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2023.12.20

古本屋さんでの出来事

カテゴリ：日記

今月の頭、ご無沙汰になっていた古本屋を久しぶりに訪れた。
もちろんそれまでも行きたいのはやまやまだったが、
秋は仕事があるので平日もだいぶ忙しく、行く余裕がなかったのだ。
ようやくその仕事も落ち着いてきて、平日は時間ができるようになったのでやっと足を運べた。

とりあえず店内の物色を楽しんで本を選び、会計しているときにちょっと気になっていることを聞いてみた。
私はとある古い本をここ数ヶ月探しているのだが、
ネット上では高額なものしか見つからず、そこまでは出せないので、
手頃なものが見つかったら欲しいのだが、この店にはないだろうか、
そしてもしなかった場合、探してもらうこともできうるのかと。

わかる限りの情報と、いくらまでだったら出せるか等を伝え、
もし見つかったら電話連絡をいただくというところで話がまとまった。

でもそんなに簡単には見つかるまいとその日は「いつまでこの本を探そうかなあ…」とか思っていた。

一週間くらいして、知らない電話番号から電話がかかってきたので出ると、
なんと古本屋さんだった。そして要件は「依頼の本を仕入れた」ということだった。

私は、こんなにも早く見つかるとは思っていなかったので、かなり驚き、
しかも金額も予算内（MAXの提示額より安い）で伝えられたので二重に驚いた。
やはり、古本屋さんのネットワークは私がネットで調べるのとレベルが違うのだと実感した。

本を取り置きしてもらい、今日やっと取りに行くことが出来た。
状態がよくないので安くしたんだとは言われたものの、悪いというほど悪くは見えず、
古本屋さんに感謝感激した。

ちょうど、古本屋の後に寄るスーパーでみかんを買おうと思っていたのでこれまたラッキーなことだった。

今まで古本屋さんには、自分が足を運んでその場で買うか売るかくらいのことしか経験してなかったけど、
まさか「探してほしい」という依頼にこうもすんなり答えてくれる存在だとは思っていなかった。
もちろん、依頼した本が見つからない場合もあろう。
それに何冊も依頼するのも古本屋さんの負担になるだろうからあまり恒常的にはやりたくない。

どうしても見つからない時に頼ったらもしかしたら何か進展があるかも…ということが今回わかった。

こうして今日ようやく得た本、大切に読んでいこうと思う。
読み終わったら感想をぜひお店の人に伝えたい。

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