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2012年06月27日
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イタリア・サルデーニャ島にある織物の町サムゲオ

サルデーニャ島は、羊がたくさん放牧されているだけあって、
羊毛糸を使ったものが多いのですが、
綿や麻の糸で織ったレースもたくさんあります。

とくに、結婚する時のために、母や娘たちが
十年以上かけて準備する白や生成りの寝具やクロス類は、
レース状に織ったり、手の込んだ刺繍を施したり
見事な女の手仕事です。

また、日本のツヅラのような「チェスト風モノ入れ」カバーは
家紋が入ったり、家柄を象徴するためにも当時は必需品


日本の草木染めのように、自然の花や樹液や虫で糸を
色染めして織物‥
昔は母親から娘へと受け継がれていった機織も、
昨今は機械織りにと変わりつつあるようです。

生活必需品が伝統工芸品になっていく過程は、
どこの国も同じなんですね。

秦野木綿.jpg
『沃土』和田傳 昭和12年発行 秦野木綿 装上製本

昔、秦野の町の辻々からは一日中カタン、コトンと機織りの
音が聞こえていたそうです。
綿糸を天然藍草を発酵させた瓶の中で染める先染織物でした。

製織に細かな手法を要するため機械化は難しく、
量産もできず家内工業の手仕事だったといいます。


このシンプルさが、今見るとなかなかお洒落です。

秦野縞.jpg
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今では幻となった「秦野木綿」を本の装丁に使った和田傳は
農業で暮らす人々と農村風景をこよなく愛した作家です。



「沃土」「門と倉」など。





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最終更新日  2012年06月27日 17時40分53秒
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