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知ってるのか知らないのかレスポールの音色調整。そもそも、楽器は本体の特性はありますが音色のセッティングは本体でも出来るのです。色々パーツを変える前に知っておきたい基本的な調整方法、念のため伝えときます。簡単にできる場所として言えるのがテールピースの高さ。■テールピースを下げる弦のブリッジからテールピースに向けて進入角度がきつくなります。即ち、この場合は弦を下方向に押さえつける力が発生するので音に締まりが出てテンションが上がります。反面、サスティンとボディ鳴りが弱まります。ジャキジャキさせたい、歯切れが欲しい場合はコレです。■テールピースを上げる進入角度が減り、ボディに対して振動のベクトルが向かう為ボディ鳴りが良くサスティンが長くなる。レンジが広がり音が太く柔らかくなるというわけです。歪みにも強くソロプレイや広がりのある美しい音が欲しいならコレ。これを踏まえてネックやピックアップを調整し音を作ります。知らなかった方は簡単なので是非やってみてね♪
August 31, 2023
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ESP系列ブランドでありながら、ヴィンテージを意識したモデルをラインナップしているNavigator。1975年から長く続くこのブランドは単純にコピーモデルというわけではなく、伝統を重んじながらもESPらしい精度の高さ、更にネックセット角3度など、独自の解釈によって弾き易さやヴィンテージトーンを生み出しています。そんな中で所有するN-LP680は良質な材の中でも特に良材が入ったときのみ限定生産され、専門店で裏メニューとしてラインナップしていたモデルです。Navigatorのレスポールシリーズ(N-LP)にはラインナップとしてN-LP280/380/480が当時あり、その表記は280が280,000円(税抜)というように販売価格に対して付けたモデル名。現行型は当時で言う480がNLP-STDとしてラインナップしております。その違いに関しては木材の質によるもので、グレードが上がる程にセレクトされた良材が使われているそうです。※ESPショップ調べ680グレードの特徴としてしては美しい5Aトップのハードメイプル材が目を惹きます。見え隠れする杢の動きが素晴らしく、プレーントップのように見える角度もあれば写真の様に立体的で細かい杢が縦横に浮き出る角度もあり、定番のトラ杢とは少し違った柔らかな杢が今では中々お目にかかれない非常に美しいメイプルです。ボディバックはリボン杢が大きく確認できるホンジュラスマホガニーをワンピースで採用。豊かな中低音域と温かさが特徴で『これぞマホガニーや!』といった音の余韻を感じることが出来ます。こちらも特別にセレクトされた密度の高い良材です。重量は4.3kg程度、重さがあるだけ低音域も鳴ります。ネックはボディと同じくホンジュラスマホガニーのワンピース。フロントピックアップ下までネックを差し込むディープジョイント方式でボディと接合。1950年代のギブソンにある伝統的な接合方法を模倣しています。指板はホンジュラスローズウッド。ホンジュラスローズウッドはニューハカランダと言われ、ハカランダ材がワシントン条約で伐採禁止になった代用材として使用された材です。非常に密度が高く、ローズウッド系 最高クラスの硬度・強度と言われています。金属を叩いたかの様な硬質で乾いたトーンが特徴でハカランダに近い特性とされています。黒紫で艶のある色味も格好良く味があります。ボディ&ネック材のホンジュラスマホガニーが豊かな中低音域を生み出し、硬質なトップ材(ハードメイプル)と指板(ホンジュラスローズ)が高音域を支えます。この配分を狙った目的に合わせて組み合わせることによって其々が旨味と欠点を補い、分厚くも歯切れ良く抜ける絶妙なトーンを生み出しています。ピックアップは試行錯誤した結果、今は本体特性に合わせてGibsonのカスタムバッカーに交換してあります。低域はタイト、中音域~高音域に対して少し強調した低出力なピックアップで本体の鳴りを良く拾い解像度が高い優秀なピックアップです。太い音を出す本体にカスタムバッカーを組み合わせることでバランスの取れた音を出力します。とりわけリアでの歯切れある刻みやフロントでの美しい倍音が混ざったリードトーン、コードを掻き鳴らしたときの分離感の良さはストラトに近いものも感じ最高に気持ち良いです。コンデンサーは抵抗値に経年変化が一切無いヴィンテージ タイガーのデットストック(新品)を採用。装着するだけでフル10でも音に深みが増し、独特のうねりと豊かな倍音が増強されました。トーンコンデンサ―としても絞るとミッドがグッと存在感を増して最高です。本家Gibson(1959)と比較するとスピード感が上です。この680に関してはレスポールスタンダードとカスタムの中間に当たる様なサウンドで、中低温域の太さを持ちながらも発音ははっきりしていて濁りやボケがありません。また、金属的な響きも相まって『キレのある格好良いレスポールの音』という印象です。いなたさを感じながらも使いやすく、モダン・ヴィンテージという言葉が良く似合います。ということで改めてレビューしてみました。いやぁ。これも良いギターでございます。
August 28, 2023
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フリーページ更新しましたのでコチラにも掲載。ピックアップに『ジミーウォレスPAF』『ウィズ PAF』コンデンサーに『グレイタイガー』『LUXE バンブルビー』を追加更新しました。★ピックアップについて個人的見解楽器は材料が如何に良くても加工精度や塗装、構造、装着される構成や構造によって伝達方式が変わり音色が変化する。そんな中で大きく音色を変更することが出来る『魔法のアイテム』の1つがピックアップではないかなと考えています。ここでは個人的主観に過ぎませんがレビューを記載していきます。SEYMOUR DUNCAN / SH-4 JB Bridge ■ マグネット:Alnico V Bar ■ D.C.RESISTANCE:16.40k ■ RESONANT PEAK:5.50kHz ■ ケーブル:Four Conductor ■ OUTPUT:Moderate/High言わずとしれた定番中のド定番、特にドライブのサウンドは何とも言えない粒の大きさ絶妙なじゃりじゃり感と抜けで気持ちが良い。バイト感もありピッキングニュアンスにも忠実。 倍音成分のバランスも良くボディ材問わず選択肢に入るアップグレードのスタンダード。相性の良さに幅広さがあり、どんなギターでも上手く誤魔化してしまう印象な素直な音質であると感じました。個人的にクリーンが硬すぎるのでアルペジオ等は苦手でトーンやボリュームの調整が必要かなと思います。レスポールに搭載すればマホガニーの太さと抜けの良さが両立出来てロックな音になります。SEYMOUR DUNCAN / TB-14 Custom 5 Trembucker Bridge■ マグネット:ALNICO5 ■ D.C.RESISTANCE:14.40k ■ RESONANT PEAK:5.40k ■ ケーブル:Four Conductor ■ OUTPUT:High高崎 晃氏が長年愛用し、シグネチャーモデルであるPRIMEに標準装備されていたピックアップ。(現行は変更)レンジが広くゲインを上げても潰れることなく輪郭を保ったままパキーンと抜けるブラウンサウンドを生み出します。アルニコVマグネットからなる速いレスポンス、倍音がエグいくらいにキュィーンと出ますのでギラついたハイゲインが好きな方はベストマッチ。歪ませれば抜けたまま太くなり、ブラウンサウンドでザクザクとカマすのも得意としています。(かなりキレが良いので気持ち良い)アルダー、アッシュに載せれば抜けまくる官能的な音、レスポール等ではクリーミーさはやや薄れますが抜けは確実に増します。ギター本体が太すぎる音を出す場合はコレで解決レベルかと。クランチやクリーンも透き通っていてクリスタルサウンドですが王道ロックを弾くには倍音が出過ぎていて現代的すぎる気がします。ローゲインでハイがかなり出る特性で誤魔化しの効かないピックアップ。SEYMOUR DUNCAN / SH-2n Jazz Neck ■ マグネット: アルニコ5 ■ DC Resistance: 7.5k ■ Cable: 4C Shieldedこれまたレスポンスが速いピックアップでミドルとハイが良く出て良い意味で輪郭がボヤけません。数多くあるフロントピックアップでここまで抜ける音を出すのは個人的にこのSH-2nがNO.1です。ただし歌う様なウーマントーンを求める方に関してはどれだけトーンを絞っても輪郭が出てしまいますので不向きかと。ピッキングニュアンスに非常に忠実で反応が速く、速弾き等でも潰れることなく1音1音がハッキリクッキリ分離して聞こえます。歯切れが良いのでミスタッチもそのまま出力されるので誤魔化しは一切利きません。主にアッシュやアルダー材に合っている気がします。出力は高くありませんが出力以上の立体感とロングサスティーンで独自の存在感を兼ね備えています。結構好きなピックアップ。SEYMOUR DUNCAN / THUNDER IN THE EAST(Neck / Bridge)■マグネット:ALNICO5■D.C.Resistance Neck: 7.5k, Bridge: 9.5k■Cable: 4C Shielded現在の高崎 晃氏 本人のメインギターにほぼ搭載されているカスタムショップ製 シグネチャーピックアップ。主にバラ売りはされず、100セット限定販売 即日完売したものです。現在では新型PRIME等に標準搭載されています。基本的にこの製品開発以前に高崎氏が愛用していたTB-14とSH-2nこれにESP製のLH-200の音圧をハイブリッドさせた様な音です。TB-14でのギラついた倍音と分離感、レスポンスの速さを主体にワウ半止めフィルターと揺らぎをうっすらかけたかの様な感じ。歪みのタイプ的にはアルニコ2と5 双方の良さを感じ、SH-11にも似ていますがレスポンスはTB-14に近く開放的で高解像度。出力は低めですがが、サスティーンも良好で音も太いのでゲインを上げなくても通用するので恐らくレスポール系にもマッチしそう。所有ギターでは THE RED LEGACY(標準)と KILLER PRIME 2014(後に搭載)しております。SEYMOUR DUNCAN / ANTIQUITY HUMBUCKER Neck ■ ネック用 ■ マグネット:ALNICO2 ■ DC Ohms:7.8K ■ inductance:4.22 henries『枯れている』『ヴィンテージ』という言葉が良く似合う印象。全体的に音が太く、上手く表現できませんが色気があって良い意味で整っておらず音の揺らぎがあるというか不安定さがあります。普通に弾くだけで出汁が濃厚で味のある『こだわった音』的な感じに変わり、ニュアンスも出し易くワンランク上の音だと思います。出力は高くないのであまりゲインを上げると若干ノイズが入ります。感情移入して泣きのソロを弾いたりするのにはうってつけ。ただし速弾きだと若干の反応遅れを感じました。ただそれも個性で旨味になるような感じでしょうか。SEYMOUR DUNCAN / TB-6 Duncan Distortion Trembucker Bridge ■ マグネット:セラミック ■ D.C.RESISTANCE:16.60k ■ RESONANT PEAK:5.50kHz ■ ケーブル:Four Conductor ■ OUTPUT:Highまさに現代 METAL SOUND。歪の細かさはトップクラスでクリアかつエッジの効いた歪みサウンドを特徴とします。最も高出力なセラミックマグネットを使用しているので名前の通り攻撃的なドライブサウンドがうり。ジャリっとした、やや金属的な歪みサウンドをこよなく愛するメタルマニアにはうってつけではないでしょうか。 高速フレーズにも素早く反応し、素晴らしいサスティーン、透き通るハイゲインといった印象で抜けの良さもピカイチ。何だかんだでクリーンサウンドも綺麗です。特にアルダーやアッシュ系ボディでは鳴ってくれると思います。所有するギターではランディV(イエローポプラボディ)のリアに装着し最高のサウンドを奏でます。SEYMOUR DUNCAN / SH-8n Invader Neck ■ Magnet:Ceramic Bar ■ D.C. Resistance:7.5k ■ Cable:4-Con. Shielded今まで装着した中で最も極悪非道な太さの音を生み出したピックアップで とにかく音が太い。基本的にはハイゲインで使うのが前提でクリーンで弾いても出力が高すぎて歪んでしまう印象。倍音成分もあるのですが、独自のコンプ感と相まってどうやってもメタルのソロで使う他無いかと。ゴリゴリでブリブリだけど分離が良い音が好きな方は好きかと思います。まさに男のピックアップ!SEYMOUR DUNCAN / SH-11 Custom Custom Bridge ■ マグネット:ALNICO2 ■ D.C.RESISTANCE:14.40k ■ RESONANT PEAK:5.20k ■ ケーブル:Four Conductor ■ OUTPUT:Highアルニコ2マグネットを使いながらも出力が高い珍しい仕様。APH-1等のヴィンテージ路線の出音の出力を高めて調整された印象。枯れた音を主体としつつ、不足しているミドルとハイをプラスして音像バランスを上手にイコライジングした気持ち良さがあります。どの音域でも絶妙な抜けと音圧が気持ち良く、分離感も良好。 ヴィンテージ路線ははまろやかでレスポンスがやや遅いイメージですが、甘さの中にもシングルコイル並みのエッジとキレ、倍音が同時に発生していて、喜怒哀楽の表現が出し易い表情豊かなセットアップ。人で言うなら声が個性的で泣かせるボーカリストといった感じでしょうか。クリーンも味があって万能。個人的にはかなり好印象です。特にレスポールやマホガニー材に合うと感じます。メイプルネックだとより音の輪郭が増しそう。コイルタップ時も実用的な音です。SEYMOUR DUNCAN / APH-2n Slash Neck ■ マグネット:Alnico II Bar ■ D.C.RESISTANCE:7.92k ■ RESONANT PEAK:6.40kHz ■ ケーブル:1Conductor ■ OUTPUT:MODERATEレスポールの鬼、SLASH氏のシグネチャーモデル。それなりのギターであればSLASHの音が出せる可能性が大。非常にウォームで粘りがあり個性的、ですが反応は素直な出音で絡みつくような ねっとりとした甘さ。ハイポジションでは独自の倍音とウネリが混ざり、トーンを絞れば誰もが目指した王道スウィートサウンドが生み出されます。APH-1をハイパワーにして立体的に扱い易くした印象です。クリーンも甘く美しく レスポールにベストマッチなピックアップ。ソロ等の単音弾きでは背景のバッキングにすっと溶け込んで主張する独自のサウンドなので癖になると抜け出せない魅力があります。ローとミドルを極端に絞ったセッティングをアンプ側で行えば、かなりキレのあるサウンドも出せます。レスポンスは遅く不安定さがあるのですが、それが良い意味で味のある出音となり狙った醍醐味のような気もします。SEYMOUR DUNCAN / APH-2b Slash Bridge ■ マグネット:Alnico II Bar ■ D.C.RESISTANCE:8.53k ■ RESONANT PEAK:6.00kHz ■ ケーブル:1Conductor ■ OUTPUT:MODERATE同じくSLASHシグネチャーのブリッジ側。 クリーンでは角が取れた円やかな音色でニュアンスは出ますが強いピッキングでも耳が痛くなりません。ゲインを上げていけばローポジションでは粒が大きく、ハイポジションでは粒が細かく変化しバイト感も強まります。ざっくり言えば80年代のマーシャルをフルアップしたようなワイルドな荒々しいドライブサウンドを生みます。 搭載するギター本体の良さによって変化するので同じギターであっても『こいつは本当に同じピックアップの音なのか?』といったレベルで大きく変わります。ロー&ミドルが強く音圧があるので当初は抜けが悪い印象でしたがロー&ミドルをアンプ側で極端に絞ると高域のギラつきとバイト感が解放されます。チューブアンプとの相性は最強クラスでコンプ感が最高。 恐らくSLASH氏同様に そういうセッティング主体で使うのが前提設計ではないかと予測。多くのレビューでは潰れるとかモコモコし過ぎる等ともありますが、確かに調整しないとレンジが狭く感じますので意外と玄人向けかと。扱いこなせれば荒々しさと繊細さを兼ね備えた素晴らしいピックアップです。個人的にもレスポールにはコイツをメインとしています。GIBSON / Custom Bucker ■ マグネット:アルニコ3カスタムショップ製のギブソンにのみ採用され販売することが許されていないヴィンテージPAFを模したピックアップ。様々な意見はありますが、磁力の弱いアルニコ3マグネットによるタイトな低音域と広がりがある中高音域が特徴。細部に至るまでPAFを再現をしているので現代的で作られた音ではなく『素直なマイク』という意味でアナログさを感じます。ピックアップの個性というよりは、搭載する本体の特徴をそのまま色付けせず、あくまでストレートに放出する。ごくごく繊細な情報まで拾い伝えてくれる故にワイドレンジでピッキングニュアンスの強弱にも素早く反応します。『パキッ』『コキュッ』『ギュリッ』『コツン』等、『あのニュアンス』がモロにアンプから出力されるので空気感が凄い。特筆すべきは表現力で、弱く弾けば弱く、強く弾けば強く反映される強弱への追従。特にクリーンサウンドではアコースティックギターなみに哀愁漂う音を奏でます。ただし反応が素直故に、確実に誤魔化しの効かないので腕の見せどころ。 元々太い音を出すハイエンドな個体に装着すればピックアップで不足する低音域は本体側で補い高音域の響きや繊細なタッチニュアンスは高解像度なカスタムバッカ―が拾い補ってくれるので無敵使用です。個人的にはN-LP680に装着しています(APH-2から交換)GIBSON / Burstbucker Pro Bridge ■ Position:Bridge ■ Magnet:Alnico V ■ Wiring:2-Conductor ■ Output:8.3ギブソンの最近のモデルにスタンダードで搭載されているモデル。アルニコVのエッジと倍音豊かな出音でクリーン~ハイゲインまで非常に綺麗で整った音で鳴ってくれます。特別な個性は感じられませんので癖による大幅な変化はありませんが、良いギターに載せれば良い音に、変なのは変なままになります。個人的にはコイルタップ等を行ったときもかなり使えるものなので結構好きな部類に入ります。ダンカンのJBの様な万能性があります。現代におけるギブソンサウンドの定番と言っても良いかもしれません。GIBSON / 498T Hot Alnico Bridge ■ マグネット:アルニコ5 ■ ケーブル:4-ConductorGIBSON PUの中でもハイパワーな部類でHOTの名が示す通り熱いサウンド。めちゃめちゃキメ細かいジャリジャリザクザクな歪みサウンドは何となくダンカンのディストーションを彷彿とさせます。モダンでヌケ・キレも良く過激に歪みますが、特段 重低音が出るわけでもなく、音の太さはそこまで感じないのでフラットな印象です。ピッキングに対してギャリっとした喰い付きを見せます。ボディ材に応じて使い分けると良い印象。なかなか良いけど個人的には個性が無さすぎるかな。GIBSON / 490R Modern Classic Neck ■ マグネット:アルニコ2 ■ ケーブル:4-Conductorリア498Tに対してフロント490Rを装着していた時代があって相性が非常に良かった印象があります。歪み方はキメ細かく490、498共に同じタイプの歪み方なので相性が良いのではないかと思われます。498T同様、整った歪み方と倍音ですが、個性としてはあまり無く、ピックアップで作られた出音に感じました。個人的に一時期『コレは良い!』となったのですが、何に載せても同じ音でボディ材の特性が発揮出来ず外しました。K&T NFS Tetradハンドメイドピックアップの重鎮、高野順が生み出す本物を超えたヴィンテージサウンド。素材からコイルの巻き方・テンションまでを全てを手作業で行い、機械巻きの量産型ピックアップとは比較にならない本格的なヴィンテージサウンドを生み出すとされています。事実、本物のPAFとしても経年によっての差があり個体差でアタリ・ハズレがあるのが実態。単に同じ素材・製造工程を売りにするというわけではなく、最高のPAFとされる音を巻き方や磁力を変えて作るというのがK&Tの考え方。あくまで素材や工程ではなく『音』にのみ執着して生み出しています。実際にはどれも超高性能なピックアップで音を凄まじく拾います。例えば本体に息を吹きかければ、その域で揺れた弦や風圧でさえ拾ってしまう超高感度。それなのにノイズレスで拾って欲しい部分だけ出力してくれるという圧倒的な性能を誇るものになります。リアでは素早いレスポンスと驚異的な情報量。情報量だけ見ればカスタムバッカ―や他ピックアップでも到底敵いません。クリーントーンではまさに生音・・・アコースティックギターなみにリアルなクリーン。フロントは豊潤で生々しいヴァイオリンの様なトーンが単能でき、弾いてて『良い音だなぁ』と感動もの。ミドルからハイにかけて突き抜けるようなワイドレンジながら耳が痛くならず独特の荒さがありながらもコード感が抜群なピックアップです。価格が高いものだと150,000円超え、値段だけ見れば馬鹿げた価格に見えがちなのですが、生み出す為にかける時間=工数=工賃、そして使用素材と実際の音を体感すれば価値はあります。ですが、単体で100,000円超えは簡単には手は出せないでしょう(笑)K&T NFS WEEP BB/ZB同じく重鎮、高野 順氏が完全手巻きで生み出し、世界を驚愕させたピックアップがWEEP。何でもこのWEEPこそ『名機』『重鎮』と知らしめた存在のようでして、名だたるプロギタリストが本物のPAFと比較しても見分けがつかない程のクオリティだったとかいう信じがたい伝説を持ちます。基本的にK&T全般に言えるのが極めて繊細なサウンドまで全て拾うということが言えます。とにかく高性能で空気感が凄い。生音を増幅したリアルすぎる音は弾き手のニュアンスを変に装飾せずストレートに出力します。また、ハイゲインでもボリュームを絞っていくとクリーンまで落ちますがサスティンは長く全てが使える音。胡散臭い印象もある超高級ピックアップですが他と比べても頭一つ飛び抜けている素晴らしいピックアップです。Jimmy Wallace PAF Covered知る人ぞ知るジミーウォレスが生み出したPAF。太くヌケて分離感も良好。解像度も高くセンシティブな反応をみせてくれる優秀なピックアップです。PAFレプリカというよりは『俺の考える最高のPAFサウンドはコレだ!』という音でPAFではないかもです。とは言え本体の音を抜かりなく拾い、ピッキングに対して様々な変化を生み出すことが出来るトーンはPAF系の音を持ちながらも美味しく進化していて素敵な音を奏でてくれます。レンジも広いです。WIZZ PICKUPS Premium PAF Clone■ Magnet:Alnico Ⅳ■ Neck : 7.70~7.90k Ohm■ Bridge : 8.10~8.30k Ohm『ジミーウォレス』『K&T』『ウィズピックアップ』はPAFレプリカの中でもプロ御用達のハイエンドピックアップ。その中でもコチラは木の鳴りを素直に出力してくれること、奥行き感(エアー感)がある素敵なピックアップです。極々微細なタッチにも反応してくれるので、吐息の様な繊細な音色から豪快なサウンドまで自由自在です。エイジング加工がされていますが、その精度やリアルさに関しては微妙。ただ音に関しては抜群です。SEYMOUR DUNCAN / SSL-7 Quarter-Pound Starggered ■ マグネット:Alnico V Rods ■ D.C.RESISTANCE:14.80k ■ RESONANT PEAK:4.80k ■ ケーブル:Single Conductor Pvc ■ OUTPUT:Highシングルコイルながらハイパワーなピックアップで、シングルコイル特有のアタックの強さやレスポンス、倍音はそのままにらしからぬ音の太さを兼ね備えています。 単純に太い音というわけではなく、ストラトに載せれば良さを犠牲にすることなく音を太く艶やかにしてくれるので ~ HEAVY METAL の分野まで幅広く対応。ドライブサウンドも特筆すべきものがあり、ハイパワーなシングルコイルの中では個人的に一番評価が高いモデルです。ボリュームへの追従性も良く、絞ればキラキラとしたストラトトーンも出せるので万能型の様に感じます。アッシュやアルダーといった抜ける音を出し易いボディ材に相性が良いと思います。特大のポールピースが見た目にもワイルドで格好良い!FENDER / Custom Shop Texas Special ■ アルニコ5マグネット ■ DC Resistance: 6.2K(Front)、6.5K(Middle)、6.7K(Bridge)■ センター リバースワイヤリング 擬音で言えば『シャリーン』『パコーン』『ギャリ―ン』といった感じの上品な暴れ馬。解像度も高めだと思います。良くも悪くもストラトの音のままパンチを利かせたような印象で力強くガラス質な倍音とハリがある出音ですので好きな方は好きです。キラキラとした高音域にゴツンと前に出てくる音はまさにフェンダーならではでしょう。重低音は出ないのでメタルには向きません。ハムバッキングで言えばTB-14も比較的こういったレスポンスの早さがありますがシングルコイル程ではありません。楽器本体の音をクリーンかつ高解像度、ガッツにしてくれるような印象です。■ 個人的なマグネット選択の見解★アルニコ2マグネット枯れていて ねっとり、まろやか、甘い。そんな言葉が似合います。ピッキング後に70%~100%と立ち上がっていくイメージで、これが特有の個性になるかなと。ミドルの押し出しが強く、高域の線がやや細いのでバッキバキのキュイーンサウンドは出し難い。クリーンサウンドでは特性が相まって絶妙なズレと揺らぎにより耳障りではない美しいサウンドを作りやすい。クランチ~ハイゲインでは粒が大きめでワイルドな印象。単音弾きだと音のキレは特性上良くないですが味わいある出音。ガツガツと主張するよりかはバッキングにスッと入り込んで違和感なく溶けこんで主張するような印象で良く言えば上手く聞こえる。美しいクリーン、ワイルドなバッキング、歌う様なソロを得意とし、チューブアンプとワウペダルの相性は最強。★アルニコ 3 マグネット最も低出力な磁石なので弦振動に影響を与えず、原音に忠実な出音が特徴です。磁力が弱いことから音の線は細く、重低音系には向きませんが広いレンジ感があります。クリーン~クランチでは最高のトーンを生み出すのに効果を発揮してくれそうです。★アルニコ 4 マグネットアルニコ2とアルニコ5の中立的な存在でバランスが良いピックアップです。適度な出力と情報量の高さ、柔らかさも兼ね備え、癖が無いので楽器本体の特性を色づけすることなく発揮します。アルニコ2よりも輪郭が整っていて低音域もボケない。アタックのキレはアルニコ5に軍配が上がります。★アルニコ5マグネット情報量が増え、解像度が増し、ピッキングに対して素早く立ち上がり100%の出音が直ちに立ち上がるイメージ。これが高解像度と感じる由縁ではないかと感じます。故に速いパッセージでも1つ1つ音に分離感がありレスポンスが良く粒立ちも良好。あくまでアルニコの中で高出力なだけなので良い意味で整いすぎておらず、ニュアンスの出し易さ、温かみやウォーム感といった旨味が残っている。他アルニコと比べレンジが広く全域での音像が一気に出力される為、キレ・ヌケが良い。本体の特性を拾いやすく全体的に繊細で抜けが良い印象。またハーモニクスも出し易いのでハイゲインに強い。しいて言えばHi-Fiで整い過ぎる為、モダンなサウンドは表現し難い。■トーンコンデンサ(キャパシター)の個人的見解 コントロールの操作によってコンデンサを抵抗として通し周波数を変え音色を変化させる。 小さなパーツですが変化はかなりあるので面白い部品でもあります。Ovaltone 鵺 NUE DEVICE トーンを絞った際に鵺の持つ成分がブレンドして音色を変化させる印象です。一般的なものとは違い、様々なものを複合して出来ている鵺デバイスはコンデンサーという概念ではなくサーキットデバイス・エフェクター的な位置づけで音色を変化させているようです。このシリーズの中でNEROを愛器に装着していますが、まず装着した時点で音色に変化を感じます。基本的に出力が上がったというか、パワーが増した・クリーンブースターを繋いだ様なパワーを感じることができました。そして肝心のトーン変化ですが、どこかの時点で急に変化するというわけでもなく無段階に変化していくので塩加減を絶妙に調整出来ます。素晴らしいのはピッキングニュアンスが完全に絞り切った状態でも感じることが出来ることです。非常に扱い易いもので、アタック度合いをコントロールしやすく求めるサウンドを表現出来るので実用的です。320design Green Manalishi Silver 0.022μF 個人的にはベスト。かなり気に入っております。かなりHiーFiなオイルコンデンサで音に空気感と言うか煌びやかさがプラスされます。出音が鮮明になるというか、ピックアップの性能が上がったかのような変化を体感することが出来ます。絞るにつれて成分が混じってきますが、変化もスムーズでどの音も素晴らしく欲しい部分をしっかりと残した塩加減。ブレンドされる成分の解像度が高く、現代的なサウンドからヴィンテージサウンドまで幅広くリッチなサウンドです。完全に自己満足ですが緑色のボディが怪しげで見た目も格好良くオススメです。Gibson PCAP-059 Bumble Bee Capacitor Set 0.022μFGibsonのヒストリックコレクションに標準装備されているバンブルビーレプリカです。言うなれば可でも不可でも無く、良い意味で癖が無く『普通』といった印象です。悪くは無いです。トーンを絞った際の効きが良くアタック・ニュアンスは残りますが やや高音域が削られ過ぎる印象があるので高域にギラつきのあるカスタムバッカーとしては相性が良く、幅広いコントロールが可能です。元々 太い音を出す個体やP.Uを搭載しているのであれば高域を根こそぎ持っていかれるのであまりオススメは出来ません。恐らく、モコモコになり過ぎて使い物にならないかと。このモコモコ具合も悪くは無いんですけ相性は選びます。Gibsonは多分、鳴りの良いヒスコレ&カスタムバッカーという個体に合わせて装着しているのだと思います。抜けの良いモデルでハーモニクス出まくる様な個体には相性が良さそうです。Luxe 1956-1960 Single Oil-Filled .022mF Bumblebee Capacitor製法から素材まで当時と同じ工程で精密に生み出されている現代最高峰のレプリカ。2019年式以降のギブソン(カスタムショップ)では純正採用され、本家から認められた存在です。本当のヴィンテージ品は抵抗値が経年変化でズレている可能性が高いので新品を試してみました。結論、本物と遜色が無いレベルの仕上がりです。むしろ本物よりも綺麗に効くので扱い易い印象です。とは言え、ヴィンテージにある いなたさ・うねりは薄いかもです。Sprague Bumble Bee 400v 0.022uF絞っても本当に音がぼやけないというか、元の成分はそのままに変化させたい部分だけを削いでくれる。つまり全可変域で使える音だと感じます。 レプリカではもっとボワッとした広がりがありましたがタイトでヌケが良い印象。何かキンキンするなぁ~なんて時に少しだけ絞ってあげればクリアなまま耳障りな部分だけ消えます。確かにレスポールに相性が良く、オリジナルが最高だと言う方が多いのも頷けます。これが他のコンデンサだと絶妙な部分でサスティンや余韻に影響が出たりとしますからね。オールドを追求した個体であることから『70年前の部品が俺のギターには入っている! 本物の音!』 的な個人的な自己満足とプラシーボも大いにあるかもしれません。率直な感想としては素晴らしい。SPRAGUE ORANGE DROP 715P 223J 600V GibsonのP-90を搭載したレスポールに標準装備されておりました。効果は効きが良く『こんもりアタッ~ク!』といった感じです。比較的、好きな方も多いみたいなのです。アタックはありますがこんもりしています。必要ない調整域まで出てくるので、もっとまろやかな効き具合が個人的には好み。価格が安いので良く分からないコンデンサならこれで十分。ハイエンドにはもう少しグレードを上げた方が良い印象。Jupiter Condenser Retro Red Capacitor 0.02uF/600VDC 中々良いです。高解像度なピックアップに対しては良い塩加減で効いてくれます。トーンの変化はありますがヌケが良い。そして分離感とアタックは損なわれない。絞りきっても旨味は残るので全域が実用的です。この辺りは320design Green Manalishiに近いものがあります。フル10でも音に煌びやかさが加わります。Cornell Vintage Tiger .02 MFD 400VDC NOS50年代のギブソンに標準装着されていたワックスインコンデンサー。抜群のヌケと独特なうねり、豊かな倍音とバイト感が個人的にはバンブルビーよりも好きです。絞っていくとミドルがグッと存在感を出してきて味わいのある、枯れた音色になってくれます。この特性はTigerでしか出せないものなのかもしれません。レスポールには最高クラスではないかと。Cornell Vintage GreyTiger .02 MFD 400VDC NOS同じく50年代のギブソンに標準装備されていたワックスインコンデンサー。Tiger同様のヌケの良さや倍音、バイト感があり、フル10でも音がヴィンテージテイストに生まれ変わります。その原因としては音に対してのうねりがプラスされるというところが大きく影響していると思います。絞ってもヌケは変わらずベストなバランスを維持したまま高音域だけが削られてミッドが美しく出てきます。めちゃめちゃ高額なコンデンサーですが、かなりの効果が得られる事実上 最高峰のコンデンサーだと思います。
August 26, 2023
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■Killer KG-PRIME Signature 2014 verKILLERはLOUDNESSの高崎 晃氏が自分自身の為に立ち上げたメーカー。聖飢魔ⅡのリードギタリストのLUKE篁やXのベーシストTAIJIも愛用し定評があります。そんなKILLERの中でも代表的なKG-PRIMEはド定番にして王道フラッグシップモデルだと言えます。★SPECBody Selected AshNeck Hard Maple, VU shape, Deep Insert, Wheel Truss RodFingerboard Figured Maple, 22 Frets (#214H)Scale Length 648mmPickup Front:Saymour Duncan SH-2N Jazz Rear: Saymour Duncan TB-14 Custom 5Controls Master Volume, Pickup Select SwitchBridge Floyd Rose OriginalColor Burned Naturalまずはボディ材。重量や質を厳選したセレクテット ライトアッシュの採用。見た目にはバームクーヘン的な年輪が格好良いです。木目をバーナーで焼いて主張させ、ナチュラルブラウンで仕上げた渋いルックスとなっています。攻撃的な形状でありながら上品。この2014verは廃盤。現行PRIMEはアッシュ材が使用されなくなってしまいました。気候変動による木材事情の様です。 ボディトップ面とネック指板面1弦側に向って角度をつけたこだわりのアングルド・ボディ・トップ。この絶妙な角度によって手首への負担を僅かに和らげることを目的に採用しているようです。変形型で奇抜なボディ形状ですが、プレイアビリティにも一切妥協が無く計算尽くされたギターです。個人的に一番目を惹いたのはコチラの杢が浮き出た豪華なメイプル指板。手に入れたPRIMEはネック裏側も杢が入っています(個体差)フレットエンドも美しく丸められ、職人によって丁寧に作られていることがパッと見ただけでも分かります。VUシェイプの採用でローポジション側はV、ハイポジションにつれて徐々にUシェイプに変化しています。これが弾き易く、刻むリフから速弾きまでストレスを感じません。塗装は半艶のグロスラッカー仕上げ。高崎氏の演奏から生まれたネックへのこだわりを随所に感じることができます。裏側はこんな感じ。コンターは無いんですがボディの密着度が高く、ネックにアングルがつけられているので非常に弾き易い形状です。各パーツの装着部はボディに埋め込む形で装着され、演奏性の向上と見た目の高級感に拍車をかけていますね。ネックはフロントピックアップ下までネックエンドが伸びているディープインサート(KILLER特許)で装着。ネック振動をボディに効率良く伝えサスティーンや鳴りなど、生み出されるサウンドに大きく貢献しています。事実、この影響もあって音の立ち上がりとスピード感は驚くべきものがあります。標準装備のピックアップはRear:Saymour Duncan TB-14 Custom 5歪み成分は比較的少なくクランチサウンドが太くなった様なタイトでブライトなサウンド。メイプル指板も相まってストラトにあるような発音と倍音がしっかりあります。音のまとまりや粒立ちはシングルコイルに近い印象です。Front:Saymour Duncan SH-2N Jazz非常にクリアで美しいサウンド。暖かさも持っていてクリアからハイゲインまで潰れずレンジが広い。フロントとリアのハーフトーンも角が取れた感じでありながらクリアで素晴らしいです。生音を犠牲にせずアウトプットしてくれるので響きが良い。クリーンサウンドは美し過ぎます。スイッチ類はかなりシンプルで3WAYのピックアップスイッチとボリュームノブのみ。潔い感じですが、配線類を極力シンプルにしてロスを減らしているようです。ボリュームポットはハイ抜けの良いBOURNS社製500k-Aを採用。他にも、スイッチクラフト製モノラル・ジャックなど信頼性の高いパーツのみを使用。ヘッドトップは攻めた形状。ペグはシャーラー社製M6 MINI。木材加工が非常に丁寧で職人技が光ります。KILLERはESPへOEMで材を加工依頼しKILLERで調整・組込みを行う工程のようです。系列会社というわけではなく、材の加工のみをOEM依頼している・・・ややこしいですね(汗)初代ランダムスターをナビゲーターで製作・担当していた専属クラフトマンと高崎晃が立ち上げたブランドとのことです。LOUDNESSを知る自分としてはハイパワー系だとイメージしてましたが、予想に反して繊細さも兼ね備えていました。ハムバッカータイプのストラトを太くラウドに進化させた様な、楽器として非常に高いレベルで作られています。兎に角にも、見た目も音も良いとなれば素敵過ぎるギターだと思います。※追記実は最近、限定モデルのTHUNDER IN THE EAST に交換しようと考えています。本人はこのピックアップを開発して交換済ですが、何とお値段なんと驚愕の75,000円(税抜)コスパが良いイメージを持っていたダンカン製品としては強気な気がしますね・・・汗しばし悩んでいましたが結局 THUNDER IN THE EAST に変更することにしました。コレクターアイテムで終わってしまうのか。装着後、独断と偏見でレビューを書かせて頂きます。ということで交換しました。ゼブラカラーの見た目まったく変わらず。音は想像よりも変化がありました。当初、搭載されていたSH-14 Custom5と SH-2n JAZZ の突き抜ける様な強烈な抜けとレスポンス、リッチなハーモニクスがありました。ただし比べてしまうと線が細くやや音圧が足りないと言いますか、良くも悪くもピックアップの個性が強く、少し整い過ぎている印象がありました。これが交換したいと思った要因です。対してTHUNDER IN THE EASTは音圧が上がり説得力のあるサウンドを体感出来ました。ザクザク刻み、ピッキングと同時に鋭く立ち上がるレスポンスは同等ながら粒がやや粗く揺らぎがありGibson PAF(ピックアップ)系のテイストをミックスしたかの様な素直で味わいのあるサウンドです。元々 高崎氏が当時、GibsonのPAFを積んでいたという経緯から開発されたということもあり、近いものを感じるのかもしれません。以前よりもボディ材の鳴りを感じることが出来、ロック式ブリッジの金属的な倍音とタイトさも相まって味わい深くもロックな音を奏でます。確かに変形ギターにPAF系を積んだらこんな音になるだろうな・・・と妙に納得してしまいました。出力は当初より下がりますが、有り余るサスティンとパワフルさでそれを感じさせません。ということで THUNDER IN THE EAST(ピックアップ)のレビューでした。他は満足しているので基本このまま愛用していきます。
August 21, 2023
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ハカランダ・・・またの名をブラジリアンローズウッド。その響きが多くのギタリストの心を動かすとか・・・動かさないとか・・・俺の持つギターでは Bizen GrainとKigodhi KT-Special がハカランダ指板&ネックです。ハカランダの伐採が禁止されているにも関わらず思いのほか今年はハカランダ指板やネックのギターを見かけます。勿論、ハカランダ含むローズウッドや他の木材も枯渇してしまい各メーカー軒並み価格上昇傾向。良く『今の材は昔と違って質が悪く強度も無くて音も悪い』という方もおりますが、ハカランダに関しては数十年前に伐採が禁止されていますので、新しい材はワシントン条約上、存在しないはずなんですよね。なのに市場で増えているってのはどういうことなのか!? ・・・良く分からん。考えても答えが出ないものは考えません!!さて、そんなハカランダ。 一体何がそんなにスゲーのかという話(またかよ)答えを先にまとめれば下記の様になります。・メイプルなみのアタック&スピード感・ロングサスティーン・コード弾きでの分離の良さ・音が太いが抜ける・倍音成分が出やすい・耳障りな高音域のみカットされるギターはネックからボディに振動を伝えるのでネックが音を決めていると言われる程に重要な存在。言葉は悪いのですがどれだけ良いボディ材であれパーツを付けていてもネックがクソなら音もクソになる。これは間違い無いかと思います。そんな中、ハカランダをネック材にすると何が起こるのかと問われればハカランダ材特有の振動特性があり、その振動がボディに伝わって生まれる独特の音が多くのギタリストが求めるベストマッチした音だということでしょう。とは言え、個人的にはハカランダが全てにおいて最強だとは思っていません。マホガニーにはマホガニーの、メイプルにはメイプルの良さがあります。とは言えハカランダにしか出せない音もあり、それを他の材では出せない。マホの太さ柔らかさを持ちながらにしてメイプルの硬さとアタックの鋭さ、スピード感といった相反する特性の良い部分を持つハカランダ。体験すると明確に違い、確かに良いのです。弾く程に鳴りが増すとも言われるハカネック。拘るならオススメのスペックです。
August 20, 2023
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ボロの美学というものがある!というのは何度もネタにしているわけですが、1956ゴールドトップのエイジングが地味に加速してきましたので進捗をしようかなと(苦笑) ・・・と言っても、普通に弾いているだけではエイジングなんてほぼ進みません。それこそ『激渋』とされるエイジングは50年以上もの歴史あってこそ経年変化が起きるわけで、たかが数年程度では求める経年を得られるはずがないのです。ゴールドトップで言えば『塗料にブラスパウダーを使用することで緑青といった経年変化をお楽しみいただけます。』という表現をメーカーで見かけますが、毎日汗だくになって荒々しく弾いて30年位経過しないと、そんなことにはならないんじゃないかな~と。ある程度だとしても最低10年は必要かと。Gibson カスタムショップのHEAVY AGED の様な貫禄を新品グロス仕上げ状態から目指すとなると、その頃には俺はもう死んでいると思います(苦笑) とはいえエイジングされたギターの貫禄のあるルックスは謎の歴史や風格を感じて凄く魅力的に見えるわけで・・・話は戻りまして我が1956 ゴールドトップ(2013年製)ですが、ボディーアーチや塗装、各種パーツに至るまで国内工房で手が入り、遠目で見れば本物に見えなくもないMODが施されているわけです。それでも神経質な俺からすれば至近距離で見た時に『ココは足りない』というのがあります。例えば、ラッカー塗装が剥がれた断面もやがては摩擦で薄くなるわけですし、剥がれた下にある木材も次第に汚れたり艶が出たりするわけです。そういう傷の年代や場所による経年度合いの再現までは足りないなと。ギター1本に対してそこまでいちいち考えてやってたら時間がなんぼあっても足りないでしょうし生産性が悪いので商売にならないと思います。故に出来ない。そういう意味で最近のカスタムショップのエイジング技術は流石です。出来ないのであれば俺が仕上げる! という心意気!高級なカスタムショップ製のギターを丁寧かつ大胆に傷つけてはコンパウンドで磨き、傷の上にまた傷をのせる傷のミルフィーユ作業。そしてガンプラの様に墨を入れて同じ作業を無限に繰り返す。艶を消したり出したり。着ているTシャツに擦りつけて艶を消したり、ボディバックのエッジ部分をジーパン履いて高速で擦ったり。他にも『こんなポジションで構えてこんなアクションをしたときにバックルでガリった』など考えてやっていますが、はたから見たら怪しい行動でしかないので 何やってんの!? って話です(苦笑)それにしてもバックのマホが二ーの美しさと言ったらコイツは素晴らしい。目も詰まっていて見る角度でギラギラと光って眩しすぎるぜ!まだ進捗途中ではあるものの、購入当初と比べれば明らかに完成度は上がっていると自負しています。見た目もそうですが、何故かエイジングをする程に音の鳴りもいなたく変わってきました。傷が増えることで音の反響具合が絶妙に変わってきているとでも言うのでしょうか・・・もしくは木材に刺激を与えることで細胞が動いて変化が起きている・・・プラシーボではない気がします。未知ですが音は日に日に進化しています。
August 13, 2023
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お気に入りで使っていた1959(2014年仕様2015年モデル)ですが、Gibson USAでもSLASHモデルが出てきて、何だか似たような仕様のギターが増えてきたのが少し嫌になったのと、近年 出力の高いピックアップを好まなくなってきたという個人的観点から、1959 Les Paul Standard Reissue という1959年のレスポールコンセプトに恥じない仕様、原点回帰しようかとプライベート企画が勃発!まずは心臓部 Seymour Duncan APH-2 Alnico II Pro SlashのピックアップをK&TのWEEP(ZB&BB)に交換します。APH-2に関しては太く暖かみのある音ながら真空管アンプのボリュームをMAXにした様な張りつめたコンプ感と倍音成分があって、ギャリンとしたガラスの割れるようなキレと噛みつき具合、フロントではSLASHらしいスウィートでねっとりとしたウーマントーン、柔らかいクリーントーンが素敵でした。 当初は『何かヌケ悪いなぁ』と感じていましたがポールピース調整でかなり化けたので好んで5年ほど使ってました。 反面、他ギターでPAFレプリカを好んで装着した経験値が溜まり『良くも悪くも音が整っている』ということが少し気になってきました。PAFレプリカでは本家Gibson Custombuckerを筆頭に、人気のWizz Pickups "Premium PAF Clone"やJimmy Wallace PAF等、自分としても他所有ギターに装着しているので良さを知っているわけですが、比べてしまうとAPH-2は良くも悪くも整えられていて雑味が薄い印象があります。他PAFレプリカに通ずるものはタッチに対して非常にセンシティブでノイズの中にある倍音まで出力する『高性能マイク』という表現が相応しくボディの鳴りや弦の響きをとことん吸い上げてくれる印象です。悪く言えば弾き手の能力次第で音が良くも悪くもなる誤魔化しの効かなさがあります。そんな数多くあるPAFクローンですが、中でも高額でオカルト的にもてはやされているのが高野順氏が生み出すK&T PAF。本体価格15万円以上なので所詮は金持ちの中でチヤホヤされているに過ぎないものだろうと感じていましたが、以前所有していたCrews Maniac Sound LEDで体感した際にオカルトではなく実際にメチャクチャ高解像度で抜きに出て好印象でした。価格はヤヴァイですが金額面を抜きにすれば最高クラス。今回の仕様変更では1959コンセプトに恥じないようK&T(WEEP初期型)として復活。そして搭載!(無論、高いので中古でGET)ピックアップカバーとピックガードを装着して改めて普通のレスポールとなりました。分かりにくいですがニッケルネジはサンポールで酸化させて錆を出し、ピックガードはヤスリと着色でエイジング加工して雰囲気を統一させました(笑)導き出されたトーンは素晴らしきかな・・・交換して良かった!と素直に思えるほど変わりました。SLASHの音を目指すのであればAPH-2に軍配が上がりますが、ギター本体の音を活かしたレンジの広さと響き、美しい倍音とロングサスティーン、そして余韻の儚さがたまらない。コードを掻き鳴らしたときの分離感、ハイもしっかり出ながらミッドに分厚さを感じます。ボリュームやトーンを絞ってもサスティーンがほぼ落ちないというのもこのピックアップの特徴。特にボリュームの効き方は秀悦でクリーンからハイゲインまで綺麗に変化し全ての音が使えます。フロント(BB)では甘く揺らぎがあり艶やかで抜けも抜群。リア(ZB)ではひと皮剥けたダイナミクスなレンジを感じます・・・素晴らしく心地良い。・・・マジで心地良いぞ!!!!このギターは所有本数が増えてきてしまい、第二子も産まれるとあって一度売りに出したこともあったのですが、親友が亡くなったときに買ったギターでもあり、今は無きヒスコレ最終年のハンドセレクト仕様。 色々考えた結果 売れそうでしたが手元に残しました。残す以上は使い続けるので今回の仕様変更となったのですが、今思えばその後 Gibsonの価格改定もあり、1959の定価が爆上がりして、この2014年仕様の市場価値も購入価格の約2倍近くまで上がったので残して正解でした。ということで脱線しましたがピックアップ交換は無事 満足いく方向で完了しまして、この画像の通り、今度はコンデンサーのお話となります。これまで320design Green Manalishi を装着していて性能面は満足していましたが、1959コンセプトならコンデンサもヴィンテージ路線にしたいなと。Green Manalishi は装着している方が少ないのですが、ぶっちゃけメチャメチャ優秀なコンデンサでヴィンテージにも引けはとらない良さがあるなと感じています。『残すべきか・・・変えるべきか・・・』悩んだ結果、欲望を抑えきれず・・・※画像は購入元 Vintage-Style by MG Co., Ltd. より勢い余ってLUXE社のバンブルビーレプリカを買ってしまいました。伴って1960年代のKester44 vintageはんだでの装着をチョイス。スタンダードなKester44に比べて解像度が高いはんだとされています。 本物のバンブルビーは勿論素晴らしいのですが古いと抵抗がズレていたりとアタリ・ハズレもあり、数値管理されたものは高額。ならば抵抗値バッチリな新品レプリカの性能はどんなものなのか? ・・という単純な興味もありました。2019年以降のカスタムショップ製ではこのLUXE社のものが標準装備されているので性能は折り紙付き。精巧につくられた新品レプリカと1950年代のリアルヴィンテージ・・・どう違うのか。似てるのか似てないのか・・・全く同じ体感になってしまった場合は自分の中のヴィンテージ最高説が崩れるわけですが・・・(写真は別のギターにつけた1950年代 本物のBumblebee)ちなみに今のGibsonの標準装備と全く同じだと何か悔しいのでフロントだけ別の静電容量(.015mF Bumblebee)を選択しました。この数値はフロントがこもり過ぎる場合に選択する王道チョイスで、定番の.022mFと比べて理論上では高域を通すのでボケない傾向にあります。 ・・・で、変えてみたわけですが・・・なかなかにしてGOODです。ヴィンテージバンブルビーと全く同じ製法と素材を使って生み出されたレプリカだけあって凄く良く出来ています。ですが、傾向は似ていますが本物とは違いました。あえて言えば本物は更にいなたく、良い意味での音の揺らぎや暴れ感といった濃い味な印象があります。LUXE社のレプリカは絞ると本物よりも綺麗に高域が削がれミドルの美味しいところが前に出てきますので使いやすく、これはこれでアリです。見た目は寄せてますがサイズ感や雰囲気は本物とは絶妙に違うかな・・・とは思います。これを知ると2014年に標準装備ついていたレプリカモドキ(写真は購入当初)は性能差が激しいなと。別に悪いコンデンサではありませんでしたが今思えば解像度が低くモコモコしていました。それはそれで味もあったので悪いとは言いませんがバンブルビーの見た目に対しての性能は別物ですね。【仕様変更前】【仕様変更後】ということで王道の見た目に対して王道スタンダードな1959仕様へ変貌を遂げました。このギターは購入納品前にSLASH仕様にしてしまったのでスタンダードで紳士なルックスは逆に新鮮です。派手な杢に対してスタンダードで清楚なルックス。見た目も音も通常時よりもバージョンアップしてもらいました。いいじゃん!ピックアップやコンデンサーは装着間もないので本体に馴染んでいけば、もう少し音に変化があるはずです。本体自体も製造年が2015年なのでラッカー塗装や木材が経年していけば更に化けそうな予感。あとは大切にメンテナンスをしながら子供と一緒に育てていきます・・・愉しんでいこう!
August 3, 2023
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