心豊かに過ごす

心豊かに過ごす

2022.04.15
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カテゴリ: お薦め本
「紫陽花と水仙、それに八つ手にも恐ろしい毒があるのよ」
と、主人公の澪が妹分のふきに教える(みおつくし料理帖 10 残月)。
つい先日、保育園か何かの調理に人からもらって植えておいた水仙をニラと間違えて調理して食中毒を起こしたニュースがあった。
水仙は冬~早春に花が咲くはず、きれいな花なのにそれに気づかなかったのだろうか?
以前、東京の料理店で紫陽花の葉を彩りに使って食中毒起こしたニュースもあった。

「みおつくし料理帖」江戸時代の女料理人の物語を最近は夢中で読んでいる。
鶏肉や豚肉や牛肉も今のような豊富な野菜もない時代に、旬の素材を生かして作る澪の料理。
読んでいるだけでもいかにも美味しそうでまねて作りたくなる。


今週から始まったNHKの朝ドラ「ちむどんどん」で、昨日(4月14日)の放送の中で、
父親が子供たちに「いただきます」の意味を教える場面があった。
自宅で飼育していた(エサは子供たちがやっていた)ブタをお客様を迎える料理に使った食卓を前に、
「人は生きているものを食べて生きて行くのだから、『命をいただきます』の意味を込めて言う」
はっきりは忘れたけれど、そんな風に教えてみんなで「いただきます」と言っていた。
食事の前に「いただきます」食べた後は「ご馳走さま」の挨拶の意味も伝えるのは親の役割。
紫陽花も水仙も他の毒がある生物かどうかは親や師から子や弟子に伝えていく知恵、
学校の教育でなく生活の中の知恵は知識はやはり人生の先輩として子へと伝えなくてはいけないものと思う。
「ご馳走様」は野菜や食材を育てる人、売る人、料理を作る人など沢山の人が走り回ってできた食事で満足できたことを感謝する言葉。
クール
「みおつくし料理帖」では素材をいかに美味しく食べるかも当然書かれていて、食べ物の薬用効果も伝えている嬉しい作品なのです。料理に携わるプロなら是非読んで欲しいと思う。


花散らしの雨 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫) [ 高田郁 ] ​​
天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫) [ 高田郁 ]





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Last updated  2022.04.17 08:43:01
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ron-pearl@ Re[1]:「あなたは一生働きますよ」(09/07) yamagasukiさんへ コメントありがとうござ…
yamagasuki @ Re:「あなたは一生働きますよ」(09/07) こんばんは ron-pearlさんも脊柱管狭窄症…
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