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本日のワインはインスタンテ2004年、生産者はフランツ・ハースです。こちらはアルト・アディジェにおいてイタリアトップクラスのピノネロやラグレインを生産していますが、こちらはカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド5%と国際品種の混醸となっています。暗く深い色合いのガーネット色。グラスからはインクとバニラ香。口に含むと、ブルーベリー、スモモ、イチジク等の赤や黒系果実、そしてスパイスに珈琲やカフェラテ。華やかというよりも濃度のある果実味ですが逆に複雑さをあまり感じない位に纏まりすぎる感があります。ただ、かなりのタンニンがしっかりと受け止めており、酸もしっかり伸びているので全体のバランスは良いです。殆ど熟成のニュアンスは感じませんでしたので、もっともっと眠らせておくべきでした。
2017.04.03
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本日のワインは、スッドチロル・ラグレイン・グリエス・ベルガー・ゲイ2010年、生産者はイニャツ・ニードリストです。アルト・アディジェ州の生産者で土着品種であるラグレイン100%のワインです。ラグレイン自体もあまり飲まない(よく行くショップであまり売っていない)のですが、こちらの生産者を前に飲んだのは2008年に2002年モノを飲んでいるようです。さて、感想です。深く暗い色合いのルビー色、紫色の要素も強めです。グラスからはカカオ、墨汁やインクなど密度の高い香り。口に含むとブラックベリー等の黒い果実が中心、ブルーベリーやちょっとした赤系果実の香りもちらほらと顔をのぞかせます。枇杷やオレンジの様な酸味が面白いし、タンニンは粒子が大きめだけど、荒さはなく滑らかなイメージです。もう少し熟成すればブケの変化などがみられて面白いかもしれませんね。ガッツリ脂ギッシュなお肉との相性は良いと思います。
2017.03.26
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本日のワインはサンクト ヴァレンティン ピノ ネロ2009年、生産者はサン・ミケーレ・アッピアーノです。アルト・アディジェ州の生産者ですが、個人所有のワイナリーではなく地域の生産者協同組合となります。イタリアの協同組合ではプロデュットーリ・デル・バルバレスコに代表されるよう、素晴らしい品質のワインを生産しているところも多いですが、こちらも高品質で有名なワイナリーとなります。さて、感想です。明るい、わずかに茶色かかったガーネット色。グラスからは、すみれ、そしてバラのポプリなどの香りが零れてきます。口に含むと野生のベリー、クランベリーやチェリー、プラムなどの赤い果実、そしてドライフラワー、ハーブ、バニラ香が口蓋を駆け巡ります。柔らかくエレガントなニュアンスはありつつも、酸としっかりとしたタンニンがこのワインを支えています。美味しいのだけど、5K円を超えるとコスパ的によくなくなってきます。(今回の購入は4K前半なのでGOOD!)
2016.10.23
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本日のワインはラマレイン2007年、生産者はヨーゼフ・マイヤーでアルト・アディジェ州のワイナリーとなります。アルトアディジェの土着品種であるラグレインを、ヴェネトのアマローネと同じ陰干して糖度を上げる方法を取ったことより「ラマレイン」と名付けたことは有名な話です。さて、感想です。全く向こうが見えない深い色合いのダークルビー。エッジを透かしてみてもまた深い紅紫色です。グラスからはバラ、インク、ミルクチョコレートの香りが零れてきます。口に含むとプルーンや黒スグリ等の黒果実が中心ですが、酸味はブルーベリー等の赤果実、オレンジも感じました。東洋系のスパイス、黒胡椒、土、そしてバニラ。甘味と旨味がどっしりと下の上に腰を下ろす感じはまさにアマローネを彷彿させられましたが、香り味わいはまさにラグレインを感じさせる物でした。
2015.05.10
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本日のワインはアイザックターレル・シルヴァーナ2007年、生産者はクエンホフです。トレンティーノ=アルト・アディジェ州の生産者で昔は毎年飲んでいたのだけど、最近ちょっとコスパが悪くなったような気がして、最近買っていないです。さて、感想です。グレイ掛かった明るいイエロー色。グラスからはみかんやグレープフルーツの香り。口に含むと、熟した杏や洋梨、そしてやはりグレープフルーツやカリフォルニアオレンジ、マンゴーっぽい南国の果実味。他に白胡椒のスパイス、デイル等のハーブ香、そしてミネラル。5年位前に同じワインを飲んだ時より、甘くてちょっぴり苦い感じで、この甘味は年を経て出てきたような気がします。三日かけて頂きましたが、全然大丈夫でした。
2015.04.26
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本日のワインはサンクト・ヴァレンティン・ゲヴェルツトラミネール2012年、生産者はサン・ミケーレ・アッピアーノです。アルト・アディジェ州にある協同組合となります。造られるワインは、大きくクラッシック、セレクション、とこのサンクト・ヴァレンティンシリーズに分かれており、コチラのものが最上の畑からのワインです。当然、ゲヴェルツ100%となります。さて、感想です。グレー掛かったライトイエロー。グラスからは白い花、バニラ、トロピカルっぽい果実の中に若干青いニュアンスも感じられます。口に含むと黄桃、はちみつ、ライチ、マンゴスチン等の心地よい果実味。まず、甘さを感じオイリーさとフルーティーさが口蓋に溢れ、熟れたタンニンのスパイス感へと続いていきます。アフターは華やかな印象へと変化。いや、美味しいです。
2014.12.07
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本日のワインはメルロ2008年、生産者はフランツ・ハースです。こちらはトレンティーノ・アルト=アディジェ州の生産者でピノ・グリージョ、ピノ・ビアンコ、ゲヴュルツトラミネールにソーヴィニョン、赤がラグレイン、ピノ・ネロ、そして日本未輸入であるこのメルロに加え、ボルドーブレンドものを生産しています。さて、感想です。僅かにサビ色がかった暗いガーネット色。グラスからは、スミレ、青いインク、墨汁。口に含むと、アセロラ、マラスキーノチェリー、ブラックカラントの果実味。土っぽさと青っぽさの入り混じった濃い野菜の香り、ローズウッド、そして柔らかなサビ。まろ味はあるがとても強い柑橘系の酸が特徴的でタンニンと旨味の境目にきちっと嵌っている。余韻も長く、なかなか特徴的なワイン。
2014.08.27
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本日のワインはヌッスバウマー2012年、生産者はケラーライ・トラミンです。アルトアディジェの生産者で、ゲヴェルツトラミネール100%のワインです。調べてみるとボトルで飲んだのは6年も前、2006年を飲んでいるようです。試飲会やイベントでこれが出ているとまず頂きますので、そんなに飲んでいなかったとは超意外でした。さて、感想です。僅かにグリーンがかったイエロー色。グラスからは、キャラメル、トースト、べっ甲飴、そして白い花。口に含むとグレープフルーツ、オレンジ、ビワや黄桃など非常に果実味が豊かです。当然、ゲヴェルツらしい白胡椒などのスパイスやハーブ香などもはっきりと感じられます。果実の雫のごとく飲み始めは甘く感じられますが、ミネラル感はしっかり、またフィニッシュにはフレッシュな苦味が感じられ、すっきりした飲み口となっています。見つけたら、ぜひ一度買ってみてください。
2014.06.18
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本日のワインは、スッドゥチロル・アイザックタレール・リースリング・カイトン2011年、生産者はクエンホフです。。カイトンとはケルト語でそのあたりの土地の旧称を表しているとのことで、リースリング・レナーノ100%で醸されています。さて、感想です。グレーがかったライトイエロー。グラスからは白い花や青っぽい香りも。口に含むと、白桃のコンポート、洋ナシ、アプリコットやハチミツレモンな果実味。クエンホフ(加えてリースリング)特有のオイリーさをもっており、レモンやオレンジピールの苦味が心地よい余韻となっています。温度が若干高めの方がトロトロ感を味わうためにはいいかもしれません。
2014.04.19
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本日のワインは、ソービニョン2011年、生産者はトラミンです。アルト・アディジェ州のワイナリです。ゲヴェルツトラミネール100%で醸されているフラッグシップワイン「ヌッスバウマー」はめちゃくちゃ美味しいです。しかも、安いところでは三千円台で販売されてますので、見かけられましたら一度お試しください。さて、感想です。少しグレーがかったライトイエロー。グラスからは白桃に加え、青りんご・マスカットの皮など、フルーティーなでも少し青みがかった果実な感じが溢れてきます。口に含むとラムネ、レモネードなどの香りが加わります。後味に若干の植物性のえぐみも感じられますので、どちらかと言うと食事と合わせて頂いた方が特色が活きるかと思います。茹でたアスパラやカニのコンソメジュレなどの前菜系、それからお魚のムニエルなどにもよく合うと思います。
2013.07.12
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昨年11月からこの6月に延期となったヴァン・ヘイレンのコンサート。メンバー間のケンカ話も飛び交う中、ほんまに「延期」なんやろな・・・と期日発表まで疑ってた方も多いはず。んで、正式に日取りも決まって安心していたと思ったら、いつの間にか「名古屋公演」が追加されとるやん!!・・・・・仕方なくチケット転売しました。往復旅費と宿泊費を考えたらしょうがない。名古屋公演追加わかってたら、払い戻ししたのに~(涙)。払い戻し期間が終わってから発表するなよ!(怒)さて、気を取り直して・・・本日のワインは、 スッドチロル・アイザックターレル・フェルトリナー2011年、生産者はクエンホフです。少しグレー掛かった明るいストローイエロー。グラスからは、金柑、ミカン、梅の香り。口に含むと梨、ライチ、パイナップルや青リンゴのニュアンス。そして、柔らかなハーブ香、白胡椒などのスパイス。まだ若いからなのか昨年飲んだ2008年よりも苦味に若干トゲを感じます。今の飲むなら高めの温度設定がいいかもしれません。魚介よりもむしろハーブや薫香のあるソーセージなどの肉類と良く合うと思います。軽めのドミグラスソースなんかも試してみたいです。ということで、暫く通勤音楽は、「ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース」です。
2013.04.07
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本日のワインは、カベルネ・リゼルヴァ・ムメルテル2010年、生産者はカンティーナ・ボルツァーノです。ムメルテルホフという畑から収穫されたカベルネ・ソーヴィニョン100%で造られています。深みのあるダークルビー。グラスからはインク、スパイス、ハーブ、バニラなど、開栓当初から強く香ってきます。ただ、香りに対して味わいは少し平坦な印象でした。しかし3~4時間経つと次第に化けてきます。カカオ、やチョコレート、いやフォンダンショコラのような強い樽香にくるまれたブラックベリー、干しプルーンの黒果実、ペパーミント、デイル、白胡椒など。熟した果実に起因する強い甘味に、若々しいタンニンからの苦味がよいアクセントになっています。
2013.03.31
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前回の続きで、飲んでしまおう!ドルチェワインシリーズ第二弾は、セレナーデ・カステッロ・ジョバネッリ2005年、生産者はケラーライ・カルテルン-カルダーロです。アルト・アディジェ州にある協同組合で、ゲヴェルツの傑作「ヌッスバウマー」で知られるトラミンの近くにあるみたいです。HPを見る限りでは40種類以上ものワインを生産している大規模な生産者ですが、日本では殆ど知られていません。おそらく地元やスイス・ドイツあたりで全て飲まれしまっているのでしょうね。このワインは、モスカート・ジャッロ100%で作られたパッシートで、ドゥエミラヴィーニ、ガンベロロッソ、エスプレッソ、ヴェロネッリのメジャー4誌ですべて最高評価(5.3.5.3)を受けたこともあるようです。さて、感想です。少し暗めながらも輝く黄金色、琥珀、そして飴色。マスカットを100倍濃縮したような強い芳香。そしてカラメルや金柑の香り。口に含むと、枇杷、オレンジのマーマレード、金柑に蜂蜜など。複雑というよりも深みと重みがハンパない。飲み物ではなく、舐め物、流動物。甘みだけではなく酸にも重みがあるのが面白いワインですね。これ位になると、一緒に食べるものはいらないです。純粋にこのワインだけを味わおう・・・10日位かけて。
2012.10.25
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本日のワインは、スッドチロル・アイザックターレル・フェルトリナー2008年、生産者はクエンホフです。アルト・アディジェ州にて、シルヴァーナー、リースリング、ゲヴェルツトラミナー、フェルトリナーの単一品種ワインを生産しております。特にリースリング(ワイン名はカイトン)とゲヴェルツは生産量が少ないため入手困難となっています。見かけたら即買いをお勧めします。このフェルトリナーですが、イタリアワインでは珍しいオーストリー原産の品種です。元オーストリー領であった南チロル地方ならではの品種ですね。実は、りりたも飲むのは初めてです。さて、感想です。グレー掛かったストロー色。グラスからは、グレープフルーツや熟した杏、ちょっと桃のニュアンス。口に含むと、琵琶、ドライフラワーにデイル、白胡椒を感じます。柔らかいながらも豊かな柑橘系の酸は、果実味と二重螺旋のごとく互いがうまく依存・支えあっている感じがします。オレンジやレモンの皮のような円やかな苦味も秀逸です。今までフェルトリナーを飲んでいなかったのを残念に感じる位、いい出来のワインでした。まぁ何時もこのクラス(4千円前半)を飲む訳にはいかないので、デイリーに近い価格帯のオーストリーワインを探してみようかと思います。
2012.06.17
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本日のワインは、サン・レオナルド1997年、生産者はテヌータ・ディ・サン・レオナルドです。トレンティーノ(トレント自治県)の南端にあり、このサン・レオナルドをフラッグシップとする赤ワインを中心に造っているワイナリーです。セパージュはカベルネ・ソーヴィニョン、フラン、そしてメルロというボルドーブレンドです。さて、感想です。落ち着いたルビー色。光に翳すと全体が茶色がかって見えます。グラスからはクチナシの花、バラ系、そしてピーマンの香り。口に含むと、ライチを中心にプルーンや黒スグリや杏などの果実香。そこにちょっとドライフラワーやコケっぽい熟成香が加わり、それらをカフェラテやミルクチョコの香りが支えています。時間が経つに従って赤胡椒を中心としたスパイス香が強くなってくるのも面白いですね。バランス的には、若干酸が強かったかな、とも思いますが美味しくいただけました。このワイナリーは、伊国内向けの自前のWEBショップを持っており、そこではサン・レオナルドの生産する全ワイン(とグラッパ)が購入可能になっています。特にサン・レオナルドは1996年(90ユーロ)から2006年(50ユーロ)までが1本単位で購入できます。おまけにHPでは各年度のヴィンテージ毎のテクニカル情報や現在の状態、さらにアドバイスまで解説されています。素晴らしい!自分のワインを美味しく飲んで欲しい・・・という生産者の姿勢が現れているHPだと思います。因みに、この97年は80ユーロ、It is still a youngster to be drunk in 5 or 6 years.(笑)でした・・・。
2012.06.09
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本日のワインはソーヴィニョン・モック2009年、生産者はカンティーナ・ボルツァーノです。先日紹介したラグレインと同じ生産者です。こちらは、サンタ・マッダレーナの表記(ワイナリーレンジ・グループ)があります。というか、グリエスとサンタ・マッダレーナで赤白合わせて30種類以上のワインを輩出していますが、ソービニョンはこのワインのみとなっています。さて、感想です。グレー掛かった明るめのストロー色。グラスからは、白い花、果実でいうとビワにライチの香りが漂ってきます。口に含むと、レモネードの柔らかな甘み、ハチミツ、パイナップルなど。それなりにミネラリーで、複雑さと、あと北のワインとは思えない程の大らかさを感じます。食事との相性がとても良さげなワインで、中でもトマトのガスパッチョや冷製のフェデリーニとは抜群ではないでしょうか。
2011.08.16
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本日のワインは、グリエス・ラグレイン2009年、生産者はカンティーナ・ボルツァーノ。アルト・アディジェ州の協同組合である、グリエスとサンタ・マッダレーナが合併して出来たワイナリーです。このワインのエチケッタには、「グリエス」とのみ表記、サンタ・マッダレーナの表記はありません。非常に多いラインナップの中でもクラッシック・レンジと称されるベースラインのワインがこちらになります。さて、感想です。赤み掛かった紫色。グラスからは、すみれの花、インク、バニラ、そして梅ガムの香りがします。口に含むと、ワイルド・ブルーベリー、ラズベリーなどの赤の果実系。他にインク、ペパーミント、そしてミネラル。タンニンは軽めながら密度や十分、これが果実な余韻を長めに保っおりいい感じです。そして、複雑さはないけれど、おちついた「旨み」を持っています。購入価格は2,000円弱。千円後半ではまずまずなコスパなのですが、二千円を超えるとちょっちキツイかな。
2011.08.11
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本日のワインは、アイザックターレル・シルヴァーナ2008年です。生産者はクエンホフ、ワイン名そのままのシルヴァーナ100%で造られています。今年からスクリューキャップになりました。より良い熟成のため、とのことです。さて、感想です。薄く緑がかった淡いストロー色。レモンスカッシュ、グレープフルーツの砂糖漬けの果実味でとてもピュア。強いミネラルも例年と同じですが、2006年の南国のニュアンスはあまり感じられませんでした。オレンジピールのような爽やかな酸が素晴らしく、するするっと飲めてしまいます。というか、美味しくて、でも直ぐに飲んでしまって勿体ない感あり。やはり3千円台をキープして欲しかった。もう一本あるので、そっちは熟成させてみようかな。2006年はコチラ2007年はコチラ
2010.06.06
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本日のワインは、ブリュットNV、生産者はハーデルブルグで、セパージュはシャルドネ90%・ピノネロ10%です。このスプマンテの産まれたアルト・アディジェ地方は、別名ズュート(南)ティロール(チロル)と呼ばれています。チロル地方はアルプス山脈の東側の地域でオーストリーとイタリアにまたがっており、南はこのアルト・アディジェ、それ以外はオーストリーの領土となります。よって、ドイツ語圏の影響を多大に受けている地域なんですね。さて、感想です。輝きのある淡い蜂蜜色。コルクの天井への当たり具合(笑)から、かなりガス圧は高そう。泡の小ささはイタリアではトップクラスの印象。グラスからはイースト香と柑橘の香り。最初は酢橘や青リンゴが爽やかに香り、ドライさが際立っていましたが、時間が経つ毎に金柑や文旦、そして蜂蜜レモンの甘さ、粘りや厚みが出てきました。そうなると、このガス圧の高さや夏みかんのような酸味が活きてくると思います。3500円弱、納得の価格です。
2010.05.01
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本日のワインは、コンポジション・レイフ2007年、生産者はジョセフス・マイヤーです。セパージュはカベルネ・ソーヴィニョン80%、ラグレイン20%です。ワイン名を直訳すると「熟した構成」となりますが、飲んでみてなんとなくその理由が分かりました。ラグレインをパッシートした「ラマレイン」が有名な生産者ですが、いいワイン造っています。(高いけど・・・)さて、感想です。色合いは、若々しい紅紫色。グラスからの香りはまったりとした芳香木系、くちなしのような白い花。これだけで、けっこうな濃度の予感。口に含むと煮詰めたブルーベリーやざくろ、インク、白胡椒を中心としたスパイス、そしてミルクチョコレート。味わいとして、まず感じるのが甘み。果実だけでなくタンニンもまた甘く感じられ、日照時間の少なそうなアルトアディジェとは思えない凝縮感があります。これをしっかりとしたな酸と柔らかな苦味が包み込み、心地のよいフィニッシュ、適度な余韻へと私を導いてくれました。今年(おそらく)最後のワインにふさわしい、素晴らしいワインでした。2日目追記。濃厚なカシスと干しプルーン、そしてライチのニュアンス。濃厚さは、さらに増してきてました。
2009.12.29
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本日のワインはリースリング2007、生産者はファルケンシュタイン。アルト・アディジェ州で造られるリースリング100%のワインです。3,000円以上するワインでスクリューキャップは初めて。コルクの使用については諸説はあると思いますが、まぁこのタイミングで飲むワインにはあまり関係がないと思います。開けやすくていいのでは。さて、感想です。色合いはライトイエロー。グラスに注ぐと、マスカットで造ったパッシートのような香り。他に蜂蜜レモン、すだち、フレッシュなタラゴンのようなハーブ香、ピンクペッパーなスパイスも。ドライでいて甘みも感じるし酸も非常にキレイ、フィニッシュに感じるレモンピールのような苦味もチャーミングで素直に美味しいと感じられるワインです。価格的に3,000円+αはぎりぎりかな。出来れば切って欲しかった。(トレ・ビッキエーリですけど)
2009.06.14
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本日のワインは、ロスマン・ピノネロ・リゼルヴァ2005、生産者はヴィティコルトーリ・アルトアディジェです。セパージュはそのまま、ピノ・ネロ(ノアール)100%です。輸入元であるアルトロリベッロさんのHPによると「白ワインの聖地、アルトアディジェを代表する6つの組合(カンティーナ・ソチャーレ)が、共同出資して設立したワイナリー」だそうで、メンバーを見る限り単独で輸入もされている有名所も多いです。さて、感想です。暗めの色調だけれど澄んだガーネット色。香りは野いちごなどの赤い果実、特にアセロラ。ドライフラワー、わずかにミネラル、そしてフィニッシュにキレイな苦味を感じます。タンニンはしっかりめ、酸もくっきりあるのでかなりガチっとしたワインと思いきや、その後ど~んと押し寄せてくる果実味は、まったりしてて、そして凝縮された甘みたっぷりで・・・。今までのイタリアのピノネロの中では、かなり主張のはっきりしたワインではないかと思います。
2009.01.25
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本日のワインは、フライシンガー2007、生産者はケラーライ・トラミンです。セパージュはスキアーヴァ100%です。以前にしのさんのワイン会でスキアーヴァ(混じり含む)は何種類も頂きましたが、このワイン、エチケッタがヌッスバウマータイプなので上位バージョンかなと思い購入してみました。因みにトラミンは赤だけで16種類ものラインナップ!甘口まで含めると32種類ものワインを生産しています。さて、感想です。色調はダーク・ロゼって感じでしょうか。香りはフランボワーズやフレッシュなアセロラ。酸はオレンジなどの柑橘系のもので、タンニンはあまり強くありません。スキアーヴァ100%のラーゴ・ディ・カルダーロ(同社)と同様で、複雑味は感じられませんでしたが、全体的にピュアで印象のよいワインでした。これで2000円以下なら文句なかったのですが・・・。とはいえ同じ価格を出すなら大抵のボジョレーより美味しいと思います。
2009.01.10
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本日のワインは、メルロ・ディ・サン・レオナルド2000年。生産者は名の通りサン・レオナルド、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の貴族のワインです。誰が呼んだか「北のサッシカイア」と呼ばれるカベルネ主体の「サン・レオナルド」ではなく、メルロ主体の「ヴィッラ・グレスティ」のセカンド的な扱い?と思われます。メルロ100%。さて、感想です。北のワインらしく濃厚系ではありません。香りは、白い花、甘草、ハーブや漢方、きのこ、クリーム等。タンニンは柔らかく丸まっており、メルロにしては若干酸が強め。しかし総体的には、柔らかくエレガントにまとまっているワインといえます。グルタミン系の旨みもあります。調べてみたら、WSは88点でした。トリュフ入り卵パスタにあわせましたが、相性はばっちりでした。パスタの写真は「南森ぱとろ~る」まで。
2008.11.08
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