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2023.02.10

映画の神さまありがとう　テレビ局映画開拓史

カテゴリ：映画・本・ドラマ

この本を読んでいます。8割読み終わりました。

【中古】映画の神さまありがとうテレビ局映画開拓史 /扶桑社/角谷優（単行本）

作者は80年代を中心に、フジテレビが関係する映画のプロデューサーとして活躍された方で、
今はまた違うのでしょうが、当時のテレビ局が作る映画の現場の凄まじさとか(笑)、
強烈な映画人たちとのエピソードとかが読みやすく書かれています。

まずこの本を手に取った理由は、私が自分の同人誌でも話を聞くことになった、
中井貴一版の『ビルマの竪琴』における「市川崑さん激怒事件」について載ってたという点です。
目次にそう書いてありまして、それ以外の項目もおもしろそうだったので買いました。

一番ボリュームがあるのは、『南極物語』の製作秘話。

お金や日数の掛け方もそうですし、情熱というか。
今はこういう映画作りできないんだろうなと思うエピソードばかりです。
お金があればこういう映画が作れるかと言ったらそれだけではない感じも伝わってきました。

今から約10年前に出た本で、その頃からさらに今はまた映画の質は変わってきてると思います。
でも映画に関わる人であればこの本を読んでおいて損はないと思います。

文体も読みやすいし、映画に興味ある若い人には読んでもらいたい一冊です。

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