をも操るプリンスに対抗できません。そういうわけで金や策略などあらゆる手を使い妖精伯爵の地位を手に入れたり、妖精博士のリディアや結社「朱い月」を味方につけました。しかし、エドガーは最初利用しようとしていたリディアを本気で好きになってしまい彼女にプロポーズしたのです。女性の扱いには自信のあるエドガーは得意のあまい言葉でリディアに迫るのですが、エドガーは女たらしで婚約したのも妖精博士としての力が欲しいからだと勘違いしているリディアに気持ちは伝わりません。そうしている間にもプリンスの追っ手が迫ったり、リディアを愛する妖精が現れてエドガーとリディアの仲はなかなか進展していかないという話になっています。 今回、エドガーは魔術的にも強い力を持つと言われる怪しげなブラックダイヤを使い宿敵プリンスへの復讐をたくらみます。しかし、プリンスの陰謀も密に進行しており妖精博士の力は必要だが愛するリディアを危険なことに巻き込みたくない、自分の残酷な面を知られたくないと考えリディアには作戦を秘密にしているエドガーに危機が迫ります。 これでもかという口説き文句やあまい言葉、そして心の底からの真実の言葉も鉄壁のリディアには通じず、さらに強敵ユリシスや恋敵の妖精ケルピーも大活躍でエドガー大苦戦というストーリーでした。リディアを愛することとプリンスに復讐すること、時には相反する二つの自分の目的を二つとも実現させようと苦悩しながらも最後はやっぱりリディアを大切に思うエドガーがとても素敵でした。また、不思議な力を持つ呪いのダイヤや妖精などロマンティックな要素満載で大変面白かったです。 ジャンルは妖精ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>伯爵と妖精シリーズ
2006年01月22日
コメント(3)
![]()
立派な気象精霊を目指して修行をしているミリィとユメミ。原因不明の病魔が猛威をふるう二人の転機となる大事件が起こって・・・。 「気象精霊ぷらくてぃか」は地球の気候を管理して生き物を育む気象精霊ミリィとユメミの修行時代の物語の短編集です。そして、「気象精霊記」は気象精霊になった二人が活躍する長編になります。 天才のミリィと王族の一人としてプライドの高いユメミは、ユメミが一方的にミリィをライバル視していることにより反発しあうことが多い仲です。しかし、今回はミリィがユメミの目の前で原因不明の高熱に倒れてしまったことで責任を感じたユメミがミリィの病気を治すために奮闘し、二人の距離が縮まることになります。 以前から魔法薬を作る勉強に力を入れていたユメミの勉強の成果とミリィとユメミの二人の友情が試されることになる話でした。普段は勉強をはじめあらゆることでミリィに負けたくないと思っていて、ミリィにいじわるをしようと企んだりすることもあるユメミですがミリィが苦しんでいるいざという時には自分ができる限りのことをしてミリィを助けようと一生懸命にがんばっていてとても感動的でした。 ジャンルはお天気ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>気象精霊ぷらくてぃかシリーズ気象精霊記シリーズ
2006年01月21日
コメント(1)
![]()
大会社の鹿江工業の御曹司で15歳の高校生・鹿江大輔は、自宅の洋館の裏山を歩いていたところ突然現れた巨大なロボットとロボットが湖に激突する際の衝撃に巻き込まれて・・・。 二十二世紀に襲来した異星人と戦うため機甲装兵(テス)と呼ばれるロボット技術が発達した世界の話です。主人公の大輔は地球に襲来したドゥ・ミヌ星間帝国と敵対しているテオレ銀河共和国連邦のロボットに救われます。そして、地球に優秀な人物を探しにきたテオレ側の宗像涼子と出会い一緒に帝国と戦うことになるのです。 ただ単に主人公の鹿江大輔がロボットに乗って敵対する宇宙人と戦うというストーリーではなく、宇宙人でもありメイドでもある宗像涼子と恋に落ちたり、さらに横暴な父親が勝手に選んだドゥ・ミヌ星間帝国出身の婚約者が現れたりするラブ・ストーリーでもあります。少年・少女の真っ直ぐな気持ちと政治的軍事的な策略がぶつかり合うという青春ラブ・ストーリーとSFロボットアクションが融合した展開が面白かったです。 ジャンルはSFロボットアクション・ラブ・ストーリー。SFやラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>
2006年01月20日
コメント(1)
![]()
500年前の時代からやって来た忍者の少女たち・涼葉、かなでと一緒に暮らしている普通の高校生の春日マコト。マコトの命を狙っている血桜忍群のみなさんも大活躍でマコトの夏休みは「日本の夏、血桜の夏」といった感じの忍者ずくしの愉快な生活になって・・・。 突然、タイムスリップしてやって来た忍者たちと一緒に暮らすことになったり、命を狙われることになったりする普通の高校生・春日マコトの話です。春日マコトは今の時代の常識を知らない忍者の女の子に振り回されたり惚れられたり大変です。さらに勘違いでマコトを殺そうとする迷惑な血桜忍群も加わり状況はエスカレートしていきます。 みんなでプールに行っては恋と忍術がぶつかってお約束の水着がポロリでプールが男たちの血で赤く染まり、ピクニックに行っては何故か血桜忍群の大きな岩を背負ってウサギ跳びをする奇妙な忍者の特訓?に参加してしまったり、スイカ割りをするときにはスイカ模様に塗った爆弾と本物のスイカの区別がつかなくなってしまったり、日本の夏のイベントに忍者と爆笑が盛りだくさんで大変面白かったです。 ジャンルは忍者コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>いつもどこでも忍2ニンジャシリーズ
2006年01月19日
コメント(1)
![]()
聖都サザンを守護するクラウド・ドラゴンに異変が起こり、その調査をすることになったマリアたち聖都防衛隊。しかし、調査の途中に突然クラウド・ドラゴンの魔力によって聖都防衛隊と対立する組織である教皇庁の神官少女フリーダとともに聖都の遥か上空を漂う巨大な岩の島に飛ばされてしまいます。その飛ばされた先の空の孤島には空中要塞のような古代帝国時代の遺跡があり・・・。 歴史に名を残すような偉大な召喚術師を目指して聖都防衛隊に入った主人公のマリアですが、本気になったら強いけれど三度の飯より美少年が好きなゲイの堕天使フレイムと融合してしまったり、強い魔物フェロモン体質のせいで魔物に異常な愛情を寄せられることになり苦労の日々を送っています。そんな中、マリアは召喚士としての腕はなかなか上達しなくても仲間で魔神に変身する力のある剣士・アルフレッドたちと協力して次々おこる事件や陰謀を解決しているのです。 今回はアルフレッドに好意を寄せ、マリアに強い敵意を抱くエルド教の神官フリーダとフレイムが堕天使になる以前の恋人でフリーダを守護している天使ノエルが登場します。水も食糧もなくマリアたちを襲う遺跡を守るガーディアンが存在する危険な空の孤島でサバイバルという状況の中、マリアとフリーダ、フレイムとノエルは対立し聖都を脅かす事態に発展していきます。マリアはフリーダやノエルと仲良くしようとするのですが、マリアを極悪人と呼ぶフリーダは全く耳を貸さず、ノエルもマリアは恋人だったフレイムをたぶらかす女だと認識してしまいます。非常事態の中、愛や憎しみなど様々な思いが絡み合い、その思いが徐々に聖都を崩壊させる陰謀と一緒になっていくという緊迫した展開と複雑な愛憎を抱いての戦闘シーンが大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>召喚士マリアシリーズマリアの兄の無法召喚士エルリクシリーズマリアの父イエルが活躍するシリーズ
2006年01月18日
コメント(0)
![]()
性別は男でも女装がとても似合っていて女性にしか見えない大学生・小鳥遊練無、正真正銘の女子大生・香具山紫子、一行の中では最年長ですが年齢を超越した風貌で自称科学者の元お嬢様・瀬在丸紅子、そして付き添いの謎の多い探偵・保呂草潤平たちは、女子大生参加のクイズ番組に出場するため東京に向かいます。しかし、出場するクイズ番組のプロデューサ柳川聖志が殺されてしまい・・・。 殺されていた場所は密室。そして、銃声は一回なのに死体の傷は二つ。第一発見者は、保呂草さんとその知り合いの探偵・稲沢真澄。事件のしばらく前に立花亜裕美というタレントが殺人があった部屋から出てきたという状況です。さらに被害者は「夢の中の女に、殺される」など20年以上死んだはずの恋人に怯えていました。 物語が進行していき犯人は小鳥遊練無の性別を知っている人物だということが分かるのですが、犯人の独白・事件の状況などをいくら考えてもその条件に合う人物がいないので全く犯人の見当がつきませんでした。元々練無の正体について知っている人が少ないうえ、そういった人が犯人の条件に当てはまるかどうか考えると誰も犯人として浮かび上がってこないのです。 そして、最終的にものすごく意外な犯人が明かされることになります。言われてみるばなるほどと思うのですが、そう言えばそんな人物がいたような気がするという存在感がない人物だったのでびっくりしました。この話は犯人を当てるゲームとして考えるとフェアでない感じでしたが、東京で女子大生として活躍してしまう練無と紅子さんが大爆笑でとても面白かったです。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>Vシリーズ
2006年01月17日
コメント(1)
![]()
真っ黒な鉄扇型のタマラセ「エア・キル」を操り「ルール無用の残虐ファイター」「人間枯葉剤」などと呼ばれ学校中で恐れられている暴力少女・九里浜純は、美少女探偵を目指しているので学校で探偵としての依頼を受け男装して男子校に乗り込むことになります。その際、九里浜が三助の名前を名乗って活動していたことにより三助はトラブルに巻き込まれることになり・・・。 「タマラセ」シリーズは異能の力「タマラセ」をめぐる話で「タマラセ」の能力者を無秩序に増やす者たちとそれを阻止しようとする者たちが「タマラセ」で戦うというストーリーになります。「タマラセ」は漢字で「魂羅醒」と書き自分の幽体を具現化する能力なのですが普通の人間が突然能力に目覚めると身体能力が驚異的にアップしたり、性格が凶暴化するのです。特に「禍醒」という状態が進行すると無差別に暴れまわる非常に危険な存在になってしまうので人々の安全のため殺してしまわないといけなくなります。 今回は禍醒になりながらも意思を保ち、人々の安全と仲間が罪を重ねないように禍醒になってしまった仲間を殺していくという者の話でした。壮絶な覚悟の敵、さらに夏月の師匠も敵としてあらわれ「タマラセ」をめぐる戦いは熾烈になっていきます。 今回の敵は何年も前から能力に目覚めている者たちや元々「タマラセ」の能力をもつ戸有村の人間ばかりで、「タマラセ」の能力を悪用しないよう監視・処分に努めている八坂井三千人、八坂井夏月、三助、九里浜は苦戦します。まじめに毒手を習得しようとしていたりコルシカ忍法を広めようとしている長坂、姉に虐待されたり姉のトラブルのせいで誘拐・脅迫されることになれている九里浜の弟で薄幸の美少年・豪、日本人なのに何故かジョニーと名乗っているドリル使いなど前巻以上に奇人変人がたくさん登場して面白かったです。また、能力に目覚めたばかりなのに必死に強敵たちに立ち向かう三助の活躍も見所になります。 ジャンルは超能力アクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>タマラセシリーズ
2006年01月16日
コメント(1)
![]()
行方不明の八世王の真相を知りパラクレスからソルド王国に戻ったフェンたちだったがソルド王都は侵入してきた大国シスタスに占領されていて・・・。 「フェンネル大陸 偽王伝」は、無実の罪を着せられ国を追放されたストライフ国の王女・フェンベルクが様々な国をめぐり奴隷になったり、国を揺るがす事件に巻き込まれたり大変な目にあいながらも成長していくというストーリーです。 この巻、フェンは長く留まり知り合いや友達が多くいて愛着のあるソルド王国のため勝ち目のない大国シスタスと戦うことになります。逃げおくれた親友・ロカを救うため先頭に立って戦ったり、隣国に兵を貸してもらえるように使者に加わったり、ソルド王国の人々に協力して大活躍します。 いきなり戦争に巻き込まれてしまうという衝撃の展開でした。フェンがソルド王国を守るため奮闘するわけですが、戦争という非常事態で様々な立場の人々の思惑が入り乱れ、登場人物たちにも大きな転機が訪れるなどびっくりするような展開で大変面白かったです。 ジャンルは王道ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>フェンネル大陸 偽王伝シリーズ
2006年01月15日
コメント(1)
![]()
善ノ介に使い魔を倒され深手を負ったルビンスタインと双子の姉・雅の命が長くないことを知った蘭京一郎の二人は手を組み協力して善ノ介を倒すことになり・・・。 いざなぎ流の陰陽師・奥物部善ノ介、善ノ介の守護霊兼保護者で生前は類稀な力をもつ陰陽師だったサクラ(本名は奥物部うめ)、南米一の魔術師といわれるムジカ・マルチバルサレナたちが魔術師や悪魔がかかわる心霊事件を解決するというストーリーです。 今回は一時的に協力したルビンスタインと蘭京一郎の策略により善ノ介にとって師匠とも親とも思える大切な存在のサクラと仕事のパートナーとしてだけでなく家族同然のムジカが危機的な状態になってしまいます。孤立した善ノ介と元々相手を信頼していないルビンスタインと蘭京一郎3人の三つ巴の魔術戦が始まります。 自由に消えたり瞬間移動することができるだけでなく術も使えるものすごい幽霊のサクラが封じられたり、相手を落としいれようと企む博識伯とも呼ばれる悪魔モラクスとの攻防、前回シリーズで重要な鍵となった魔道書レッド・ブックにかかわる人物の登場、危篤状態のはずの蘭雅の策動など呪いや使い魔、マジックアイテムを駆使した迫力の魔術戦の応酬が続く展開でとても面白かったです。 ジャンルはオカルト・アクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>シャイニングウィザードシリーズ ハルマゲドンバスターズシリーズあらかじめ「ハルマゲドンバスターズ」シリーズを読んでから「シャイニングウィザード」シリーズを読むといっそう楽しめます
2006年01月14日
コメント(0)
![]()
主人公の三助(フルネームは三鶴城大助)は突然、最近話題になっている撲殺魔(被害者に死人は出てません)に襲われてしまいます。三助はその撲殺魔の正体が隣の家に住んでいるガールフレンドの夏月であることを知ってしまい・・・。 本のタイトルにもなっている「タマラセ」とは漢字で「魂裸醒」と書き幽体を何らかの形あるものへ転換させる超能力のことです。幽体から転換された物体と「魂裸醒」の能力を持つ者を「タマラセ」と呼びます。「タマラセ」は戸有村という奥州の村に住む人々が古くから持っている能力なのですが、ある人物の陰謀で三助の住む平磐市で次々と「タマラセ」の能力を覚醒する者が出てきてしまう事態になったのです。 普通の人間を「タマラセ」にするには「タマラセ」の能力者の血を飲ませる必要があります。もともと戸有村の人間の八坂井夏月とその父・八坂井三千人は、普通の人間を「タマラセ」にしている犯人を見つけ出すために平磐にやって来たのです。普通の人間が「タマラセ」になった場合、強力な戦闘力を持ったり性格が凶暴化したりします。社会の混乱を防ぐため夏月の力になるため三助は、夏月と三千人に協力することになっていきます。 誰が能力者なのか?その能力者は敵対的なのか?どういう能力を持っているのか?大量にいる能力者を何とかしながらどこにいるか分からない犯人を探すという困難な状況の中で奇妙な能力とやはり奇妙な性格であることが多い「タマラセ」たちを相手に「タマラセ」に覚醒したばかりの三助と夏月たちは奮闘します。 普通の人間が突然能力に目覚めて町を守るため闘うというよくあるストーリーなのですが、ものすごい能力があるかと思えば全く役に立たない能力があったりする千差万別な「タマラセ」の能力や例外なく変な性格の能力者たちが大変面白くて楽しかったです。 ジャンルは超能力アクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>タマラセシリーズ
2006年01月13日
コメント(1)
![]()
男女比3:1の生徒数で男子のみのクラス4つと男女半々のクラス4つという変則的なクラス構成が特徴の進学校・辰川高校に入学した上田ひろみは頼まれて生徒会に協力することになって・・・。 辰川高校は合唱祭、演劇コンクール、体育祭という3大イベントに勉強をする暇がないほど力をいれる伝統があり学校をあげて盛り上がります。中でもそれを取り仕切る生徒会はとても忙しく主人公・上田ひろみは生徒会の活動に協力していくことになります。 主人公の上田ひろみは、同著者の「これは王国のかぎ」でも同じく主人公として活躍していますがアラビアンナイトの世界で魔神として大冒険をする「これは王国のかぎ」と学園青春ストーリーの「樹上のゆりかご」はジャンルも何もかも全く違っていました。一応、「これは王国のかぎ」は時間的にいうと「樹上のゆりかご」より前の話になります。 3大イベントなどに仲間と一緒に一生懸命に取り組んだり、恋愛や友情に悩んだり、男女差別に戸惑ったり、そして生徒会を脅迫する人物と対峙したり主人公の上田ひろみが生徒会やイベントに取り組む人々を通して自分自身をみつめ人間として一歩一歩成長していくというストーリーで大変面白かったです。 ジャンルは学園青春ストーリー。学園を舞台とした話などが好きな人にお薦めです。<終>これは王国のかぎ「樹上のゆりかご」と「これは王国のかぎ」はストーリーとして続いているわけではないので個別に読んでも問題ないですが「これは王国のかぎ」を読んでから「樹上のゆりかご」を読むと一層楽しめます
2006年01月12日
コメント(2)
![]()
狼男が住んでいるという噂のある薔薇屋敷とも月夜邸とも呼ばれる豪邸で事件は起こります。遺体が密室状態のオーディオルームで衣服も身体中もボロボロの状態で見つかり、身体には狼男が噛み付いたような痕があります。そして、何故か床は水浸しでガラスの破片が散らばっているにも関わらず壁や家具はきれいなままなのです。この謎に挑むのは豪邸に呼ばれていた瀬在丸紅子たちで・・・。 元箱入り娘のお嬢様にして自称科学者・瀬在丸紅子、女装の似合う大学生・小鳥遊練無、探偵や便利屋をしている謎の男・保呂草潤平、そして練無や保呂草が住んでいる阿漕荘に住んでいる大学生・香具山紫子たち個性的で魅力的なキャラクターが活躍するVシリーズの3巻です。 この事件は奇妙な部屋の状態から見て、どう考えても屋敷にある何らかの仕掛けが関係していることが推測できますし、屋敷にいるという狼か犬も事件にかかわっていることがすぐ分かります。そういうわけで当然、犯人は屋敷の内部に詳しい人間、そして屋敷全体を使った大掛かりなトリックがあると考えて登場人物たちとともに推理をしていきました。しかし、事件の真相は意外なもので私の推理はトリックも犯人も当てることができませんでした。とは言えとても奇妙な密室殺人事件をアレコレ考えたり、キャラクターたちのやり取りなどが面白くて楽しく読むことができました。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>Vシリーズ
2006年01月11日
コメント(2)
![]()
行方不明の不死人ベアトリクスを捜し旅を続けている幽霊の見える少女キーリと不死人のハーヴェイ、そしてラジオに憑りついている幽霊の兵長だったが、ある日ラジオの調子がおかしくなり・・・。 「キーリ」シリーズは、地球から移民してきた人々が暮らす惑星を舞台とした話で地球と交流がなくなってかなり時間が経ったことや戦争があって記録が失われたことにより、私たちの地球に比べ技術水準や知識が少し不足した環境にあります。そして、このシリーズによく出てくる「不死人」とは昔の戦争の際、死にたての人間に「核」というものを埋め込んで甦らせた兵器で戦争が終わったキーリたちが現在暮らす世界では恐れられたり、駆除されたりしています。そんな世界で偶然出会ったキーリ、ハーヴェイ、兵長はお互いの全く異なる生き方や背景を超えて旅をすることになるのです。 今回は「核」に傷がついて不死性を維持することが難しくなっているハーヴェイに続いて、兵長がラジオの寿命によりいずれ消滅することになるという事態に直面することになりキーリ、ハーヴェイ、兵長たちの心に激震が走ります。今までのキーリやハーヴェイのことを忘れてしまいキーリをバカ娘、ハーヴェイをご主人様と呼ぶ兵長が可笑しくもあり悲しくもあり、複雑な気持ちで読みました。そして、とうとうベアトリクスの居場所が分かったりキーリの家族のことが分かったりとビックリするような展開が続きとても面白かったです。 ジャンルはSFファンタジー。SFやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>キーリシリーズ
2006年01月10日
コメント(1)
![]()
芹沢望が自転車ではね飛ばしてしまった少女・絹は、宇宙人と地球人のハーフだった。宇宙人たちの組織トリオンと人類の友好の一環として絹は芹沢家にやって来ることになるのですが最初が変な出会いであったり、絹が地球の常識を知らないうえ負けず嫌いであったりして望と絹はことあるごとに衝突することになり・・・。 平凡な高校生の望と宇宙人の絹が文化の違いや各国政府の方針に戸惑ったりしながらも地球人と宇宙人の壁を乗り越えお互いに仲良くなっていきます。 宇宙人と地球人が接触することで始まる物語なのですがSFでよくあるように両者が衝突して戦争になるというものではなくて、お互いの異文化に戸惑う高校生の二人が衝突しながらもお互いを理解しあうようになり、やがて仲良くなるという青春学園ストーリーでした。ヒロインの絹は超能力が使えたり、宇宙人の超技術を使ったりするわけでないのであまりSFらしい話ではなかったですが、異文化に接触して戸惑う二人や絹のハーフとしての存在意義を考えたりするなど悪戦苦闘しながらも少しずつ進んでいく望と絹の心の交流がとても面白かったです。 ジャンルは青春SFストーリー。学園青春ものやSFが好きな人にお薦めです。<終>
2006年01月09日
コメント(0)
![]()
旅宿「白羊亭」にひきとられ幸せに暮らすポーシアですが、その正体は「灰かぶり」といわれる人々に忌み嫌われる不死の怪物です。正体がばれないよう暮らすポーシアでしたが謎の追っ手がせまっていて・・・。 主人公のポーシアには記憶がなく、しかも不死であること以外普通の人間と変わらないので次々と襲い掛かる試練になすすべがありません。さらに「灰かぶり」はマスターが死ぬと滅びますがポーシアのマスターはすでに死んでおり、ポーシアにそっくりだという少女ナーシアや同じくポーシアに似ているというマスターの存在など謎が深まるばかりという感じで物語は進んでいきます。 記憶も何も分からず「灰かぶり」であることがばれると人々には迫害される主人公のポーシアの前に現われるのは、行方不明の婚約者ナーシアを捜すマイとその連れユサーザ、自分のマスターを殺すために捜している「灰かぶり」ルー、そして「灰かぶり」の不死の秘密を暴きその力を手にいれようとするレーエルです。自分が「灰かぶり」であるということに翻弄され、どんな酷い目にあっても死ぬこともできないポーシアが記憶がないという自ら謎を追い求めます。 自分と関わる人たちが傷つくことに心を痛めるやさしいポーシアが自分が「灰かぶり」であるということで周りの人たちを傷つけてしまう。そしてポーシアには自分も助けたいと思う人も救うだけの力がない。それでも一生懸命がんばるポーシアの活躍に心を打たれました。謎だらけで哀しいストーリーでしたが面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2006年01月08日
コメント(3)
![]()
ソルバニアの神官やアメリカ裏社会をしきるウィラード・ゲイツが関わる格闘技の大会「Vー1エクストリーム」の決勝の夜が明けた。誘拐されていた鬼塚美雪の救出に成功した涼子だったが、「Vー1エクストリーム」に参加していた南雲慶一郎、草なぎ静馬や観客だった人々が行方不明になっていたり、いつのまにか外国にいたりするなど不思議な事が起こっていました。さらに涼子の身にも異変があり・・・。 「召喚教師 リアルバウトハイスクール」シリーズは仙術気功闘法「神威の拳」を操る主人公・南雲慶一郎が世界中をめぐる武者修行の途中、ウィラード・ゲイツと闘うことになり、その闘いの途中でいきなり異世界ソルバニアに召喚され、その後いろいろあって高校教師になるというストーリーです。南雲慶一郎は大門高校で英語の先生になり教師のかたわら異世界に召喚されて怪物と闘ったり、慶一郎の師匠を味方に引き込んだらしいウィラード・ゲイツが送り込む「神威の拳」を操る刺客と闘うことになるのです。 今回南雲慶一郎が行方不明となり、慶一郎の生徒で「神威の拳」やソルバニアなどの事情を知るサムライ・ガール御剣涼子が主人公となって活躍します。闇神威の覚醒者・拝暁人、蟲頭と呼ぶ謎の怪人たちなど新キャラクターたちが登場し、新たな力に目覚めた涼子はソルバニアから力を与えられたヘルマスカーDとともに新たな戦いが始まります。今までのウィラード・ゲイツの刺客やソルバニア怪物と言った敵とは違う敵の出現や涼子の新たな能力など驚愕の新展開でした。次から次へと起こる全く予想のつかない展開、理由の分からないなか立ち向かう涼子の活躍などとにかくびっくりさせられる展開と迫力のアクション・シーン満載で大変面白かったです。 ジャンルは格闘ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>リアルバウトハイスクールシリーズ外伝もあります
2006年01月07日
コメント(0)
![]()
ろくでもない咒式士のガユスとギギナは、翼獅子四方脚座というたいそうな名前のイスの足を取り戻すため音楽勝負をしたり、痴情のもつれや借金取りにかかわる依頼など魔法のような力を操る優秀な咒式士としては間抜けな事件ばかりに遭遇していて・・・。 何かにつけて皮肉を言わずにいられないガユスと家具を異常に愛する狂戦士ギギナのダメ咒式士たちの事件簿をつづった短編集で「されど罪人は竜と踊る」シリーズ7巻になります。5編収録で巨人の群れを相手にして馬鹿らしいほど強さとキャラクターを見せ付ける翼将の話と黒き暗黒の魔女皇ジヴーニャが再び降臨し精緻で邪悪な策略で関わる人々の精神を次々に崩壊へと追い込む話の2編が特に素晴らしかったです。 翼将の話は暴力的な正義の味方や美少年・美少女をいつもぞろぞろ連れている強度のロリコン、生きている人間と接することに耐えられず死体と会話することを好む者などガユス・ギギナを大きく超える変なキャラクターたちが12人もいてとにかくすごいです。ガユスの恋人ジヴーニャの話は「災厄の一日」収録の数字の話の続きでしたが、ジヴを崇拝する信者たちがあらわれたり、ライバルのジャベイラが修行して魔法機械少女になり暗黒の魔女皇ジヴーニャに挑戦するなど大幅にパワーアップした内容でとても笑えました。このシリーズはしばらく哀しいストーリーが続いてましたが、この7巻は楽しく笑える話が多くてとても面白かったです。 ジャンルはアクション・コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>されど罪人は竜と踊るシリーズ
2006年01月06日
コメント(1)
![]()
旅客機墜落の惨事により妹・かれん、友人・健太をうしなった主人公の降旗洸。墜落事故には遠い昔のある一族の対立が関係していて・・・。 4千年前、大陸の西に存在した「喪われし使徒たちの国」には自然干渉術(カバラ)という超能力を身に付けた人々が暮らしていました。しかし隣国と戦争が起こった結果、支族ガドと支族アシェルが対立しアシェル側が禁忌の術でガドを倒すということで決着がついたのです。ところが生き残ったガドたちは復讐を誓い、怨念の力で遠い未来に子孫が力を得てアシェルの末裔に復讐するように計画しました。ある時期が来るとガドの子孫たちは怨念に憑りつかれ超人的な力で暴れまわることになるのです。 主人公の降旗洸、その妹のかれん、そして誓人を密に愛する菜摘絢はアシェル。かれんの恋人の結城誓人、洸の友人の真咲健太はガド。そして、洸の幼馴染みで洸のことが好きな三刀沙夜は支族の調停をする支族レビになります。遠い昔の怨念と対立により、愛する者・親しい者を傷つけ殺すことになってしまうガドの子孫たちと自分や友人を守るため愛する者・親しい者と戦わなければならないアシェルの子孫たち。そして争いを止めるには力の及ばないレビの子孫。愛する者と殺し合いことになり、それでも愛を貫こうともがく登場人物たちの想いがつらなっていく切ないストーリーでつらいシーンもありますが面白かったです。 ジャンルは伝奇アクション・ラブストーリー。アクションやラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2006年01月05日
コメント(1)
![]()
無人だと思っていた朽ち果てた洋館からでてきたメイド服の少女お蘭。賀茂やアブデルたちは、主人の客と誤解され泊まっていくことに・・・。 「天国に涙はいらない」シリーズは、主人公の霊能力者・賀茂是夫とその守護天使でロリコンのアブデル、賀茂のことが好きな悪魔っ娘たま、そして巫女の少女、猫耳少女、魔女っ娘たち美少女が次々登場するコメディです。 その強い妖気のせいで人々を死なせてしまい苦しんでいた心やさしい悪魔っ娘・たまを命をかけて助けた賀茂。たまは、賀茂のことが好きになりますが小学生としか見えない外見のたまに高校生の賀茂は恋愛感情をもってくれません。また、賀茂を正しい道?(ロリコンの道)に導く使命をもつアブデルも賀茂に嫉妬してたまと賀茂がくっつくのを阻止しようとします。魔力を制御できず人々を殺してしまったたまは、今までの罪をつぐなうため今度は自分の魔力で人々を幸せにしようと賀茂のもとで頑張ることになるのです。ロリコンだとか美少女萌えなどの話題が多いシリーズですがストーリー自体はとても感動的で良い話です。 11巻はメイドロボットの話でした。帰らない主人をひたすら待ち、ぼろぼろの洋館を必死に守るお蘭。健気で一生懸命ででも洋館を守るため手段を選ばないお蘭は、こわくもありましたが切なくて感動的でもありました。また聖書の「汝、幼子を愛せよ」というのを勝手にロリコンを正当化するために引用しているアブデルの爆笑ロリコントークも大変面白かったです。 ジャンルは感動的コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>天国に涙はいらないシリーズ
2006年01月04日
コメント(1)
![]()
魔法のような技術を使うことができる咒式士の中でも有数の力を持つガユスとギギナ。咒式士としては優秀でも人間としてはダメダメな二人の日常の事件簿とは・・・。 「されど罪人は竜と踊る」シリーズの短編集で6巻になります。老咒式士の悲哀と執念を描く「朱の誓約」、竜と人間の間に横たわる大きな溝をテーマとした「覇者に捧ぐ禍唄」、人間に造られた擬人(人造人間のようなもの)に心があるのか?「演算されし想い」、宗教と不治の病の少年と殺人事件の物語「打ち捨てられた御手」、そしてラルゴンキン咒式事務所と禍つ式たちの戦い「青嵐」の5編収録です。 5巻「そして、楽園はあまりに永く」が悲惨でショッキングなストーリーだったので、この6巻は御気楽な短編集なのかなと思って読みましたが大変シリアスで考えさせられる真面目な内容でした。真面目な内容と相変わらず皮肉屋でものすごい根性まがりのガユスと異常に家具を愛する狂戦士ギギナの爆笑の掛け合いがうまく交じり合い面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>されど罪人は竜と踊るシリーズ
2006年01月03日
コメント(1)
![]()
主人公・後白河法行は、引越してきたばかりで友達が少ないので友達を作るため「とにかく教室で最初に顔を合わせた人間と友達になる」ことを誓い学校に行きます。そうして、法行が最初に顔を合わせたのは恋人が100人いると言われる学校一の美女・良久須美。須美は法行と友達になるより恋人になることを望んでいて・・・。 三十三間堂学院は女子校ですが、男の後白河法行は何故か転校してきてします。頭もルックスも性格も良い法行と是非交際したいと考える女生徒たち。女生徒同士の対立などいろいろあって最終的に法行が校内の生徒と付き合わないということで決着がつきました。もし法行が校内の女生徒と付き合った場合は、学院の風紀を守るため生徒会長・五部浄里に斬り殺されてしまうことになります。 須美と友達になろうとする法行、法行と恋人になろうとする須美の命と意地をかけた真剣勝負が始まります。一応ラブ・コメディなのですが、須美が法行の唇を奪うことができるかどうかの勝負で恋人になるか友達になるか決定するという変なストーリーでした。誓いのため命をかける法行、法行を恋人にするためやはり命がけな須美、そしてそんな二人の勝負に無理やり割り込もうとする女生徒たちや須美の恋人たち。実力行使に陰謀あり、大混乱の法行と須美の対決がバカバカしくて本人たちは真剣で大変面白かったです。 ジャンルは学園ラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>私立!三十三間堂学院1巻
2006年01月01日
コメント(0)
全30件 (30件中 1-30件目)
1

![]()