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2004年11月08日
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カテゴリ: 今日のお仕事
現在、某製造業のERPパッケージ導入のプロジェクトに従事しています。

某大手大企業の下で導入コンサルティングに励んでいるのですが、
なかなか思ったように進みません。

なぜか?

原因はいろいろあるのですが、大きなものの一つに、
導入する側のメンバがERPパッケージの本質を理解していない
というのがあると思います。

この本質について語ると長くなってしまうのですが、
顕著なものとして「導入方法」というのがあります。
ERPパッケージの導入方法は、従来のシステム導入手法と比べてかなりの違いがあります。


基本的にはお客様の要件・要望を100%取り込み、お客様の理想とするシステムを作ります。
そのため、お客様個々の特質にあったシステムが構築されるため、
使い勝手はよいのですが、
・世間の標準的なビジネスロジックと乖離する可能性がある
・余計な機能が増える可能性がある
・要件が収集つかずに、システムが動かないことがある
などのリスクがあります。

また、プロジェクトは基本的にウォーターフォール型で進行します。
そのため、プロジェクトの進行上後戻りすることができず、
業務とシステムを付き合わせた試行錯誤的な導入は難しいといえます。
そのため、前段で要件がもれてしまうと後から盛り込むことが


これに対して、ERPパッケージは、パッケージという名が示すように、
導入当初から稼働させることが可能です。
そのため、システムロジックやアーキテクチャを気にすることなく、
スクラッチより迅速に導入を進めることができます。
また、導入上のメリットとして、お客様の業務とERPのビジネスフローを対比させ、

ERPパッケージで、すでに完成しているとはいえ、有る程度のビジネスロジックの変更や、
オプショナルな機能を選択することが可能です。
いわゆる「スパイラル」という手法で、試行錯誤を繰り返しながら
導入していくのがERPパッケージの特徴といえます。

しかしERPパッケージ導入の現状をみると、このポイントを理解していない、
偽ERPコンサルタントが多すぎる気がします。
とくに、現在のプロジェクトでプロジェクトを取り仕切っている大手企業はそれが顕著です。
ERPパッケージの導入にもかかわらず、ウォーターフォール型の導入アプローチをしているため、
ERPパッケージの導入上のメリットを引き出せずにいます。

さらに、導入に携わっているメンバがスクラッチ開発の経験者中心というのが、
この状況に拍車をかけています。

ERPの本質は、システムの開発ではなく業務改革。
すでに完成されたシステムで試行錯誤を行うにより
お客様の業務モデルの改善を軸に、必要最低限の
付加的な機能のみ付け足していくのがベスト。

そうではなく、ERPパッケージでウォーターフォール型に
すべての顧客要件を満たそうとするとパンクします。

1990年代後半に騒がれたERPパッケージですが、最近低迷してきています。
その原因は導入する側の「ERPパッケージ本質や機能、その導入方法論の理解不足」にあるようです。





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Last updated  2004年11月09日 02時34分44秒
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