全6件 (6件中 1-6件目)
1
本日のワインはカンティコ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2010年、生産者はカンティーナ・ムッチです。カンティコと言えば、トスカーナはカッペッラのトップキュベ(メルロ100%)がまず頭に浮かびますが、こちらはワイン名の通り、アブルッツォ州のモンテプルチアーノ100%、同蔵においては単一品種ラインの上級キュベとなります。さて、感想です。向こうが全く見えない暗いガーネット色。グラスからはバニラ、墨汁と枯葉、加えてどこか蒸留酒のような香りも。華やかな感じではありませんが、よく薫っています。口に含むとラムレーズン、桑の実等の黒果実や甘草の様なハーブ香が中心ですが、チェリーのような赤系果実も見え隠れしています。粒子感のあるしっかりとしたタンニン、年を経て柔らかくなってきていますが膨大な酸と高いアルコール感。繊細さはさほど感じませんが、モンテプルチアーノ種のパワーをストレートに感じる事ができるワインだと思います。
2017.05.09
コメント(0)
本日のワインは、サント・ステファノ・ビアンコ2013年、生産者はカンティーナ・ムッチです。アブルッツォ州のワイナリーでファランギーナとトレビアーノの混醸となります。麻布十番のイタリアン、ラ・コメータで頂いて美味しかったので1本買って帰りました。(輸入元の直営店がすぐ近くにあります)さて、感想です。グレイがかったイエロー色。グラスからは柑橘の皮、レモンピールのような香りが漂ってきます。口に含むと、ハチミツレモンの味わい、そして少しトロピカルなパイナップルやネーブルの香りも。しっかりとした骨格に、トロみ感の出てきている熟した果実味をもちつつもキリッと辛口で、ブイヤベースにとても合ってました。
2017.01.23
コメント(0)
本日のワインは、トゥルム・ロッソ2008年、生産者はフェウド・アンティコです。セパージュはモンテプルチアーノ100%となります。モンテプルチャーノといっても、先日のワインは「地域(コムーネ)」の名前由来であり、こちらは品種の名前となり、全く別物です。さて、感想です。真っ黒、とも言える程濃厚なルビー色。アメリカ産の干しプルーンやインク、バニラ香などが中心で、飲み始めは、濃厚なだけ、という一本銚子さも感じられたのだけど、ハーブのような複雑な香りと、また時間が経つごとに主張してくる酸と旨味を持つため飽きられることはありません。
2014.05.25
コメント(0)
本日のワインは、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2008年、生産者はバローネ・ディヴァルフォルテです。D.O.C.名はモンテプルチアーノ・ダブルッツォ、葡萄品種はモンテプルチアーノ100%です。この品種は、イタリア中南部で広く栽培されている赤ワイン品種ですが、トスカーナ州の有名ワイン(D.O.C.名)名である「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ(この場合のモンテプルチアーノはコムーネ名で、品種名はプルニョーロ・ジェンティーレ)」から突然変異した品種とされています。ややこしいな~。さて、感想です。エッジが紫色がかった深いルビー色、若々しい色合いです。グラスからは、スミレの花やミルクが香ってきますが、あまり強くありません。口に含むと、プラムの果皮、プルーンの果実味な黒い果実系。人工的な甘みの一歩手前でとどまっている果実味と躍動感のある酸とが一体になっています。単一種であるためか、深みがそれ程ある訳ではないのですが、千円台中盤なワインとしてはまずまず合格ではないでしょうか。
2011.05.10
コメント(0)
本日のワインは、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2008年、生産者はヴィッラ・メドーロです。あまり聞いたことのない生産者ですが、ガンベロ・ロッソでは毎年高評価を得ているアブルッツォ州の生産者です。当然、モンテプルチアーノ100%。さて、感想です。まだ若々しい青紫色。グラスからはバニラ、インク。口に含むとブラックカラント、アメリカンチェリー、白粉、シナモンのようなスパイス、そしてラテや珈琲香。活き活きとした強めな酸にジューシーで濃い果実味が持ち味。ちょっと平坦なところがあるのが弱点だけど1,580円の購入価格だから、全然文句はありません。開栓初日よりも三日目位が円やかになって一番美味しかった!
2010.11.30
コメント(0)
本日のワインはビノミオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2000です。生産者はラ・ヴァレンティーナ。その昔、モンテプルチアーノ・ダブルッツォと言えば、ヴァレンティーニやマシャレリ、エミディオ・ペペを除き私の中では安旨ワインの代名詞のひとつでした。ところが、最近ではマラミエーロやオアジ・デグリ・アンジェリ、レ・テラッツエ、普及ラインではファルネーゼなど非常にバリエーション豊かなワインの一つとして脚光を浴びています。っていうことで・・・もなにも結局飲みたくなっただけですが、どうせならっていうことで、あまりWEBで見ないモンテプルチアーノダブルッツォ2本比較です。まず1本目の感想です。エッジはまだ紫がかっており8年も経過したワインとは思えません。脚はしっかりと立っておりかなりリッチな味わいを予感させます。ファーストノーズは紫の花でしょうか。そして口に含むとまず、カカオやチョコレートの強い樽香を感じます。それに続いて、ブラックベリーやプルーンのような黒い果実、結構厚めです。さらにスパイスやインクのニュアンス。口蓋に張り付くような、かなりの量のタンニンをも持っていますが、絹のようなとはいえません。また、酸味は中程度です。全体的には果実のポテンシャルはそれなりにあるものの、樽香が勝っており豊満ではありますが、繊細さ・複雑さが若干欠けている感があります。にしのさんのジャンケン大会で頂いたワインなので一般的な価格は分かりませんが4000円位なら合格ってところでしょうか。え~次回はやはりモンテプルチアーノダブルッツォ、トスカーナ物を予定しています。追記:と書きましたが、トスカーナ州でd’Abruzzoのワケないやん、と自己つっこみ。ダブルッツォ対決ではなく、モンテプルチアーノ100%対決の間違いでした。すみません。
2008.12.13
コメント(0)
全6件 (6件中 1-6件目)
1